七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

夏休みのテーマ その4



お手伝いの主導権を獲得した私は、早速翌朝から項目に名前シートを

貼り出し、お達しを言い渡しました。


「今日からお母さんが、3人のお手伝いする事を決めます。


毎日誰が何をできるか、よう考えて貼ってあるから文句はなしや。


さぼったり、忘れたりしたら、次の日はお手伝いが2倍に増えます。


思い出してや。


これは、夏休みの間、家族が気ぃよう暮らせるように

あんたらが考えたお手伝いや。


お皿洗いのお皿もみんなが使ったものや。

トイレもお風呂も、みんな使うやろ。


ええ加減なことしたら、自分も気分悪いことになるんやで。

汚れが残ってるお皿やトイレを使うのはいらんやろ。


せやから、しっかりきれいにして下さい。


お母さんも夏休みあんまりないけど、

君たちが手伝ってくれるので、がんばって働きます。


夏休みが終わった時、家族みんながよかったなぁ、楽しかったなぁと

言えるようにしましょう。」


私から、敬語を使ってこう言われると、子供たちは、

言われた通りにやるしかありません。


母が言ったことに、変更がないのはわかっていますから。


もう昨日までのように、子供主体ではいかないことがわかったと

思います。


勘のいい太吉が言いました。


「これって、夏休みに”働かざるもの食うべからず” ってことやな。


 お母さん。」



ギクッ・・・。


<つづく>

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