Laub🍃

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2014.08.01
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カテゴリ: .1次夢




昨日指先に怪我をして、抑え方が下手だったせいでなかなか止まらなかったのですが

そのせいか、悪夢を見ました。






私はロボットを第三者の目で見ている。

そのロボットは透明なビニールのような箱で、「博士」と呼ばれている。
中に水が入っているがそれを抜き出すとぺちゃんこに潰れる。
そこから二本の白と黒の棒が生えていて、長さが違う。白が短く黒が長い。

右手側の白い棒の先端は銀色の「感情を付加したロボット」に繋がっていて
左手側の黒い棒の先端は赤い「新開発したロボット」に繋がっている。

同じ様にビニールのようだけれど、それより少し硬そうな素材でできている。

感情を付加したロボットのほうが、やや最大の大きさが大きい。
二つとも埴輪から腕の先のほうを取った様な形をしているが、新開発したロボットのほうは若干四角い印象がある。

それらは内部の液体や、ガスの移動、駆動によって不思議と気持ち悪くないくらいの速度で蠢いている。




それを見た帰りかどうか分からないが、その後の記憶の中で
私は道案内をしている。青い半透明のトンネルの中の階段を登ってきたところで道が開ける。
左右に広がる灰色の道路は広く、4車線になっている。だがこちら側にも向こう側にも落ち着いた商店街のような場所があり、
私は付き添っている人々のうち、ある女の子に
「ここが貴方のお母さんがよく居た場所だよ」
と語る。

そこは青い、大きな花屋のような店の庭先で、今の季節は大きな、しかし濃すぎない青みがかった日陰ができている。



登校途中の日陰に体育座りでぼーっとしていることが多かった。
そんなあの子の手を引っ張って歩くのが私の数年前の日課だった。

彼女は顔を少し赤く染めはにかむ。


私はそのまま、横断歩道を渡ろうとする。



異変に気付いたのはその時だった。




後ろに回した腕を振り返ると、
私の腕は枯れたいばらの枝のように白く黒く乾ききっていた。

節のないところもごつごつして、奇妙なほどぴんと伸びたそれをもう一本の硬くなりつつある腕で触ると、
ぼろぼろとこぼれてしまった。

道路に私の腕の断片が転がる。

わけがわからなくて、指の感覚があるのに目線の先には指がないということが理解しきれなくて
そうしている間に横断歩道の信号が赤になってしまって私はますます混乱に陥る。



いつのまにか道案内をしていた相手はとっくに向こうのほうへと行ってしまっていて、
近くには母だけが居た。

右腕は短く、左腕は少し長く残っていたがそんな腕では拾いきれず、またせっかく拾ったものもぼろぼろとこぼしてしまう。


私は母に拾うのを手伝ってと頼むけれど母は何故かパニックを起こしておらず、
むしろ何故そんなことで慌てているのだという様子を見せる。

戻るかな、と言うと分かんないよと返される。

私は薄情者と思うけれど、拾うのに必死でとても母に何か言うことができない。

どうにか大きなパーツを拾いきり、横断歩道を渡りきる。
車はクラクションを鳴らすなど、私達をせかす様子はなかったが、私達が渡ったすぐ後に動いている様子を見ると少し苛立っていたのではないかとどきどきする。


拾い切れなかった真っ黒なかけらが車のタイヤに踏み潰されていく。



私はそのまましばらくの記憶がなく、

気が付くと四角い箱になっている。

透明な箱で、中に水が入っているがそれを抜き出すとぺちゃんこに潰れる。
そこから日本の白と黒の棒が生えていて、長さが違って丁度腕のようだ。

右手側の白い棒の先端は「感情を付加したロボット」に繋がっていて
左手側の黒い棒の先端は「新開発したロボット」に繋がっていて、

それらは内部の液体や、ガスの移動、駆動によって人の動くくらいの速度で蠢いている。


私は「博士」と呼ばれており、何故か人格を失ってはいなかった。






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最終更新日  2014.08.02 00:01:09
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