Laub🍃

Laub🍃

2012.03.02
XML
カテゴリ: ●読
鈴木先生!という本で、彼女を寝取られに近い形で取られてどうしようもなく嘆いている男子に主人公は「それでもお前は馬鹿になってくれ」と言った。
floweroflifeという本で、彼氏に振られた女子Aと、その友人の、←と同時期に彼氏ができた女子Bが疎遠になって、その後Aに新しい彼氏が出来てから仲直りする。その時にA「色々ごめんね」B「ううん、こっちこそ」A「え?何で
?なんのこと?」B「そこで鈍いトコがあんたはいい子なのよ」という会話があった。

鈍い方が接する相手にとって負担になりづらいことは、絶対的にあると思う。
私も、うっかり傷付けてしまったと感じたことについては、後で思い返すたびに「頼むから嫌味であると取らないでいてくれ」と思ったりしたことが何度もある。

気付かない振りをするのもまた優しさなんだと思う。
昔私は「バカでいよう」と思ったことがある。
その当時は鈴木先生!もfloweroflifeも存在すら知らなかったけれど、「サトラレ」という漫画で、真実を知らせることの残酷さ、鈍いことの幸福、知らないふりをする優しさ、それでも伝えたからこそ起きる奇跡…そんな色々な話を読んで、私は鈍い人間になりたいと思った。「サトレズ」になりたいと思った。
「他人にとって接することが重荷にならないバカ」になりたかったからなんだと思う。結局失敗したけど。無神経な人が友人に居た。その子にイラッとした事もあったけれど、その子が「気付かない様子」だったからこそホッとできたこともあった。たぶん私も周囲からある程度そう見られていたんじゃないかと思う。


未だに答えは出ない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.12.16 11:50:58
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: