Laub🍃

Laub🍃

2021.12.29
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カテゴリ: .1次小
好きにさせたのなら責任を取れ。
私一人をこの恋情の地獄に置き去りにする気か。


安珍清姫伝説の清姫の気持ちが今は痛いほどよくわかる。


荒れ狂うほど私のことを面白い女だと彼が言ったから私はより一層独創的な面白い女になろうとした。
周囲の目線も今までの自分も捨ててきた。
それなのにある日彼は私に飽きた。
彼に媚びている時点でもうダメらしい。
そんなのってない。

いくら彼に私をアピールしても彼はもう私を見ない。無反応。


彼の眼は一瞬世界全てを見渡して、そうして何も映らなくなった。

彼はもう私を見ない。無反応。無機物。

ああ、私は彼の為に私のすべてを売り渡したのに。全て灰になってしまった。





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最終更新日  2022.12.31 23:07:51
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