Laub🍃

Laub🍃

2013.10.30
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カテゴリ: ●新書


から。






文中の男性は就職し、若く比較的健康だ。だが貧しい。職の給料が安いのに本人が満足してしまっているためだ。
 身近に頼れる人が居らず、故に高校を中退してしまい、保険や安定した雇用を得られない、これら家族福祉、教育課程、企業福祉からの排除に加え、公的福祉との疎遠。
それら、誰も何もしてくれないという被排除の経験則が彼を自立させ、また誰かの助けを借り向上するということを阻ませている。そして最終的に上を見ないで現状に満足し、自信や希望を自分に抱くことを拒む自分自身からの排除に至ってしまう。
 犬を狭い所に置き、逃げ出そうとする度電流を流すという実験がある。犬は次第に逃げる気力を失い、遂には自分ではそこを逃げ出せないと思い込む。電流を切って引きずり出しても、他者の力で逃げ出せた、自力ではやはり無理だ、と思い動けないままだ。
 断続的な排除から、自力でそこを動けなくなった生物は、本人達にしてみれば「そこで満足するしかない」「不安定でも先細りでも、リスクを侵し新天地に行くよりはまし」なのだ。
 他人に頼らず自立した生き方は自己責任を取っているように思える。ただしそれは未来への責任を持たない、今日限りの責任だ。
 未来への責任を持つ為にはどうしたらいいだろうか。声だけの叱咤激励では足りないだろう。彼の受けている負担、支えが少ないのに負わせられる責任は「自己責任」の枠をこえる。







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最終更新日  2014.08.27 11:21:32 コメントを書く


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