七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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三吉、恐喝未遂事件に遭う その2



三吉が怖い思いをしたのを知った私は、

まずは無事に帰って来たのでよかったと思ったものの、

その後、“犯人”をこのままにしておいては

いけないと思いました。


1つは、彼らが三吉にしたようなことを、

他の子どもを狙って、繰り返すかもしれないこと。


同じように怖い思いをするのはもちろん、やり方がエスカレートすれば、

本当に金銭を盗られたり、怪我をする子がでるかもしれません。


もう1つは、“犯人”たちもまだ子ども。

こんなことを面白がって繰り返していては、

彼ら自身もろくなことになりません。


早く捕まって、反省、更正する機会を持つことが必要です。


そこで、今ならまだ現場付近にいるかもしれないと思い、

私は、彼らの顔を見ている三吉を連れて、車で出かけました。


しかし、三吉が襲われた所から、彼らが行ってしまったあたりを

一回りしてみましたが、もう何処にも見当たりませんでした。


仕方なく自宅に戻って、私は110番をして、警察に事情を話しました。


すると、電話で話している最中に、もうパトカーが我が家に到着。


え~っ?!

わずか5分ほどで駆けつけてきたのです。


まさかこんなに早く、しかも家にパトカーが来るとは思わなかったので

さすがにびっくりしてしまいました。


通りすがりのご近所の方も驚かれていましたし、

ちょうど帰宅した長男 太吉も目が点・・・。


家の前で、事情を説明すると、まずは現場に行きましょうと言われ、

三吉と私は生まれて初めてパトカーに乗りました!


ひゃぁ~!

現場周辺には、すでに警察のバイクやパトカーが数台出て、

“犯人”を探し回っていましたが、やはり見つけることはできませんでした。


そこで、私と三吉は被害届けを作成するため、近くの交番に連れて行かれました。


詳しく事情を話している中で、私が通報前に現場に行って、“犯人”探しをしたことが

ばれてしましました。


おまわりさんたちから「お母さん、強いね~」と、

あきれられるやら、ほめられるやら・・・。


でも、警察も三吉を見て、

「こんな小さい子に、そんな怖い思いをさせるのは悪質だ!」と

おっしゃって下さり、「恐喝未遂」として被害届けを出すことになりました。


結局、手続きが終わって、またまたパトカーで自宅まで送っていただいた時は、

午後6時近くになっていました。


私も、三吉もヘトヘトになりましたが、悪い事をしたら警察沙汰になること、

理不尽な目に遭っても、ちゃんと訴えれば、社会が身を守ってくれるために

動いてくれることを学んでくれたかな、と思います。


さて、その後“犯人”どうなったでしょうか?!

<つづく>



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