Laub🍃

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2014.04.16
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カテゴリ: ●読
読めば読むほど、チャーリーとフィリップを対比関係におきたくなる・・・。

チャーリー:
恵まれていて、大事に育てられた歩くマイナスイオン発生器
自分が親の大家業を継ぐことに納得しているし、後世に名が残らずともいいと思っている。
画家になりたいと思ったこともあったけれど、諦めた。年上の女性に片想い

フィリップ:
不憫すぎるぼっち(しかもプライド高いのでなかなか歩み寄れない)
育ての親の神父業を継ぐのはぞっとする。芸術家に憧れを持ち、自分もそうなりたいと思う
画家に今なろうとしている。年上の女性といい関係になったけど、その後嫌になる→自然消滅


この二人が出会ったらどうなるのだろう。


フィリップがパリに行くという話を見て

もしかしてフィリップとチャーリーが出会うのでは・・・
幼いチャーリーと出会うのか、それともクリスマスの休暇後のチャーリーと・・・


と思っていましたが別にそんなことはなかったです・・。
そもそも時代自体が違うんですね。

フィリップの時代:
「オダリスクとオランピアが隣?ないないww」
チャーリーの時代:
チャ母「オダリスクとオランピアを見比べてみましょう。この配置は本当にいい配置ね」

インスパイアして出来上がった作品の有名さにもよるのでしょうが、

芸術史っていい感じにえぐくてどろどろしていて人間臭がただよってくるのでいいですね。

≪死後に評価された画家の多くは性格に問題があった≫
という言葉を見て、やっぱり芸術は金と人間関係の軛を逃れられないのだなぁと思いました。





「彼女欲しい」という嘆きは全世界全時代に共通な気がしてきました。






フィリップは草食系男子になった!

ただしフランスの女性へのあこがれは健在のようだ!!





どんだけフランスへのあこがれ強いのさ・・・
日本でいう「俺の彼女ハーフで美人なんだぜ」みたいな感じでしょうか。

フランスの女性はもてるからこそ落としにくいんでしょうねぇ・・
だからこそフランスの男性は(ミス・ウィルキンソンによると)
まっしぐらで手練れっぽいわけなんでしょうねぇ


クラトン ローソン が地味に好きです。


クロンショーさんも好き。
確かこの人はモームが実際に会った人だったような・・。
だから妙に生々しいのでしょうか。。







「(あなたと一緒に居て)楽しいからですよ」

フィリップも言うようになったじゃないですかー・・・!


最近のフィリップは丸いですね。理想が色々崩れたこと、憧れのパリに居て華やかめの暮らしをできていること
色々な人と出会ったことが影響しているんでしょうか。
まあひとり上手ゆえに、ある種の人との関わりが苦手なところは未だ健在のようですが。。。

しかしミス・プライスとはどうなるのでしょうか・・・

ミス・プライス。

あーいるいる、こんな人となるような
お姐さん気質 だけどちょっと一緒に居ると疲れそうな感じ の女性。
2年学校に通っているのに頑張っているのに絵は下手、絵の知識は豊富なものの、押しつけがましかったり
とげっとした時があるため周りからは若干うざがられ、それを本人も知っていてますますとげとげ・・。
フィリップと一緒に居る時、食堂で泣いてしまったのはフィリップが優しくしたからなのかなぁとニヨニヨ。

しかし、周囲の誰とも馴染めず、珍しく優しくしてくれる人に執着し
相手が他の人と楽しげに話しているとちょっと嫉妬してしまうって

まんまこれ、ローズとフィリップを思い出します・・。


どうしてモームの話はぼっちネタが多いのか。

ラノベと哲学書を足して二で割った感じのモームの話が好きです。





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最終更新日  2014.04.16 15:59:57
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