Laub🍃

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2012.05.16
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カテゴリ: ●新書
・レポートだとやる気が出ないけどレビュー風にするとやる気が出てくる!ふしぎ!


・地球を救うメタルバイオテクノロジー:山下光雄 清 和成

 これどっかで見た!7SEEDSの巨船編だ!
 安居の言ってた金属を食べるバクテリアのような感じ。
 とはいっても、巨大廃棄物を錆で始末するというよりはどちらかというと「極小の悪意」とか「小さなラスボス」とでも呼ばれそうな放射能の金属反応をどうにかするという形に近いみたい。
 ウランを回収(吸着除去)する細菌もあるんだとか。すげーな…動物のお医者さん系の漫画とか細菌ネタ漫画とかでやってくれないかな。テラフォーマーズならぬウラフォーマーズ。違うか。

 レアメタルレアアースを吸着して次に生かすことも考えられているそう。蜜を搾取されまくる蜜蜂のようだ。しかしバクテリアDNAはともかくとして白子って。いやあれもDNA情報の宝庫だけど。

 どうでもいいけどスカンジウムとイットリウムって微妙にR-18っぽい名前してるよね。ごめん。

 微生物以外にも植物を活用する話も出ていたんだけど、微生物と植物を組み合わせることで毒の沼のようなチェルノブイリ土壌攻略を進めているあたりは最強の防具が生まれる様子を見ているようで胸が熱くなるね。


・人工光型植物工場:古在 豊樹

 ユビキタス植物工場VS.環境・食料・資源の3竦み。
 空き倉庫などの利用法として食糧生産@光も考えられているとか。食べてみたい。

 規模としてはナノ型、マイクロ型、ミニ型、スーパーラージ型。
 設置場所としてはマチナカ型、エキチカ型、コンビニ型、スーパーマーケット型があるそうだが後の2つはどうした。まさかコンビニやスーパーの食べ物売ってる棚の横に棚畑があってそこからむしったり引っこ抜いたりして買うのk…んなわけないか。
 しかし新鮮そうだし、日持ちしそう。もし売れ残ったとしても腐らせる心配はない。増えすぎたら安くしてもらえれば野菜がダイエットに効くのは分かってるけど高いから買えないの、仕方ないからからあげ(男)やお菓子(女)を今日も買おう問題が少しは解決するはず。
 形態としてはバーチャル型、リアル型、ゲーム型、ネットワーク型があr…………ん??????
 え?何?育成ゲームなの???(困惑)
 目的としては生産用、家庭用、生涯学習・教育用、レジャー用、SNS用、研究開発用があるそうなのでその中の学習・SNS・研究開発用としてなら先ほどの形態も納得できるんだけど。
 ともあれここまでだとはえ~…と感心するばかりなんだけど、やっぱり人工的な環境からなるストレスに馴染ませるのとか、これを作る設備機器をどれくらい能率よく設けられるかなどといったことが課題の様子。色々な種類が具体的に紹介されていて面白かった。
 光の明るさ(ルーメン)とか生産をどれくらいの広さでどれくらい生産できるのとか、その為に水・熱がどのくらい必要なのかとか言うことも取り上げてるのでそれを読むと改めて「設備」というのは「人工的な自然」のことなんだなと思う。管理社会っぽくてちょっと怖いけど、面白い。
 ハリウッドならそのうち植物が反乱するやつだろうな。

・建築設備の監視制御:建築設備技術者協会
 熱源、防災、防犯など監視、警報についての話。
 機器についての形、機器やシステム同士の繋がり方。
 中央管理室、進入路など、警備員さんのホラー話とガンダムの操縦席を彷彿とする写真に心躍る。
 セキュリティゲートなど創作に使えそうな話もある。
 具体的な建物名称などはほぼ記載なし。

・食と建築土木:後藤治 三村悟 小野吉彦

 稲わら、うどなど食べ物を加工する建物、木造ビニールハウスや階段状ワサビ田の土地特性を活かす知恵など。
 出雲大社の三本柱(笑)や、洗い場など共同作業の場所の話、車社会の問題点と利点など、まじめ一辺倒でない語り方が親しみやすい。
 地名・写真ともに充実しているが、建築というよりは風土・環境建築と例えるのが正しいか。


・日本のアルミニウム産業ーアルミニウム製錬業の興隆と衰退ー:三和 元

 産業だけに三行でまとめると、
 ・食器・装飾品だった電気貴族Al君、銅とフュージョンしジュラルミンになり大活躍、合金として八面六臂の活躍を見せる
 ・日本ではリサイクルで新規Al君が来なくなり、そのあとオイルショックでAl君を受け入れる金がなくなる
 ・かつて生産3位だったのに今では生産ほぼ0、しかし需要は3位。外国との関係悪化したらまた地獄見るかもしれない

 各国のアルミニウムへの扱いが株取引みを表している気がするのは気のせいか。


・建築設備の技術革新ー都市生活を支える仕掛けと仕組みー:尾島俊雄監修

 環境自治コミュニティ・守護”心”。守り神じゃなくて、神様じゃなくて、「誰かが守ってくれる」じゃなくて、「みずからの力で守る」という思いが大事なんだとか。
 で、それを実現する建築設備やライフラインを守ったり、新たに作ったり、効率よくしていくことが目下の課題となっている。ガス供給施設とか、当たり前にあるものを当たり前に保つこと。
 「横浜大戦争」にもあったけど、それが途切れると死ぬような人の居る町では、特にそうしたことに気を使わないといけない。 
 ごみ資源化はそうした時に余剰を減らし、供給に変える効果を持ってる。
 だけど生ごみと言う名のゴミofゴミ、ごみ界のうんこなんかは最大の障害となっている。
 エコシティ計画などがそのためにあるのか…?(うろ覚

 建築設備集成ー医療・福祉ー -デパート・ショッピングセンター-オフィスビルの設備設計ガイド
建築・設備の省エネルギー技術指針、空気調和・衛生設備の環境負荷削減対策マニュアル、森林資源の環境経済史、ビル内情報通信システムの設計と施工、メタルカラー列伝・鉄。


明日はここらへん書きたいな。
メタルカラー列伝なんかはいい大人がハイテンションで金属オタク話しまくってる実録みたいなので特に面白そう。



…「子供は判ってくれない」で言う、貧弱なペーパーナイフを、私は出刃包丁に持ち替えられたかなあ。







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最終更新日  2017.07.29 19:02:54
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