Laub🍃

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2012.02.11
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カテゴリ: ●読
・夜と霧→0205読了。 実感が籠っている、というか実感オンリーと言った方が正しいか。「体験した人にしか分からない」という言葉がわりと出てくるし、実際そうではあるものの、類似した感覚は、進路に悩んだ人とか、日々の気晴らしがうまくいかない人にとっては身近なものである気がする。結論として、筆者は割と「ラッキー」である。そして、「良い人」ではない。「善い人は帰ってこなかった」という文がまさにそれを示していると言える。頻繁に周りの人が死んでいき、それを何とも思わなくなったり、後々までおかしな感覚をひきずってしまうという経験を、収容直後、収容所での生活の中での変化、収容所を出てから、の三段階に分けて記している。

・僕はやっぱり気付かない→昨年3巻まで読了。 鈍感オブザセンチュリーレベルの主人公が、それぞれ異なるタイプの3人+αなヒロインと接していく話…なのだが。 どう見ても世界観が喧嘩している。 魔法使いと電脳戦士と超能力者といえば某涼宮さんの憂鬱を思い出す人もいるかもしれない。というかもしかしたらその形を踏襲しているのかも。あっちの涼宮さんと同じように、「鈍感だからこそ」不思議に囲まれた空間でそれに気づかず「ああ、なんて平凡なんだ」と呟ける主人公の話。だが、文の調子や展開はラノベだけれど、「鈍感」「お約束」というテーマを結構面白く扱っている。しかし、電脳戦士や妖狐娘への下ネタにはちょっと引いた。

・人間の絆→昨年中巻のミルドレッド再来2度目まで、今年に入って意を決して下巻まで読み進める。とにかく胸糞悪い。周りの人は善人2割、普通の人6-7割、地獄に落ちろ1-2割。主人公が自分の外見(主に足)をコンプレックスに思うからか、とにかく周りの人の外見への見方がシビア。そしてイケメンや美女は大体糞という法則。それでも魅せられてしまう主人公。
友達ポジションへの感想:
・ローズ→いい奴だと思ったら無神経。ヘイウォード→すごい奴だと思ったら……
 ローソン→いい奴。グリフィス→いい奴だと思ったら……
人生の先輩ポジション:
・クロンショー→かわいそかわいい。アセルニー→面白かわいい。うざかわいい。神父→うざい。

・初めての人→可哀想。主人公罪悪感。姐さん風の先輩→不憫。主人公罪悪感。ミルドレッド→失せろ。
 ノラ→善い人。最後の判断は間違ってない。主人公落ち着きと罪悪感と諦観。ミルドレッド→失せろ。
 サリー→何この子落ち着く。ノラを子供にしたらこんな感じかもしれない。ミルドレッド→失せろ。

・光の教会→昨年読了。「読書」に記事を書いたと思うので詳しいことは省略。
取り敢えず安藤忠雄イズム凄い。振り回される人々が大変だけどちょっと楽しそう。
コンクリートvsガラス。

・磯崎新の都庁→昨年読了。
夢は叶えるものだけど別にかなわなかった。
でもかなえた人も別に嬉しそうじゃない。
誰が得したんだろうこの結末。






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最終更新日  2015.02.05 17:14:55
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