Laub🍃

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2017.10.03
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カテゴリ: ●少女漫画
先日、美醜の大地1巻がどうしても気になって買ってしまいました。
広告で繰り返し繰り返し出てくるし煽り文どっかで見たと思うしで正直うざったかったんですが、読んで思いました。
煽り文と広告、復讐相手の価値観利用してる方もっと強調してほしかったな、と。

復讐相手にもキャラクター性・人物の人生背景を求める場合や、復讐方法にユニークさを求める場合、このお話はまるのではないかと思います。私です。
戦後の引き上げでは誰もがそれぞれの苦労を抱えたという歴史漫画的な側面もよかったです。

主人公の憎しみと、その理由。ずっと耐えてきた時の記憶と、ついに耐えきれなくなった切欠。
変化前・変化後の顔の使いこなしっぷり。
そして復讐相手の人生・価値観と主人公の復讐方法、そして時代背景がかみ合っているのがとても面白かったです。
変身復讐譚にもいろいろバリエーションが出てきているものの、時代背景にここまで興味を持たせてくれるものはなかなかないような気がします。


「キレちまったよ…」状態になるきっかけの会話も、それぞれの個性と人間関係、学生時代の思い出が反映されていてよかったです。
既に居ないキャラに対し「○○が居れば」と思う言いなりお花畑ちゃんの様子なんて特にゾクゾクしました。広告で出てた夢から覚める瞬間とヒャッハーも、普通の性格悪い人への復讐譚ならそこまでじゃないんですが、お花畑ちゃんの人生観と組み合わせると味がある展開になってきます。

そして主人公が狂っているのか狂っていないのかの綱渡りしてる感じが、いい。

カーストちゃん→地位への拘りが強過ぎる→足を引っ張ろうとした所自縄自縛で地位を失う
お花畑ちゃん→自分に都合の悪い事は忘れる→毎日果てなき現実を突きつけられる&ヘヴン状態
特別ちゃん→自分含め特別なら何をしてもいい→何をしても駄目な処へGOTOHELL&HEVEN

でも特別ちゃんは性格悪いし価値観がアレだけど強く地獄で生き抜いてほしい所です。
必死で追いかける様子がバトルものに出てくる復讐キャラみたいで好きです。


さて、今日。
その後再度美醜の大地の広告が出てきたので、あああのシーンね、と思いながら見ていたところ。






左下どうした。



確かに服同じだけど…

あのさぁ…


特別ちゃんは割とカーストちゃんやお花畑ちゃんより好きだった(美人だからこその本当に切実な苦労もあったのかな+モンペポニテ姿が異常に可愛かった)のでこういう間違いはちょっとなあ…

でも特別ちゃんにはある意味一番の皮肉なのかなー?とも思います。

そしてカタカタちゃんは居るのにラスボスちゃんが居ないのは、ラスボスちゃんが鉄面皮過ぎて怯えてる姿を撮れなかったからなのか。



この作者さんの他の作品も読みたいです。





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最終更新日  2017.11.07 04:02:36
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