十月とは思えないほどの暑さですが、台風の影響か、曇り空で今にも雨が降りそうで降らない、蒸し暑い日々です。
住んでいる地区の体育祭の準備で(班長をしている関係で)早朝から、握り飯作りの手伝いがありました。今ごろの時世に市内の中心部にかかわらずまだ炊き出しがあります。多分、うちの地区だけみたいです。難聴会もあるのでバタバタするし、最初は事情を話して、「欠席でいいよ・・」と言われていましたが、気になり、少し手伝いに行きましたが、
早めに失礼してチャリンコで難聴会の会場へ直行しました。ハァ~ッ汗ビッショリ。
例会は、体育祭や稲刈りのせいか出席者が少なかったです。
県助成金で11月11日に難聴会主催の講演会を予定していますので、準備の話から始めました。受付は?司会は?駐車場は?などと要約筆記のOHPスクリーンを見ながら決めていくので、多分、一般の会議の倍は時間が掛かっていると思います。
少ない人数の中から係りを決めていくので70歳以上でも立派な戦力です。
皆さんが難聴者なので一番困るのが人と接する、会話することです。
受付は要約筆記者も側に座ってもらうことで、筆談で応対できます。
問題は駐車場です。側に要約筆記者に、ついてもらうほどの人数の余裕がありません。
「駐車場では1人ひとりに(会場は前です)と言わないといけないんですか?」と質問がありました。「何か聞かれたら困る」ことが不安なのです。
「いいえ、聞かれた事だけ答えて車を誘導してください」と私が答えたら
「聞えないし、話し掛けられたら困るので予算があればガードマンを頼めないですか?」という意見が出ました。
「ガードマンを頼む余裕はありません。ホワイトボードなどを持ってて書いてもらって下さい」と言いましたら一瞬エーッというような顔をされましたが、私はすかさず「書いて下さい・・ということで難聴者の実態が判ってもらえるから、そのようにして下さい」と答えました。
聞えないから何もできない・・・では、いつまでたっても理解を得られません。
手話を使えない難聴者には筆談で・・・という方法があることを、身をもって示す良い機会だと思っています。納得してくれたようです。
一般の方に手伝ってもらう方法もありますが自分達、難聴者協会が主催なのですから自分達ですることが大切だと思います。
殆どが70歳代ですので私より目上の方ばかりですが近頃の高齢者は若いので、できることは、やってもらいたいと思っています。
「入り口に案内書を・・」「講師の方は誰が駅まで迎えに行くか?(責任者である私がしないといけない)接待は?」「難聴の方が主だから(筆談用の)メモ用紙を受付に置いておく」などいろんな意見が出てきました。
お喋り会は私の店の喫茶店で開催するので雰囲気のせいか、誰でもよく話しますが例会は福祉センターの会議室みたいな所であるので全く話さない人もいます。
それで私は、できるだけ話の輪に入ってくれるように気がけていますが、人によっては、なかなか口が重いのです。
無理に話させることはしたくありませんが、1人でも笑顔があるか、楽しんでくれているか・・それに重きをおいています。
一部の人だけが話して終わり・・・では、折角の集まりの意味がありません。聞こえ難いから、日頃家庭でも話し掛けてもらえない人もいるので、難聴会で心から楽しんでもらいたいと思っています。
会員の殆ど聞えない70歳代の女性の事ですが、以前は「どこに行っても話が聞えないから楽しくない」と言われていました。
でも難聴会に入って要約筆記者のノートテイクや筆談で仲間と話をして内容が判れば「アハハ」と声高に笑われます。
それで「今まで親戚が集まる時全く聞えないでつまらなかったが、この前ホワイトボードを持っていったら、姪っ子達が書いてくれて、賑やかでとても楽しかったよ」と嬉しそうに話されました。
もし難聴会に入ってなかったら筆談やホワイトボードのことなど気付かず、ズーッと淋しい思いをされていたかもしれません。こんなふうに「書いてもらえて楽しかった」等と話してくれる笑顔を見ることが私の一番の喜びです。人間らしい感情を保つことが、生きていく上で、どんなに大切な事でしょうか?
講演会の準備の話の後、近況報告をひとり一人に話してもらうことにしています。
折角難聴会に来たのですから自身が輪の中に入ってもらいたい。
中には話すのが恥ずかしいのか「皆さんの話を聞くだけでいい」とニコニコされている方はそれでもいいし、「声が、あまり出ないので読んで下さい」とメモを出される人は他の方が代読しています。
このように「きてよかった」「楽しかった」と喜んで帰って頂くと私も張りがあります。
結構いろんな意見続出で要約筆記者の手が休まる暇がありませんでした。ずっと書かれていたので(気の毒だったなぁ~でも、お疲れ様!)
要約筆記の方のお陰で楽しい例会ができます。感謝です。有難う!!
聞えなくて淋しい思いをしておられる方に、ぜひ要約筆記や筆談を知ってもらいたい。人間らしい喜怒哀楽の感情とともに過ごして欲しいと思います。
では・・・また