七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

けんかしながら育った今は その1



そして、その度ごとに、

<おぎ家のけんかのルール>  

1,首から上は攻撃しない。

2,お腹はグーでなぐらない。

3,つばをかけない。

4,小さい子には加減する。

5,弱いものいじめはしない。


この5箇条を、頭と体で覚えた結果、どうなったのでしょうか。

振り返って、考えてみました。


すると、3人とも性格はそれぞれ違いますが、よかったなと思う共通点が三つ、ありました。



一つめは、お友達と、いわゆる、蹴ったり、叩いたりするけんかでは、相手に手を出したことがない、ということです。


もちろん、口げんかをして、「もう、あいつとは、絶交や!」と、数日怒っていたり、

「○○ちゃんが、叩いてくるから、もう遊ぶのやめた。」と、ブスッとして、帰ってきたり、

そうかと思うと、幼稚園で盛んに、レンジャーごっこや戦いごっこをしたりと、

元気に男の子とやりあっているのですが、

3人とも、過去に、けんかして勝ったとか、相手を泣かしたとかいうことが、一度もありません。

そういえば、聞こえがいいかもしれませんが、反対に言うと、負けてばかりで、勝った試しがないのです。


あれほど家の中で、プロレスまがいの遊びをして、けんかのやり方も、加減も知っているはずなのに、なんでこんなに弱いのか?

それぞれが、ルール無用のお友達にやられたと言う報告を聞く度に、私は、不思議で仕方ありませんでした。


それで、子供たちに、何度か尋ねてみたことがあります。

3人とも、言い方は違いましたが、要するに、


「加減のきかへん友達と、けんかするのは、何してくるか、わからんから、こわい。」

と言うことでした。

おそらく、うちのルールが通用しないお友達とでは、身に危険を感じて、へたにやり返しできなかったり、しない方がいいと考えたのだと、思います。


おかげで、ついこの間起こった、三男の事件のようなこともありましたが、

3人とも、幼い時から、けんかをして、お友達を傷つけたり、傷つけられたりということが、一切なかったのです。



これは、実はけんかっ早い、勝ち気な私としては、予想していなかった展開だったのです。

でも、よく考えてみれば、子供たちは、決して暴力で解決しようとしない子に育ってくれていたのだと、気がつきました。


それを裏づける言葉を、幼稚園のころから、よく長男が、言っていました。


「あんな、お友達とけんかして、やられて、やり返して、またやられたら、やり返してしてたらな、どっちかがやめへんと、終わらへんやろ。

せやから、僕は、やられてもやり返しせぇへんねん。」


こんな子らが、おってもいいやんなぁ、と今は思っています。

次は二つめをお話ししましょう。

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