Laub🍃

Laub🍃

2014.07.14
XML
カテゴリ: ●新書



授業とかで使っていたあの読みづらいわかりにくいまわりくどいプリントは何だったのというくらいに。

・訳注を読みたくなる
  基本夏野は訳注読むのが嫌いなタイプです。何か説明あるんなら欄外に書いてくださいよーわざわざ注意文のページなんて見てられませんよーって感じなんですが、この訳注は「読まなくてもいい、でも読むとかなり面白い」といった感じで、そして訳注自体も情報の羅列ではなくきちんと文としてまとめられている印象があります。

・まとめ方がすっきりしている
  フランス語(オサレ文章)+文法にとてつもなく厳格≒読 み づ ら い
  フランスでは国語の教科書に使われているレベル。
 けれどこの本では非常に平易に、かつ元々のニュアンスの面白さを伝えてくれています。


滑らかな文章だとくどくても読んでいてこたえないどころかむしろ読んでいて満足感を覚えます。


ばりばり、そして面白く読むことが出来ています。

訳者さん 本当に大事ですね・・・!




ーーここからデカルトさんーー


・デカルト「この本は私有地に好きな家を建てているようなものです」

だからこれは教えることを目的とはしておらず、故に真似してとは言うつもりはありません
と明記したデカルトが好きです。

他の人に対しては、意見をくれ!とか
討論しようぜ!って感じでしょうか。
別に打ち負かしたいわけでも権威が欲しい訳でもない。






・・・・・・・デカルト盲信者ェ・・・・・・・

まあ、

蓋然的なものとりあえず信じ (byデカルト)たっていいじゃないか!」

「俺らじゃ自力で発見難しいからデカルト先生の言葉が他の人の言葉 より真っぽいから
 それに一旦付き従ったって賛美したっていいじゃないか!」

という言い方もできなくはないですが。

そこで思考停止しないで、つまりは情報集めの一環としてデカルトの言っていることを受け入れつつも



ジョブチェンジするのはいいんだか悪いんだか分かりませんが



・情報を集めるときは沢山の人やものから。
 そして理念や法律を作るときは出来るだけ一人の力で。

整合性ってやっぱり大事ってことでしょうか。デカルトの理系っぽさを微妙に感じます。

・常識ってやっぱり大事にしたほうがいい
 建て増し系のものにもそれはそれで魅力がありますし、そこから自然に作られてきた独自のルール、
常識のようなものは初めから計画を立てて作られたものよりうまくいくこともままあります。
自然は最も効率的なかたちをとるという言葉を以前NHKの理科系番組で聞いた気がするのですが、
ある意味それに近いのではないでしょうか。



ーーーー

まだ読んでいる途中ですが、デカルトさんはやっぱりかなり慎重な人だなと感じました。
突っ込みどころがあっても、それはほぼ全てその後にカバー・説明が付与されています。
いろいろなことを包括的に伝えようとしてもいます。
だからこそくどいんでしょうけど・・・

これを読み終わった後、改めてデカルトを批判する人々の言葉を見たら印象が変わる気がします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.07.14 13:05:47
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: