七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

幼稚園時代はどうでしょう 長男編



これから、新しくスタートを切った子供たちは、それぞれの環境に戸惑いながらも、少しずつ慣れて成長していくのでしょう。

今は、小学生と中学生になったおぎ家の3兄弟ですが、入園時代を振り返ったので、幼稚園時代のこともお話してみようと思います。


やっぱり順番で、長男 太吉からいってみましょう

入園してから1ヶ月は、バス登園時に泣いていた太吉ですが、幼稚園の先生に聞いた話では、バスに乗って、親の姿が見えなくなったら、泣き止んで、幼稚園では普通に過ごしていたそうです。

実際、幼稚園は行ったら行ったで、結構楽しかったのでしょう。

だって、確かに、行くときは泣くけど、帰って来る時は、笑顔で元気にバスから降りてくるのですから。

おそらく、泣けば、私がかわいそうに思って、家に戻してくれるかもしれないという、微かな望みを抱いていたのと、あきらめ半分の悲しさがあったのではないかと思います。

それほど、太吉は“おうちが一番”好きな子でした。

それは、私が太吉が快適に楽しく過ごせるように、とても配慮して暮らしていた事が大きな原因だと言えるでしょう。

今思い返せば、やり過ぎだったと反省しています。

幼稚園に入るまでの生活が楽しければ、楽しいほど、どんなところかもわからない新しい環境に飛び込むのは、不安と戸惑いが大きいと思います。

太吉にしてみれば、おうちと幼稚園を比べてみれば、断然おうちがよいと言う思いが強かったのでしょう。

それでも、泣かずにバスに乗れるようになり、だんだん楽しく通えるようになってきたのは、お友達と遊ぶのが大好きだったからだと思います。

この頃、私たちは、3棟もある社宅に住んでいて、太吉は1才過ぎて歩けるようになってからは、社宅内の公園に行っても、おうちにいても友達には不自由しませんでした。

自分ちのベランダから「お~い、だれか、あ・そ・ぼ・~!」と叫べば、誰かが返事してきてくれるというぐらい、同い年の子からその兄弟まで、いろんな年の子供と縦割りで遊ぶことができました。

そのおかげで、太吉は兄弟の良さも認識し、2歳になってすぐに、

「ぼくも、○○ちゃんみたいに兄弟がほしい」

と、私にお願いしたほどです。

親と遊ぶのと、子供同士で遊ぶのは楽しさも、面白さも全然違うものだと思います。

その大切な楽しさをたくさん経験させてくれた、社宅のお友達がいたからこそ、過保護に育ててしまった太吉でしたが、なんとか幼稚園に行けたのだと思います。

でも、壁はすぐにやってきました。

幼稚園は基本的に縦割りではなく、同じ年のクラスで過ごします。

いろんな子供がいます。

太吉のアンテナに、いや~な事が次々にひっかってくるのでした。

<つづく>

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: