Laub🍃

Laub🍃

2011.08.23
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カテゴリ: 🌾7種2次裏
※盛大なネタバレ注意
※キャラ崩壊ともとれるかもしれません
※会話文







「なんでのばらちゃんのこと、あの時話さなかったの」
「だって…言えないだろ。お前らに嫌な思いさせるし、……お前、泣いてたし。これ以上傷付けたくなかった、背負わせたくなかった。
 あの時は言わない方がいいと思っていた。……言うべきだったんだろうけど」
「あたし、安居のそういうところ好きだったよ」
「……ありがとうな」
「恋愛的な意味で」

「まあ今はハルとラブラブだけど」
「……ああうん……いやそうじゃなくてだな。恋愛的な意味でとか。きいてない」
「言ったのにな」
「いつ」
「……安居が、のばらちゃんと会う前。マドンナに振られてもあたしが居るじゃんって。でもお前は友達だから、って言われた」
「……」
「最終テストで、卯浪を殺しに行ったんだけど」
「!」
「その時、あいつ「安居が一晩叫びまくってた」って」
「くそ……」
「安居、あの頃から変わったよね」

「…あいつ、一皮剥けて強くなった、って言ってた。赦せなかった。あたしには何か大事なものを捨てたように…諦めたように感じた」
『あいつらは滅びるんだ』
『オレたちだけが生き残るんだ』
「方舟に乗り切らないものは置いていかなくちゃいけなかったからな」
「……そのために生み出されたもんね」

「捨てるものが、守るものが何にもなかったから」
「…」
「そういう意味では、茂が居なくなった後に安居が不安定になったのも、感情のぶつけ所があるとそこに集中しちゃったのも、分からなくはなかった。…でもきっと、止めるべきだったよね」
「お前は自由に飛んでてくれ。……多分止められてたらお前にも当たってた。ハルを殴った時みたいに」
「……あの時は…」
「……」
「……また守るものが出来て、どう思った?」
「…そうだな。小さい内は守り切りたいけど、大きくなったら助けてもらうこともあるだろうなと思う。その時が楽しみだ」
「……うん」
「もう夕暮れだ。そろそろ家に戻った方がいい」
「安居って兄みたいだよね」
「……嵐にも言われた。…………茂にも怒られた」
「必ずしもダメっていうわけじゃないと思うけどね。背伸びが多いなっていうだけ」
「背伸びが必要なのは小瑠璃だろ」
「そういう意味じゃないってば」





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最終更新日  2017.03.10 05:08:38
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