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ソニーの再建計画でロボット犬「アイボ」はリストラされると報じられていましたが、その直後に新型機種が発表されました。以下、9月30日付朝日新聞の記事。----------------------・・・アイボは99年に登場。ブームを巻き起こし、これまで世界で15万個以上が売れたが、最近は年間1万個程度。経営陣は「ロボット事業の研究開発は縮小する」としているが、担当者は「今後も進化し続ける」と望みをつないでいる。 ----------------------これだけを読むと、ブームが去ったのでリストラ対象のような印象を受けてしまいますね。私はリストラすべきでないと思います。なぜなら、アイボは他の多角化とはあきらかに違う性質を持ったものだからです。ロボットとは、人間の持つ五感、動作、知能、感情を機械に持たせること。いわば本業である「エレクトロニクス」全体の基礎研究そのもの。ですので、アイボの市場性云々を議論しての判断は本質的に誤っており、むしろ問題なのは市場性を気にしだしていること。売れなくてもいいと思います。アイボ研究を通じて、レベルの高い技術者が知覚認識、高度動作、コンピューティング、高度ファジー制御、ネットワーク技術を統合して、家電や他の産業エレクトロクスに応用していく。ただ密室で研究するだけでは、研究者のモチベーションがあがらないので、・可愛い犬を作ろうという、遊び心・ユーザーの喜ぶ顔を見ての、社会とのつながり感を満たしていく。そこに意味があるのではないでしょうか?あきらかに金融事業や最高級ブランドを作る、という話とは違います。アイボをリストラしてしまうと、優秀な技術者ほど離散してしまうでしょう。配置転換には応じないと思います。私はブログを書き続けることもアイボのようなものだと思ってしまいました。昨日、RT365を読んでくださっているベンチャーキャピタリストから言われました。「あのブログ(RT365)を書くの大変でしょう。仕事に差し支えるのでは?」本業とは関係のないことに時間やエネルギーを割くのは勿体ない、ということなのでしょう。他の方からも何度も言われます。しかしRT365を書くための、問題意識の継続、記事を書くための関連記事・ブログの閲覧、メッセージを見つけるためのビジネス書の読み返し、考察等々が、間接的に本業に役に立っているのは間違いありません。あと早起きになりましたし(笑)ブログを書かなくても、ビジネスマンである以上、勉強は続けねばなりません。ただ本を読むだけではまったくつまらないのに、こうやってブログで皆さんとやりとりしながらだと楽しく勉強ができます。たとえ読んで下さる方が少なくても。たとえ買うヒトが少なくても、アイボ開発を続けるって、そういうことだと思います。
September 30, 2005
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嵯峨ガスセンター社長こーぞーさんから夢バトンを頂戴しました。Q1,小さい頃、何になりたかった?小学生の頃から列車の運転手になりたいと思っていました。幼い頃に両親が離婚、私は岡山に住んでいた祖母に預けられました。母親は東京に住んでいたのでしたが、いろいろな事情があって会うこともままならず、ずっと祖母と二人で暮らしていたのですが、あるとき連絡があり、何年かぶりで会えることになったのです。新幹線にのるお金がなかったので、急行列車で岡山から東京まで行きました。いまはもう廃止された、青い機関車に引かれた四人掛けの列車です。12時間の旅ですが、流れる景色や同席の見知らぬ大人たちとの会話が新鮮、何より母親に会えるドキドキ感が旅を楽しくしてくれました。子供ながらに「大好きなヒトのところへ連れて行ってくれる列車」が好きになりました。自分もこういう想いをのせて列車を走らせたいと思っていました。今思うと本当に純粋でした。Q2,その夢は叶いましたか?叶っておりません。鉄道関係者を育成する高校を受験したかったのですが、やはり金銭的に余裕がないということで断念しました。大学卒業後に国鉄を目指したのですが、あいにく1987年はJRになる段階で採用凍結。鉄道に携わる仕事は完全に断念しました。しかし、夢はいつも続いていました。アメリカで暮らしてみたい経営コンサルタントになりたい田園都市線沿線に家を買いたいそのときどきでの夢です。ありがたいことにこれらはすべて適いました。そしてあきらめかけていた最大の夢も今月適いました。子供を授かったことです。もう44才になりました。妻もけっして若くありません。私の実父は88歳になります。つまり私と同じ年に私が生まれたんです。因縁を感じます。いまだに健在で小説を書いています。とにかく本当にあきらめかけていたのでうれしい限りです。私たちを選んでくれてありがとう、といつも寝顔に語りかけています。夢があれば生き甲斐が沸いてきます。真剣な夢であり、そこへ向かっているとなぜか適う気がします。ひとつの夢がかなったら次の夢を見て、そして夢を追いかける過程も楽しみたいと思っています。人間は楽しむために生まれてきた、と思うので。Q3,現在の夢は?ビジネスで多くの経験を積み、業績を認められて、どこかの大学の教壇に立ちたい。日本経済をミクロ経済から支えていく人材が少しでも育成できればこの上ない幸せだと思います。それが自分なりに生きてきた証を残すことかなあと思っています。50歳までには実現したい。ただ、出来れば女子大の教授のほうがモチベーションはあがるかな(笑)もうひとつは息子を「ヒトを感動させられる人間」に育て上げること。具体的にはアートのような世界かプロスポーツの選手。でもこれは親の勝手な欲なので、本人に任せます。ただ、期待だけはかけてあげたい。「お前はなんでも出来る。ヒト様を感動させることのできる人間だ」って。要は「育てること」で自己実現を完結したい。Q4,宝くじ3億円当たったら?人生の思い出を作るために、思い切り使いきるでしょう。たぶん妻と息子との「世界一周超グルメ&超高級ホテルツアー」へ出かけます。仕事を1年くらい休んで。「モノ」より「思い出」を作りたい。大好きな家族と。こう考えてみると、自分に幸せ感を与えてくれるのは、他でもない自分の家族なんだなあとつくづく思います。感謝しなければ。ちなみに最近はやりの「経験経済」とはこのような価値観を満たしてくれることです。わかりやすい例でしょ?Q5,あなたにとって夢のような世界とは?争いのない世界です。Q6,昨日見た夢は?これっていままでの「夢」とは意味が違いますよね。昨日のは覚えていません。よく見るのは、誰かに追いかけられる夢。それと大学の卒業論文が提出期限までに書けずに卒業できない夢。いったいどんな潜在意識がこんな夢を見させるのでしょうか(笑)この質問からはメッセージ出しにくいですね(笑)Q7,この人の夢の話を聞いてみたいという5人は?RT365をヒイキにしてくださっている常連様の夢をぜひお聞きしたいです。・ブログで出来た初めての友人、舎路人さん・LAで一緒に悪さをした(笑)、LAの高橋克典さん・スランプから抜け出された、superman_hello2さん・いつも面白い本を紹介してくださる、tuitelさん・イケてないシニアの事例にどきっとさせられる、obuseさんどうぞよろしくお願いいたします。
September 28, 2005
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嵯峨ガスセンター社長のこーぞー様から夢バトンを頂戴しました。朝から書いていたのですが、これまでの人生まで回想してしまい(笑)、朝のブログ時間がタイムオーバーになってしまいました。夕方までにアップしてみます。。。
September 28, 2005
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今週の日経ビジネスはユニクロの特集。「ユニクロはダメな組織になった」と柳井新?社長は言います。「状況はそれほど悪くない」と語っていた玉塚前社長とまったく危機感が違います。よく大企業病と言いますが、まさにグループ30万人の企業に勤務していた私はそれを身を持って体験してきました。一番危ないなあと思うのは「すべての失敗を罰する」ようになること。失敗をするということは、ある意味現状否定、創意工夫をしたからこそだと思います。私も随分罰せられました(笑)まだまだ駆け出しのころですが、数億のプロジェクトの入金が1ヶ月前倒しで入ったために降格になったことがあります。お客様の好意による前倒し入金なので、会社からは喜ばれそうなものなのですが、経理担当者からは、「お前がきちんと管理しないから、余計な借金を銀行からしたじゃないか」と言われ、始末書を書かされました。入金はすぐに運用に回るので、借入利息分は十分ペイしているはずなのですが、実質的な損害よりも計画通りにコトが運ばないことで罰せられてしまいました。いまとなっては懐かしい話ですが。ユニクロは「一勝九敗」という本を書かれるくらい随分失敗しています。・1994年 米デザイン子会社設立⇒4年で撤退・1996年 子供服⇒3年で撤退・1997年 ファミクロ、スポクロ⇒半年で撤退・2001年 イギリス出店⇒赤字のため、21店舗から5店舗へ縮小・2002年 SKIP(野菜販売)⇒2年で撤退最後のSKIPは初年度から10億円近い赤字を出した大失敗です。当時の責任者の方のお知り合いから聞いた話ですが、その方が柳井社長に「責任をとってやめます」と言ったところ、柳井社長は「じゃあ、損失分を返してもらおう」と仰ったそうです。つまり「やめるな。他のことで挽回してくれればいい」と。そういえば、おやめになった玉塚氏に対しても柳井社長は「今度はM&A方面で活躍してもらいたかった(のに残念)」と期待をかけていたそうです。前向きな失敗は会社の財産です。せっかく会社が「損失」というコストをかけてノウハウを得たわけですから、すべてをすべて罰っしてしまうのも変な話です。立身出世物語で、失敗から左遷されて這い上がったという話を聞きますが、スピード社会の現代ではもう夢物語です。いい失敗をいい失敗と見抜けない上司、経営陣が出てきたら大企業病の始まりだと思います。
September 27, 2005
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昨日はスティーブジョブズ氏のスピーチについて書きましたが、Dukeさんから大変参考になるコメントを頂戴しました。「彼(スティーブジョブズ氏)が語る人生が、以前高橋俊介先生がキャリア・ショックで紹介されていた、Planned Happenstance Theory=計画された偶然性の理論に非常に近いことに驚きました」さすがDukeさんです!私がRT365で目指したいのは、このような実際に起きていることがどのように一般法則化されているかを考察すること(あるいは逆の実例探し)なのです。私、経営メンバーなのにコレ知りませんでした。社員のキャリア設計にも役立つと思い、朝5時から quick and dirty で調べてみました。i-Tunes radio JAZZをBGM、スタバで買った豆を挽いてモーニングコーヒーを飲みながら…(7時30分にアップし、会社へ出勤して少し修正…まだ始業前なので)こういうときにブログって便利ですね。楽天の方を含め数名の方がご自分や他者の実例とともにわかりやすく説明されています。1時間ちょっとで概要がつかめました。最近は Planned Happenstance Theory に沿った「偶キャリ」という本が評判らしく、このテーマについて書かれている方が多いですね。今日さっそく購入してこようと思います。さて、Planned Happenstance Theory とは何だったのでしょうか?これは「キャリアアンカー理論」と比較されるようです。【キャリアアンカー理論(従来の考え)】自分の生きる道をはやく決めて、そこに向かって修行を積むのが望ましいという考え方です。終身雇用の時代には威力を発揮しますが、弊害としては・目的に関係ない仕事を軽視する傾向がある・目的がかなわないと落伍者になった気分を与えるというものがあります。しかしこの考えのもっとも本質的なものは「人間は変わらないから、はやく自分に向いた道を探して、そこへ最短距離で辿りつくべし」という一見合理的、しかし、よくよく考えると運命論的なものです。さらにこれはMITのシャイン教授が、「いかに社員を会社のビジョンにあわせるか」という研究過程で生まれたものということが特筆ものです。シャイン教授が社員の研究をしているところが粋!【Planned Happenstance Theory(最近の考え) 】まさにジョブス氏の考えです。しかも彼がスピーチをしたスタンフォード大学クルンボルツ教授が提唱しています。そういうことだったのですね!Planned Happenstance Theory では、やりたいことがいまわからなくてもいい、と言っています。むしろやりたいことをはっきりさせすぎて、これ以外にない!となってしまうと、人生そのものがやりたいことへ向けての「手段」になってしまう。・資格試験が終わるまでガマン(勉強は辛いもの)・部長・社長になるまではすべてガマン(出世と引き換えにやりたいことはすべてガマン)・結局、定年になるまでガマン(笑)プロセスは楽しむものではなく、目的までガマンするものという考えですね。それでは人生、味気ない。そこで、Planned Happenstance Theory では人生で起こることすべてが、偶然のように見えて、意味があることだとポジティブに捉え、その都度その都度、目的を修正していくべし、否、楽しむべし、と言っています。一見、偶然に任せた刹那的な生き方のようですが、大きく違うのは、ラッキーな偶然を呼び起こすための努力を推奨していること。言い換えれば、「今こそ人生!」と考えて楽しく生きようということなのでしょう。単なるパラダイムシフト(視点を変えること)なのですが、私はこのPlanned Happenstance Theoryを調べれば調べるほど、社員のキャリア設計というよりも、むしろ自分の中の氷が解けていくような気がしました。今日は時間がありませんので、そのうち続編を書きたいと思っています。
September 26, 2005
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ソニーが本業回帰ならば、必ず立ちはだかるであろうアップルコンピュータ。CEOスティーブジョブズ氏の心に残るスピーチ(スタンフォード大学卒業式での祝辞)をmixi仲間から紹介して頂きました。全文(和訳)はこちら。ジョブズ氏は、生後すぐに養子に出されました。あまり裕福な育ての親ではなかったことを慮って大学は中退します。しかもその大学での専攻もカリグラフィ(飾り文字)という、ビジネスでの成功には一見何も関係のないようなものです。しかし、そこで学んだきれいなアートのコンセプトは、まさにマッキントッシュの思想に組み込まれていきます。ガレージの中で友人二人で始めたアップルコンピューターは破竹の勢いで成功の階段を駆け抜けるのですが、経営方針の違いで取締役会議でクビになります。自分の作った会社を追い出される、というまさにテレビドラマを地で行くようなことになりました。しかし、人生はまだまだ彼に意味を与えたようでした。その後、あらたに立ち上げた新会社が大成功、アップルでは成し遂げ得なかったアニメ技術をひっさげてジョブズ氏はアップルに復帰します。なによりも、新会社立上げの過程で最愛の伴侶とも出会うことができました。ジョブズ氏は、もしアップルを追放されていなかったらこんな素晴らしい巡り合わせにはならなかったと回想されています。その後、余命3ヶ月という宣告をされましたが、奇跡的な回復をとげる。病気にならなければわからなかった深い人生の意味をも知ることになったと仰っておられます。ジョブズ氏が伝えたかったメッセージは次に凝縮されています。「点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる」「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない」新しいことをはじめたり、いままでと違うやり方をすると、多くのヒトが反対したり批判します。しかし、ビジネスの世界では「これが正解」「これが常識」というのはないと思っています。ビジネスも人間の営みである以上、機械がやるのとは違う付加価値を出す、そこには常に現状否定と創意工夫が必要です。私は、反対するヒトがいればいるほど、そこにイノベーションの糸口があるような気がしてなりません。
September 25, 2005
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もう20年も前のことです。創業者盛田昭夫氏の「MADE IN JAPAN」を読んでソニーに憧れ、就職面接を受けました。こんなイケてる経営者の下で働けたら最高に幸せだろうなあと純粋に憧れました。この盛田氏こそ、私にとっての「イケてるシニア」なのですが、obuseさん、いかがでしょうか?学生時代のほとんどをサーフィンで明け暮れてしまった私は非常に成績が悪かったものの「学歴不問」という募集要項を拡大解釈して望みを託したのですが・・・結果は、「A(優)が30個はないとなあ・・・しかも君、留年しているね」と言われ、最終面接で落とされてしまいました。「学歴無用論」の盛田様、成績にはこだわられたのでしょうか(笑)桜木さんからは「ソニーは見る目がなかったですねえ」となぐさめていただきましたが、その後の大賀体制で大躍進したことを見ると微妙です(笑)話が違うと言えば、昨日発表されたソニーの再建計画。先日の記事の通り、日経がすっぱ抜いたと思われた「ソニー生命やソネットの売却」はなく、大胆な打ち手は見当たりませんでした。金融子会社の場合、信用格付が親会社ブランドと連動するので、やはりソニーの看板を下ろすことはリスキーなのでしょうね。「ソニー」生命だから、ということでしょうか。そのソニーブランドですが、例の「クオリア」(品質も値段も高い商品)は開発中止になりました。これはこれでいいのですが、プレス発表の理由がいまひとつです。「ここに開発資源を集中をする状況ではない」そうではなく、「ソニーブランドを立て直すため」と言っていただきたかった。「クオリア」は間違いなく、「クオリア以外」のソニー商品のブランドを下げたと思います。これはブランドの相対効果というヤツで、同一会社のブランドラインに極端な上位もしくは下位を設定すると、既存のブランドが相対的に上がり下がりするというものです。つまり「クオリアをアピールすればアピールするほど、他のソニー商品のイメージが落ちていく」ということ。ブランドイメージが固まっている会社の場合、こういうことをやるのはリスキーです。以前にも書きましたが・ベンツが、業界最安値の軽自動車を販売・ユニクロが、イタリア製高級スーツを販売・100均が、100万円均一に(笑)というようなことをやってしまうと、既存のブランドを何一ついじっていなくてもイメージが損なわれます。つまり既存ブランドもニューブランドも売れなくなります。レクサスのように、まったく別会社を作って別ブランドを立ち上げないと、消費者は「いままでって、何だったの?」という気分にさせられてしまいます。ちょうど、出産後に急に強くなる妻のように(注:我が家ではありません)追記これを見た妻より、「結婚後にだらしなくなってくる夫には負ける」とのコメントを頂戴しました。
September 23, 2005
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社員数40名くらいの、あるベンチャー企業経営者との雑談。社長「いやあ、参ったよ」私 「どうしました?」社長「某コンサルティング会社から転職してきた方が前職での経験を生かしてMBO(目標管理制度)を作ってくれたんだ。それで社員に説明会をやったところ、『こんな評価をされるなら辞める』という社員が続出しているんだよ」私 「どこがダメなのですか」社長「売上と利益率を評価指標に入れているのがアンフェアらしい」私 「と言いますと?」社長「いやね、最近競合とのコンペが激しくてディスカウントしないと売れない商品もあるんだけど、そこの担当者からすると、値引きもしないで売れる商品の担当者と差がついてしまう、というんだ」私 「でもMBOであれば、『目標値との差』で評価するはずなので、自然とフェアになるはずですが・・・」社長 「そこが理解できないというか、値引きしないでも売れる部署は目標達成も楽々クリアできるので、結局、配属で給料が決まるようなものじゃないかと言っているんだよね」私 「でもいままでも数字で評価はされていたんですよね」社長 「していたけど、最終的にはどれだけ頑張っていたかを私が判断して査定していたんだよ。どうせ40名くらいの会社なので、全員の顔が見えるし」私 「そのときの不満はあったのですか?」社長 「いやそれが全然なかった。でもこんな曖昧な評価をやっていたんじゃまずいなと思って、もっと科学的でかっちりしたものを、MBAホルダーかつコンサルタント出身の彼に作らせたんだがねえ」この会社はまさに伸び盛りだったのですが、思わぬ内乱で急ブレーキの予感がします。40名くらいの会社にかっちりした評価制度を持ち込むと大抵こうなります。なぜでしょうか?詳しく書きたいところですが、ここは簡単に、「環境変動要因及び目標に至るプロセス、意識付けが考慮されないから」とだけ申し上げておきます。大抵のMBOやBSC設計は非常に機械的です。さらに言うと、「学習のための道具であるMBOやBSCを、他者との比較で給与や昇進のモノサシに使っている(のがいいかどうか)」と言ったところでしょうか。ではどうするか。スタートアップ時は、社長のビジョンに共感して入った社員がほとんどだと思いますので、よそから持ってきた魂の入っていない評価制度よりも、社長が自ら直感的に判断するくらいなのがちょうどいいのかも知れません。松井証券の社長は「好き嫌いで人事を決める」と公言し、本まで出しているくらいですから、あながち変な話ではないと思います。そもそも「切れば血の出る」人間を評価するのですから、その道具である評価制度も機械的で冷たいものではなく、もっとどろどろしたものであるほうがいいのかもしれません。
September 21, 2005
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ダイエー創業者中内氏が亡くなられました。手塩にかけたダイエーの復活を見届けられず、大変残念な想いであったとお察し致します。「カリスマが経営する企業は、カリスマとともに没落する」これに関し、1995年ピータードラッカー教授は中内氏との書簡のやりとりでこう諭しています。ドラッカー教授「中内さん、経営者が後世に名を残すとは『他のヒトを素晴らしいヒトに変えること』にあるんですよ」中内氏「ありがとうございます。私はそれを『自らの言動で他人を素晴らしいヒトに変えていけるヒトでないと、経営トップとは言えない』という意味にとって精進して参ります」中内氏はそれからも経営者として頑張り続けられました。しかし90年代後半からのダイエーにもっとも必要だったのは、ご自分が最前線でがんばるのではなく、ご自分の魂を継承し、現場をまとめあげていく「ポスト中内」の育成だったようです。そしてそれは、世の中の意見はどうであれ、「生え抜き」でないと意味がないと思っています。銀行、経営コンサルタント(産業再生機構)、他業界から来た社長・会長に再建をお任せせざるを得なくなってしまったのは非常に残念です。
September 20, 2005
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ソニーの金融事業売却騒動の一方、楽天が2006年度にもネット専業銀行を設立するようですね。楽天の狙いは明確で、・楽天会員3000万人に対するネット決済・加盟店4万4000店に対する中小商店向け融資による、あらたな収益エンジンを作ること。メーカーの多角化が「あなたの興味だけに力を割いているわけではありません」というネガティブなメッセージが出ることは昨日書いたとおりなのですが、楽天には、「あなたの必要なものは全部そろってまっせ!」というポジティなメッセージが感じられます。これは楽天のビジネスが「プラットフォーム・ビジネス」としてうまく機能していることを示しているのではないでしょうか。プラットフォームとは、ネット業界の重鎮国領二郎先生の言葉をお借りすると、「第三者間の相互作用を活性化させるような共通基盤」つまり、いろんなヒトたちがそこに集まって活発に商いができる場所。まさに織田信長の楽市・楽座!このプラットフォームになるには、単にIT技術やビジネスモデルが優れているというだけではムリで、今度はグッドウィル折口氏(ジュリアナ創業者でもあります)のお言葉をお借りすれば「センターピン」*を倒す必要があります。*ビジネスの成功要因をボーリングに例えている言葉。あれもこれもではなく、狙いはただひとつと言う目標のこと。インターネット仮想モールのセンターピン。それはハイテクでも便利でもなく、「信頼感」です。ディスコは「平日も満員になっている」ことがセンターピンであったように、楽天にとっては徹底した「信頼感があること」がセンターピンです。その点を三木谷氏はよく理解されておられ、例の情報漏洩への対応はおそらく日本企業で最高レベルであったと思います。これに関する記事はこちら。この対応には、お金がいくらかかって、自社負担であろうと、断固やると表明されておられました。サイトが安全であるというより(そもそも完全に安全ということはあり得ませんので)、何かあったら全力で対応してくれるという「信頼感」で、消費者もお店も集まってくるのでしょうか。
September 19, 2005
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連休前の金曜日、ソニーの事業リストラの記事が日経にでかでかと出ていましたね。そのことについて考察しようと思っていたら、ソニーより「あれは誤報だ」との否定報道がすぐさま出たので調子が狂ってしまいました。「誤報」の趣旨はこうです。・ソニー生命、ソニー銀行などの優良金融事業を売却する・ソネット、スカパーも売却する・クオリア廃止、AIBO縮小・経営資源を「本業(エレクトロニス+コンテンツ)」へ集中させるこのニュースを聞いたときは、「なんと素晴らしい決断!」と感動に震えていたのですが(笑)ソニーはいわゆる多角化戦略をとっており、エレクトロニクスがダメなときも金融事業がカバーして経営全体のリスクを下げています。ところが、米国では、このような「いろいろなことをうまくやっています」企業の評価はどんどん低くなっているようですし(コングロマリット・ディスカウントの適用)、競争戦略論で有名なマイケルポータ博士も「ポートフォリオ管理は戦略として無効(つまり多角化戦略は無効)」とまで言い切っています。日本でも多角化は時代遅れだと思います。その最大の理由は、・どの事業も、専門的、且つ本気でやらないと、競争に負ける(高度な戦いになっている)・一方、業界構造的に同じ努力でも、儲かる業界と儲からない業界があるのも確か(金融はある程度うまくやれば利益率は高い---将来はわかりませんが)・そこに不満が生じて、全社的にモチベーションが下がる(イイ事業の社員は「悪い事業の業績に足を引っ張られた!」と不満ですし、ワルイ事業の社員は「こんなところに配属されてオレは不幸」と不満)ことです。特に最初のポチが重要だと思います。消費者の目から見ると多角化企業の発するメッセージは「いろいろご不満もおありでしょう。でもね、ワタクシどもはあなたの興味だけにこだわっているわけではないんですよ。いろいろやっていますから」と見えてしまいます。消費者は、経営のリスク分散ではなく「そこに絞った」という『本気度』を見ていると思います。追記息子が生まれて7日。命名式なるものをしました。ある格闘家と同じ名前ですが、この名前がブランド化するよう祈るのみです。
September 18, 2005
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昨日は朝から大阪出張でした。東京も暑かったようですが、大阪も暑かったですね。さらに新幹線は行きも帰りも満員でした。何があったのでしょうか?さて、大手オークション・サイトの米イーベイがあの「Skype」を約2900億円で買収しました。その狙いは、オークションに音声コミュニケーションを組み込んで他サイトと差別化しようというもの。ニュースは淡々と語っていますが、これは考えるネタが豊富です。1.ネットオークションに「会話」が入るのが果たしてよいかどうか ⇒言った、言わないのトラブルが多発しそうですが・・・2.そもそも「Skype」は無料なので、買収をする意味があるのか ⇒買収しなくても同じサービスを開始できますが・・・3.買収は、「Skype」経営陣のexit戦略どおりだったのか ⇒IPOのほうが儲かったのでは・・・4.携帯を含めた通信無料化がこれで収束してしまうのか ⇒eBayが通信サービスをはじめるのであれば別ですが・・・私は4番目が一番気になります。「Skype」をインストールしたPCと無線通信できる携帯端末が完成すれば、携帯は無料になります。こんな素晴らしい可能性を秘めた技術が、オークション活用に留まってしまっては非常にもったいない気がします。もうひとつ注目したいのは「Skype」技術者が手にした莫大なキャッシュをどう使うか。彼らはまだまだ30代そこそこであり、これまでの報道を見る限りはあまりお金に執着していなさそうなので、さらに大きな研究開発にのりだす可能性があります。2、3番目の経営イシューも深いですね。eBayはP2PやVoPの技術ではなく、単に「Skype」のアカウントが欲しかっただけかも知れません。しかしそれはそれでかなりのアドバンテージを持つことになります。一方、「Skype」からすると、急激にユーザーが増えてメンテナンスやサポートなどの手離れの悪い仕事が増えたので、IPOする意欲がなくなってしまったのかも知れません。ベンチャー企業経営者が成功しすぎると仕事に飽きてしまうのもよくあることですね。なにしろ若いですし。ベンチャー企業の急成長ステージでの選択肢として面白いケースです。
September 14, 2005
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企業もヒトも「現状維持」では理屈抜きにダメなようです。■1兆円を目指す理由は? 回答byユニクロ柳井社長@PRESIDENT「『自分たちはけっこうできる』『今のままで変わらなくていい』という、"ユニクロの慣性"とでもいうようなものができてしまいました」「常に成長するということは、将来に立ち向かっていることですから、そこで初めて優秀な経営者や人材が『あなたと一緒にやりたい』『そこで自己実現したい』と集まってきます」大企業にいらっしゃる方は皆ご経験あると思いますが、常に右肩上がりの計画を作らされる。私も駆け出しの頃は"根拠無く"数字を積み上げていく事業部の方針に反発していました。でも"根拠無く"と思うこと自体が、青臭かったなあと思います。成長していくことはもはや大前提であり、目標数字ありきで根拠を作っていくべきだったのです。■ヒトはなぜ勉強しなければいけないんですか? 回答by真矢@「女王の教室」「いい加減目覚めなさい。勉強はしなければならないのではなく、したいからするのです」「これから世の中に出ると知らないことだらけなのに、何も分からない、何も考えない、で生きていけるのですか」大抵の方々は日々の仕事に忙殺され、業務以外の勉強をする時間などありません。ある調査によるとビジネスパースンの80%が「1日の勉強時間ゼロ」とのこと。しかしそれでいいかというとそうではなくて「仕事の幅がひろがらない」「(せっかくの出会いがあっても)会社以外のヒトとは話が続かない」などの弊害があるようです。つまり、業務以外の世界も勉強しないと、これから自分を成長させてくれるであろう新しい出会いをムダにしてしまう、と皆さん思っておられるようです。かく言う私もまだまだ勉強不足。ブログを書き続けることからはじめています。
September 13, 2005
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昨日はお祝いのメッセージ、どうもありがとうございました。ブログ再開です。最近、読書の比重がビジネス書から育児書にシフトしているのですが、子供を成長させるために一番大事なことは、「とにかく、『期待』すること」だそうです。ふーん、という感じですが、ものすごく重要です。そもそも人間は好むと好まざるに関わらず、本能的に他人の期待に沿おうと頑張る性質を持っており、特に子供にとって親の期待は絶対的なものですから、けなげなまでにその期待に沿おう、沿おうとして成長していくようです。ただこの期待が単なる親のエゴによるものだと破綻します。育児の本って、人間の本質を語っていますので、経営にも通じるものがあります。子供⇒会社・社員、親⇒経営者と時々読み替えると面白いですよ。さて、自民圧勝、民主惨敗の結果で、岡田代表が敗因をこう語っています。「小泉さんのメッセージの方がわかりやすかったのかな」朝日新聞社説にも同様のことが書いてありましたが、小泉首相の尊敬するチャーチルも「短い言葉は最高」と言っているそうです。選挙結果の是非はともかく、リーダーの発するメッセージは、短いほどいいのは真理です。課長、部長、本部長と圧倒的な実力であがってきた「たたき上げ」リーダーがよくやられるのが、「あれもやるぞ、これもやるぞ」と長々とビジョンメッセージを書いてしまうこと。いま取り組んでいるマネジメント改革でも、トップが長々と論文のようなメッセージを書いておられるので、これをどうやって短くするか苦心中です。あれもこれも伝えたい気持ちはわかりますが、これでは覚えられませんね。ハーバードでリーダーシップ論を担当されているジョンコッター教授は、成功企業のビジョンにおける共通項を次のように見出しました。1.将来の姿をイメージしやすい2.長期的な利益の可能性を示している3.現実的で実現可能なことを言っている4.具体的なアクションに落とし込まれている5.時代の変化に対応する柔軟性を持っている6.五分以内で説明できる短いもの最後の五分以内は30秒と置き換えるくらいでいいかも知れません。ビジョンやメッセージは覚えてもらってナンボです。私が一度聞いて忘れないメッセージの最高峰。「自由闊達にして愉快な工場を目指す」(ソニー設立趣旨書)
September 12, 2005
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9月10日早朝、ようやく待望の第一子を授かりました。なんと予定日どうりに陣痛、親アリと違って、子アリは非常に時間に厳しいヤツのようです。陣痛がはじまってから23時間もかかった大難産でしたが、無事男の子を授かりました。それにしてもあんなにお産が大変なものとは思いませんでした。立会をやって本当によかったと思います。産みの苦しみ・・・これこそ男の浅はかな知恵などふっとんでしまう「脱常識」の世界でした。準備やなにやらでここ数日ブログ更新の余裕がなかったのですが、訪問してくださった方、ありがとうございました。また何人かの方に「記事更新のリクエスト」を頂戴しました。あわせて感謝申し上げます。また引き続きRT365をよろしくお願い申し上げます。
September 10, 2005
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手軽に起業できる制度「LLP(有限責任事業組合)」が8月1日施行され、1ヶ月が経ちました。このLLP、個人事業主の方だけでなく、大企業においても随分注目されていますね。実際、私の関与しているプロジェクトでも、新規事業で別会社化あるいはカーブアウト(大企業からの戦略的事業切り出し)という段になるとこのLLPについての検討が必ず出てきます。LLPについては、GoogleやYahoo!のニュース検索で一般解説がチェックできるほか、楽天のブログ検索(全ブログから探すをチェック)で何人もの行政書士さんや公認会計士さんがわかりやすく説明してくださっているので、この機会に集中チェックしておくといいかも知れません。いまなら本を買わなくても詳しくわかりやすい解説がネットで豊富に入手できます。私もこの週末はブログ巡回させていただきました。この結果、私は確信を持ちました。LLPの登場は日本を変えるのか?大いに「YES!」数万円&3日程度で事務手続き完了だそうなので私も明日にでも作りたい(笑)実はネット徘徊だけでなく3冊ほど解説書まで買ってしまったのですが(笑)、その中でも「日本版LLP/LLCまるわかり(PHP)」という本が背景説明など充実していました。3人の有識者の言葉など、なるほどと思いましたのでご紹介します。■岩井克人東大教授(「会社は誰のものか」の著者)「カネで買えるものよりもカネで買えないヒトの知識のほうがはるかに高い価値を持ちはじめた。カネの提供者としての株主は、企業の中でその重要性を急速に低下させた」■おなじみのドラッカー先生「株主は短期的な利益の極大化を求めるが、それがナレッジテクノロジストのやりがいや価値観と齟齬をきたしはじめた。株主を極端に優先する企業は、優秀な人材を逃し、かえって生産的でなくなる」■そしてジャックウェルチ「企業の究極的な競争の成功は、学ぶ能力を持ち、学んだものを実践に置き換えていくことにある」どの方も「知恵で貢献するヒトたちを発掘し、そのモチベーションを高めることが経営の本質だ」というようなことを仰っています。LLP(LLCも含め)はその切り札になるのでしょうか?多くのブロガーが「なる!」と感じてらっしゃるようです。私は15年ほど大企業に所属していましたが、ある会議で上司に言われた言葉が今も耳に残っています。「つべこべ言わずにオレの言う通りにやっていればいいんだ!」仕方ないのでしばらくはそうしていましたが(笑)日本全体が官主導、大企業主導、プロダクトアウト主導でなんとかなっていた時代と違い、いまはインターネット(特にブログ!)で皆が賢くなっています。そうなると好むと好まざるに関わらず、「言われた通り」にやっている方々は進化に遅れてしまって絶滅せざるを得ません。知恵で戦うようになれば、長時間労働で競争するという考え方では立ち行かなくなるので、残業や休日出勤も少なくなって生活も健康的で豊かになっていくと思うのですがどうでしょうか。
September 5, 2005
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クライアントから「今回は自分たちで事業案を考えたい。だから御社はサポートに徹して欲しい」と言われているプロジェクトがあります。私はプロジェクト途中ではありますが、その責任者となりました。ある会議が終了したとき、会議中から怪訝そうな顔をしていたこちら側メンバーからメールを頂戴しました。「前にも申し上げましたが、サポートに徹っしろと言われております。ですので、議論の主体はクライアントです」ふむふむ、要は、私に発言を控えろと言っているのでしょう。コンサルタントという職業柄、受身の姿勢だとどうもモチベーションが下がります。つまらないなあと思って仕事をするとマイナスのオーラが出ますから、クライアントもつまらないなあという気分になります。はやく好循環にもって行きたいものです。おまけ急にコンサルタント3原則を思い出しました。これから成功したいと思うなら、次の3Pを意識しなさい。 1.Problem solving:出来ない、じゃなくて 、出来ることは何かを考えなさい 2. Proactive attitude:何でも先回りして考えなさい。常にヒトの期待を上回ることを考えなさい 3. Positive mind:まあ命まではとられないから、楽しくやんなさい
September 3, 2005
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「セブン&アイ・ホールディングス」がけっこう派手に登場しました。妻殿も意気揚々と『T-FALのフライパン\1000』など目当てに出かけていきましたが、「何一つ残っていない!」とお怒りで戻ってきました。さて、会長である鈴木敏文氏はよくダイエー元会長中内功氏と比較されます。中内氏「現場主義」・・・創業者でもあり、現場にこそ真実があると信じて陣頭指揮をとる鈴木氏「データ主義」・・・別業界から転職、現場で仕入れや販売をした経験がなく中枢で指揮をとる どちらの方も素晴らしい業績を残された方ですが、マーケティング手法として共感するのは鈴木氏の方です。まさに歩く「脱常識思考」の方ですので。(あくまでも個人の感想です・・・)以下、鈴木氏のコメント。(「統計心理学」プレジデント社より)------------------------------------------現場に行くことは決して悪いことではありません。しかし、どうして現場に行かないと分からないのか。・・・現場には、本当のようなウソのような話が結構あるのです。-------------------------------------------その例として東京の下町の店舗の例が挙げられていました。・状況:店舗の来客は40代以上の中高年層が中心 ⇒普通ならこの層にヒットする品揃えをする・分析:市役所で人口統計をチェックしたところ、地下下落の影響か、若年層の流入が多いことが判明 ⇒成長ターゲットと実際の来客のギャップを認識・対応:商品政策・店舗レイアウトを若年層向きに変更・結果:前年度比10%増加(全店舗平均を上回る)お店に来ているお客をじっと見ていてもすべてが分かるわけではないので、このようにデータをもとに考えることも重要だと仰っております。「基本は現場。商売は学問じゃない」と仰る方によく聞いてみると、「そもそもデータをとって仮説検証するって何?どうやるの?」と"激白"される方が多く、実は単なる食わず嫌い(笑)しかしよくよく考えてみれば、市役所でデータを取るのも「現場」と言えなくもないし、現場でお客様を観察するのはデータ取りだと言えなくもない。・・・現場とか理論とか言う変な線引きは意味がないです。要は、現場にも足繁く通い、データもきちんととってマクロ分析する、この両方をやるに越したことはないということでした。おまけ鈴木会長の脱常識コメント集・「お客様の"飽きる"商品を作る」(おいしいものほど飽きるから)・「現在は『多様化』の時代ではなく『画一化』の時代」(みなが流行をおいかけるが、すぐ飽きるだけ。それを錯覚しているから)・「経験よりも思いつきのほうがマシ」(頭を使わないヒトほど経験に頼るから)私は最後のコメントが特に好きです。
September 2, 2005
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ブロガーにとって最大の敵「モチベーション低下」。私にとってブログとは、シンプルに「読んでいただくこと」「コメントをいただくこと」だと思っています。読むに値しない記事を書くのは本意ではないので毎回毎回じっくり構想を練っていますし、コメントがつかないときは共感を得られない内容だったと思い、内容を分析しています。tuitelさんは「人に見せる気がなければ、そもそも、ブログなんて書かずに紙の日記に書けばいいのだ」と仰っておりますが、この意識は非常に重要です。他者との関わりがあってこそ、「ブログは楽しい!」と思えるものであります。tuitelさんは続けてご自分のブログの書き方を紹介されていました。私のブログで言えば、平均アクセス150/日程度の弱小なので語るのも憚るのですが、自分自身に対しては「マーケティング発想の道場」、読者の皆さんに対しては「常識から抜け出すことで人並みから一緒に抜け出そう!」というメッセージを出せればいいなあと考えております。一応、規模も内容ももう少し成長させたいと考えているんです。アクセスアップテクニックは性にあわないので、愚直にやろうと考えています。具体的には、・意味合いの深いテーマを選定する・メッセージは一つに絞込む・ストーリー性を持たせる・表現を思いっきり平易にする・場の雰囲気をキープするという感じです。まだまだ出来ていないところが多々あるのですが、私にとってはこうあり続けようと工夫すること自体がモチベーションになっています。ブログの持つ意味合いについて、アメブロ龍司さんが素晴らしい記事を書いておられます。私はこれほど明快に説明されているブログ論を見たことがありません。ぜひ訪問なさってください。(一部引用させていただきます)---------------------------------------------------・・・ここをこう改善すればよいのではないか、とか例え自分がホテル業に従事していなくても、「自分がこのホテルを経営していたら、こうしよう」と戦略を練ってみるトレーニングもできますね。それに自分の業種にも共通して言えることを参考にできるかもしれません。・・・ブログのネットワークによって、マスメディアから一方的に発信されてくる情報を受身で受け取るだけでなく、様々な個人の視点から見た日本全国、また世界中の「現場」を見ることができます。このネットワークを活用すれば、消費者としての意見の参考にしたり、マーケティングの参考にしたり、今まではできなかったことができるようになりますね。大掛かりな機材も持つ必要もないのです。ネットに接続できればそれで、情報を得られるのです。あとは、自分の感性と頭をいかに使うかでしょうね。---------------------------------------------------龍司さんのブログに対する意識レベルは神の領域に近いものがありますね(笑)「他者とのつながり」が支柱になってさえいれば、楽しさが無限大に広がっていく。それがブログの本質なのでしょうね。追記あまりアクセスアップしたいなんてことは伏せておきたいのですが、いい機会なので私の悲痛な思いを(笑)私はコメント数が非常に気になるのですが、そういった意味でもともとの母数=アクセス数も重要だと思っています。最近、本当にコンスタントに150前後でさっぱり増えていきません。いろいろな方がいろいろな意見をもっと交流させればますます面白いことになると思っていますのでちょっと悩みどころです。また、これまた龍司さんが仰るように、時間を使って私のブログを読んで、きちんと内容にコメントを下さる方のためにも、このブログがもう少し注目されるブログであったほうがよいかなあとも思います。大体ユニークユーザーで200-300人くらいあってほしいですね。今は120人前後だと思います。ただ最近は「xxx.co.jp」が増えてきたので(3割くらい)、企業の方が検索エンジンから飛んでこられているようですね。これまた別の意味でうれしいことです。いずれにしてもattentionに関してちょっと工夫が必要かなと思っています。
September 1, 2005
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