Laub🍃

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2016.07.17
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カテゴリ: 🌾7種
backnumberの「青い春」の
「教えられたものだけじゃいまいち完成しないんだ 計算は合ってるはずなのに」
「型にはめ込まれたって きしんだレールの上だって 負けずに明日へと向かう」

に、レールを引かれ、その上でずっと手を引っ張られ、時に引きずられてきた夏Aを思い出す。
そして、その後の「学んだことは 無駄じゃなかった」を。

教えられたものと、這い蹲る経験が合わさって初めて完成はするのかもしれない。

星野源さんの「恋」のように、清濁併せ呑んだものこそが、「こえてゆく」のかもしれない。

花の「末黒野」もまた、そういった清濁併せ呑んでそれでも生きて伸びてゆくという願いを込めてつけられた名前なのかもしれない。



個人的には、貪欲な精神自体は嫌いじゃない。いやむしろ好き。大好き。

カービィとかオークザディザスターさんとかタイラントとかグラトニーとかグリードさんとか烏野高校の何でも食う感、雑食感。特にその中でも、食われた側の想いも全て取り込む系がな、おぞましいけどとても好きなんだな。そういった意味では犬夜叉の奈落はそんなに好きじゃない(要らないものは吐き出しちゃうので)けど、蟲毒はとても好き。まずいなって言ってた頃の王さんはそんなに好きじゃないけど、コムギと出会って、今まで重んじてこなかったものをも重んじて、食事に代わる取り込みをはじめたメルエムさん、とっても好き。
…上に挙げたものカービィと烏野以外敵キャラなんだけどね……。
手段選ばないのは敵キャラ(+ダークヒーロー?)の特権なのかもしれない。


ということで夏A餓狼かっこいいなという話に無理やり持っていく。





夏Aって餓狼っぽいな、とちょっと思ってる。

何かをずっと捜し歩く旅人。
未来に来るまでは未来を渇望し、
未来に来てからは生きる意味をここに来た意味をその答えを渇望している。

だからこそ、未来に来るまでは親鳥に養われていた、おなかはすかなかった、こっちに来てからもある程度の満腹感は保障されていた花が「面白くない」のかも、と。

安居は「友達」「誰か」を守ることがある意味それなのかなと思ったりする。
安居は昔、未来を目指して一所懸命に頑張ってた頃が一番幸せなのかなとも思ったりする。


あゆは研究職っていう感じがいいよね。桃太にとってはホラーなレベルで知らないことがあるのが許せないタイプ。研究者気質なのかな。未来に来る前に毎朝食材チェックしてたのも、多分「皆の命のため」だけじゃなくて「自分なら防げたはずのことが防げないのが屈辱」っていうのもありそうでそんなあゆが好きです。そしてそんなあゆが今一番(この人は謎だわ)(知りたい)って思ってるのが新巻さん!!!っていうね!!!!

小瑠璃は未来に来て欲が消えたように見える。執着していた相手が居なくなってしまった。元の世界から仲の良かった人たちはみんな変わってしまった。空を飛ぶことで逃避する。そこに来るかもしれないサインを心の奥で待っていた。そのサインに飢えていた。(気象情報・安居と寄宿舎で最後にやりとりしたのも明りのサイン)
だからこそ、「分かりやすく記された「文字」以外」のサインという点で共通なハルに引き寄せられたのかもしれない。

あと
鷭ちゃん→誰かの命を助けられること

虹子→もともと無欲・最小限の荷物を持っていた為に最近出てきた執着に自分でも驚いている
(蟻に襲われてうわあああってなった後に落ち着いて(誰も見てないよね)ってなったのが既に誰かの目を気にしている感じがしてとても可愛かった)
涼→この人が一番よく分からない。ある意味一番「昔は●●はそんなんじゃなかったのにな」って冷静な目で見てはこっそり鬱になってるんじゃないかと思ってるけどそんな彼らを元に戻したいのかっていったらちょっと違うし、「これが俺のテストなんだな」「お前らにはできないだろ 俺にはできるんだぜ」って言ってるくせに直接死神には一度としてなれていない。そういった意味で涼は自分が罪を被ることに対し飢えてるのかなと思う。特に大事な相手が自分を責めたり、周囲に責められたりしているのに直接は助けられないときとかに。

でも、罪を被ろうとしたり誰かの為に罪を犯そうとするほどその相手を傷つけることにもなるっていう…。

……ちなみにそういうところも自称死神要先輩と似てる気もする。


あと涼と安居の互いに「なんでそう暴走するんだ」って思ってる所。
過去と未来では若干ニュアンスが異なっているそれがとても興味深い。
ライバルで、ずっと小さいころから一緒なんだけど飢えている部分が違う、だからこそ背中合わせでも相手を理解しきれないんじゃないか。




花が「夏A怖い」って言ったのは、そういった方向では飢えてないから。飢えて追い詰められた人々の動き、感情の動きをよく分かっていなかったからじゃないかと思う。こっちに来てからも、嵐以外に対しては飢えてない。基本的に。
秋が「なめんな」って言ったのは、その飢えに何かしら共感するところがあったからこそ「こっちだって」と思った。そういう意味では秋と夏Aは似てる。
鷹が「獣ではないのに」と言ったことは、夏Aが半ば獣にならなければ生き残れなかったことに対してどう響くのか。
(反面鷹は獣を愛してもいる)

気になります。

夏Bは逆に「過去における目的」「夢」の実体、「自由ゆえのむずかしさ」「放任主義・甘すぎる環境への落ち着かなさ」についてこっそり飢えていたような所があるのかな?と思う。

(ナツ・まつり・蝉丸は「考えたこともなかった」牡丹さんの半ば
やけくそな志願)(ほたるちゃんとちまきちゃんは未だによくわからない)(嵐もわからん)
(嵐は花以外の対等で文化的な関係を築ける相手……?わからん)

夏Aの他の5人は既に飢えを満たす一番の相手が居るけれど、対称としての夏Bとの触れ合いもまた気になるところ。

・まつりちゃんと小瑠璃・虹子
・ナツの「物語」と、実用書or音楽だった夏A(かぐや姫知らない)
・こっちに来て変わった?百舌とこっちに来て変わった夏A

あと夏Aにとっての「物語」「おわらい」や「芸術」、茜さん・ほたるちゃん・ひばりちゃんの「霊感」ってどういう感触になるのだろうと気になる。
竜宮ではそういったものが飢えを満たす一つの手段だったから。
最終更新日 2017.01.13 06:06:51





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最終更新日  2017.02.02 20:36:49
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