七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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3兄弟の恋 長男編 その9


私は、みぃちゃんのお母さんの願い通り、

太吉に電話で聞いたいきさつと、

みぃちゃんの本当の気持ちを伝えました。


きっと、みぃちゃんもお母さんも辛かったでしょうから・・・。


太吉は、みぃちゃんに嫌われたのではなかったと

わかったわけですが、あまり嬉しそうではありませんでした。


「わかったけど、今更言われても、もうボクには何もできへんよな・・」


本当の気持ちがわかったところで、1週間後に去って行く彼女に

太吉はかける言葉が見つからなかったようです。


こうして、太吉とみぃちゃんの恋は、みぃちゃんの引っ越しで

終わりました。



それから小学校を卒業するまで、

さすがに太吉の口から好きな女の子の話題はありませんでしたが、

中学になると、また「好きな子できた~」が始まりました。


まぁ、健全な男の子の証拠ですね。


今は、同じクラスの女の子に振り向いてもらおうと、

毎朝弟たちにブーブー言われながらも、洗面所を占拠し、

髪のセットにやたら時間をかけています(笑)


ところで、みぃちゃんの話にはちょっとおまけがあるのです。


太吉が中2になったばかりの頃でした。


太吉宛に差出人不明の手紙が届いたのです。


明らかに女の子からのかわいい封筒で。


そう、東京に引っ越したみぃちゃんからでした!


内容は、どうやら「まだ、私のことが好きやったら文通して!」

と言うことだったようです。


私は、「へ~、みぃちゃん、まだ太吉の事が好きやったんや~。

   よかったなぁ~」

なんて単純に思ったのですが、


太吉は、

「何言うてるの、お母さん!


こっちの友達から、ボクが中学で元気ないって聞いて、

それがボクがまだみぃちゃんの事好きで忘れられへんでいるからやって

思いこんでるからやねん!


もう2年もたってるねんで。


そんなわけないっつ~の!


どうせ、むこうで好きな子とうまくいかへんようになったから

ボクの事思い出しただけや。


明日学校行ったら、その友達に“文通断る”って言うとくし。


返事なんか書かへんからなぁ!」


へ~、そういうことでしたか。


やっぱりあの時、“女心と秋の空”は、

学習したみたいやね・・・。



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