Laub🍃

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2011.06.29
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カテゴリ: ●少年漫画
 人間が一










 怪談を作るのは、結局の所人間。

 仕掛けで、噂で、遺言で、罪悪感で。

 主体がなければ面白くない。

 未完成だからこそ通じる怪談があるのは、それを完成させようとする者たちの執念が恐ろしいものとなっているから。



まず彼は「語」って、その主体のための物語をつくる。

 物語の玉座に座る主人公とその舞台に、恐怖という最高の花束を。








 個人的に一番読んでいて楽しかったのが、最後のとましまかなこさんです。

 一番怪談から縁遠そうな子が怪談の材料にされる。全く関係ないものたちが繋ぎ合わされ一つの怪談となる。四ツ谷先輩の怖ろしさは、コナンに出てくる「霧天狗の仕業」など、人外の所業を、仕掛けだけでなく相手の心理状態まで読み込んで為してしまうところにあるのかもしれません。


 人の仕業。
 人の手の仕業。
 人の心の仕業。


 この手のものにある、「自分は信じないけど、お前がそう思うんならそうなんじゃないか」と
仕掛け人ホームズポジションが、ワトソンポジションに対して言うことになる
『ガチ怪奇現象』。


「じゃあ、誰が…?」
「さあなぁ」

的な所はあるのかないのか。個人的には完全に人力でトリックを作っている方に期待をしたいです。





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最終更新日  2016.09.18 20:00:33 コメントを書く
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