Laub🍃

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2011.07.30
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カテゴリ: .1次メモ
…子供に何か「もの」の名前をつけるなかれ。
 どこかの誰かが無謀な願いをかけてつけた名前は毎日その子が嫌いで嫌いで仕方ないひとを苦しめるんだ。毎日比喩として美しいものの象徴として優しいものの象徴として扱われるそれを憎む羽目になる。一つしかない名詞なら、恨まれるのも一人分だけだ。

 ……どうせよいものの名前を付けるのなら、それだけよい子に育てて欲しいものだ。
 それか、連想させる「綺麗なもの」によって補正が効く位のレベルでわるい子度を留めて欲しいものだ。



「 」



 また誰かがそいつの名前を呼ぶ。そいつはその名前にふさわしくないのに。




 私は、己を憎むあまり、あまりに綺麗なそれを愛することができない。





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最終更新日  2017.02.20 01:21:57
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