七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

けんかしながら育った今は その2



3人とも、小さい子どもに、優しく接することができるようになっていたことです。


これは、もちろん、子供たちが、けんかのルールを体得しただけでなく、たてわりで遊ぶことの多い環境だったりと、いろんな事を、経験として形成していったものだと、思います。


正直、兄弟の間では、三男は、一番下だから、優しくされたり、大目に見たりされてもいいように思うのですが、

兄たちと同じように、何でもできるのが当たり前のように扱われ、かわいそうに、

できないと、ぼろかすに言われていました。

まぁ、今も、それは続いています。

私から見ても、身内には厳しいなぁ、と、ちょっとかわいそうに思うこともあるほどなのですが、

よその子となると、例えば、三男と同じ年でも、兄たちは、とても優しい扱いに変わるのです。

それでも、お世話大好きの三男は、自分が厳しくされているにもかかわらず、

いや、されているからこそなのか、

とにかく、小さい子が大好きで、かわいがります。

前に、近所の方が、お孫さんを、ベビーカーに乗せて散歩されていた時のこと。

まだ、3才だった三男が、ベビーカーをのぞき込んで、

「赤ちゃん、かわいいなぁ~。

お母さん、あれ飼いたい~!」

と言って、周りが大笑いしたことがありました。


それほど小さい子好きですから、自分の友達だけでなく、その弟や妹にも、とても優しく、一緒に仲間に入れて、遊びます。


例えば、我が家では、3兄弟が、それぞれ自分の友達を、家に連れて来ますから、

学年の違う子供が10人以上家にいる、なんてことがよくあります。

しかも、男の子が多いですから、ゲームをしたいとみんなが言ったりします。

うちには、テレビが1台しかなく、ゲームも最大4人までしかできません。

でも、そういうときでも、

「弱いものいじめはしない」

が、決まりですから、たいてい、もめる事はなく、大きい子も小さい子も、ゲームをする子と、ギャラリーになる子とを、順番交代でやっています。

うちに来たらそれが、ルールですから、守れない子は、遊びに来ることができないことになっています。

本当にできない子は、すぐ来なくなります。

そうしているうちに、小さい子に優しくするのが、うちでは当たり前ですから、

手をつないであげたり、抱っこしてやったり、せっせと構ってあげるので、

小さい子が、当然なついてきます。

おそらく、3兄弟は、それが楽しかったからやっていただけなのだと、思います。

残念ながら、3人とも、年上の子や、力の強い子に楯突くような負けん気は、持ち合わせていませんが、小さい子を慈しむ心は、育ってくれたと、喜んでいます。

そのおかげで、3つめのよかったもつながっていくのです。

<つづく>

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