七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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"コマなし自転車への道” その4



後ろの荷台を持って、倒れないように支えては

一緒に途中まで走り、スピードが少しついたところで

手を離す、と言うやり方で補助をしていました。


でも、それって変に中腰の体勢でしんどいんですよね~。


それで、疲れて早めに荷台から手を離すと、

二輪に慣れていない子どもはバランスを失って倒れる・・。


こういう失敗を繰り返していたのです。


でも、仁吉がなかなか乗れないので、

自分は子どもの時、どうやって自転車に乗れるようになったか

記憶を探ってみました。


すると、私は、親や友達に後ろを持ってもらって

練習したことなんてなかったことを思い出しました。


親が子どもの自転車の荷台を持って練習するのって、

よくテレビやドラマの感動的な場面として出てきますよね。


どうやら私は、自分がしてもらっていなかったので、

我が子にはそういうことをしてあげたいという気持ちが

あったかのもしれません。


でも、本当に自転車に乗るためには、

まず、バランスをとって、まっすぐに車体を保てるようになる事。


これができてから、ペダルに足を乗せるタイミングを計ればいいのです。



私が自転車に乗れるようになったのは、小学2年の時でした。


当時、自転車をもらったものの、もちろん一人では乗れません。


ペダルに足をかけようとして、片足を上げるとバランスを失うので

その場でふらつくばかり。


一向に前に進めません。


仕方がないので、自転車にまたがったまま歩くという形で

前に進みました。


でも、その“またがったまま歩き”でも、子どもにしたら

普通に歩くよりは車輪の回転で楽に早く進めます。


そこで、私は自転車に“またがったまま歩き”で、

1キロ以上先の友達のうちを目指したのです。


そして、ひたすら“またがったまま歩き”をしていると

だんだん自転車に慣れてきて、“またがったまま歩き”が

“またがったまま走り”に変わってきました。


自転車にスピードがついてきて、足が地面につく間隔が

空いてきたのです。


ちょうど緩い坂道で、自転車に乗って両足を離して走る

あの感覚です。


そのタイミングの時に、ペダルに足を乗せてこぐと、

ヤッホー!乗れちゃいました~!!


ここまで思い出したら、後は簡単!


同じことを仁吉にさせればいいんです!

<つづく>

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