なないろの空~南欧風の家づくり~

帝王切開、心の傷・・・



最近、
ひまわりちゃんがとてもかわいい。
いやんいやんをしたり、
ばいばいをしたり、
こちらの言っていることを理解して、
なにか動作をしてくれるのは、とても嬉しい。

眠くなったときや、
甘えん坊をしたいときに、
胸に顔をうずめてきたり、
ただ抱きしめられるだけでなく、
自分の手に力を入れて、抱きついてくる仕草は、
もう、やばいくらいに、かわいい。

咲は実は、ひまわりちゃんが生まれた日、
本当にかわいいと思えるのかなぁと思った。
ひまわりちゃんは帝王切開で生まれ、
咲は、陣痛を体験しなかった。
予定日を過ぎても生まれてこないので、
骨盤のレントゲンを撮ったところ、
ひまわりちゃんの頭が大きく、咲の骨盤もせまく、
もしかしたら、自然分娩できるかもしれないけれど、ギリギリとのことだった。
それで帝王切開になったんだけど。

生まれたひまわりちゃんを見ても、
かわいいと思うだけで、予想していたような感情がわいてこなかった。
生んだらすぐ、母親の感情が生まれてくると思ってたから。

想像していた陣痛などのプロセスをたどらずに、
いつのまにか、母親になっていた。
(いや、手術中の意識はあったから、実際はいつのまにかじゃないんだけど、
イメージとしては、そんな感じだった)

翌日、病室に連れて来てもらったひまわりちゃん、
かわいいんだけど、
なんだか、ドラマで見るような、
「私がママなのよ。ママになったのよーーー」
みたいな実感がわかなかった。

これは、帝王切開のせいで、
陣痛を体験しなかったからだ・・・と、
ずっと、心のどこかでひっかかってきたんだけど。
心に傷を負ってしまったと思ってたんだけど。

ちがった!!!


私が鈍かっただけだよ。
個人差があると思うんだけど、
子供が生まれたとたんに母親になれちゃう人、
私のように、ゆっくりゆっくり、時間をかけて、
母親になっていく人といるんだよ。
なのに、帝王切開のせいにしたりして。

帝王切開って、陣痛がなくて楽よねーなんて偏見がある世の中の中で、
自分で、偏見を持ってどうするんだーーー???
自然分娩は、本当に大変で、痛そうだし、感動的だと思う。
でも、咲だって、
麻酔をかけられる不安、お腹を切られる恐怖、
その他のなんとも言えない感情と闘った末に、
帝王切開でひまわりちゃんを生んだんだ。
それは楽なものじゃなかった。
子供を生むのに、楽なんてないよね。

そして、帝王切開は、スムーズに赤ちゃんがでてくるほど、
大きくお腹を切らない。
と言うのは、自然分娩の子は、産道を通る苦しみの中で、
少しずつ、ストレスを受けて、
気持ちのいいママのお腹から出る準備をするんだけど、
帝王切開の子は、準備も何もなく、
気持ちいい場所から、いきなりお腹の外へ出される。
それはよくないらしく、
あえて、小さめにお腹を切って、
無理矢理ひっぱり出すようにすることで、ストレスをかけるらしい。
麻酔をしていても、そのひっぱりだされる感覚というものはわかり、
本当に気持ちの悪いものだった。
それをちゃんと乗り越えて、ひまわりちゃんを生んだんだもの。
心に傷を負う必要なんてない。

それが最近になって、やっとわかったんだ。
ひまわりちゃんが成長してくれて、
心からかわいいと思え始めたおかげで。
やっと、帝王切開の呪縛から、解き放たれた。
いつか、ひまわりちゃんにお腹の傷を見せて、
ひまわりちゃんが生まれた日のことを話してあげたい。
その時、感動的な話になるように、
もうちょっと、お腹をへこませとかないと・・・絵にならないよなぁ。(笑)

ひまわりちゃんが少しずつ、成長していく。
それと共に、咲も母親として成長させてもらってます。
ひまわりちゃん、ありがとう。

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