七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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兄弟の中で、誰が一番好き? その3



「三人兄弟の中で、誰が一番好き?」

と聞き出した時も、仁吉に言っていたのと同じように、

「三吉が、一番好きやで。でもそれをみんなに言うたらきっと悲しむでぇ。せやから、内緒にしとこな!」

と、言っていました。

ところが、それをお父さんが、聞きつけて、

「また、そんないい加減な事言って。

今度こそ、他の子にわかったらよくないやろ。」

と、怒られてしまいました。

確かに、育児の本などにも、そういう質問は、「みんな同じように大好きよ。」と答えるのが、模範回答として書かれています。

でも、私は、そう聞いてくる子供の顔を見ると、「あんたが一番」と、言ってやりたくなるのです。

私が、なかなか改めないので、ある時お父さんは、遊びに来たお義母さんに、その事を愚痴り、たまたま話す機会のあった、七田式の教室の先生にも話してしまいました。

きっと子煩悩で、真面目ななお父さんにしてみれば、3人とも分けへだてなくかわいいものですから、その時の感情で言っている私の“えこひいき”が、もし、この先ばれて、子供たちを傷つける事になりはしないかと、心配でたまらなかったのだと思います。

おかげで、私は、七田式の教室の親分先生から、

「お父さんの心配はもっともです。

早いうちに、子供たちみんなの前で、誰が一番好きかは決められない。

みんな同じように好きだと、宣言しましょうね。

そうすれば、もうみんなそれぞれに聞いてくることも、なくなるでしょう。」

と、お説教されてしまいました。

当時、父さんの言うことは、のらりくらりとかわせても、さすがに、先生の親分の言うことには、逆らえません。

私は、仕方なく、夕食の時に、子供たちに向かって、「平等宣言」をいたしました。

「今まで、みんなお母さんに、3人の中で誰が一番好きか、聞いてきたけど、お母さんはみんな同じように好きだから、誰が一番かは決められません。

だから、もうそれは聞かないでね・・・。」

お父さんは、これでひとまず、安心したようでした。

<つづく>

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