現世代を含むPHSの今後の取り組みについては、W-SIMに大きく時間を割いて説明された。この中では中国網通と中国版W-SIMを共同開発している事が紹介されたほか、同社のサポート対象ではないと前置きした上で、海外ベンダーがGSM対応のW-SIMを開発し、試作機レベルで動作が実現していることを紹介した。GSM版W-SIMが順調に開発されれば、ほかの通信方式に対応したW-SIMが登場する可能性もあるという。同氏は「PHSにこだわらないW-SIM、世界に通用するという流れを作っていく。これは次世代PHSでも実現したい流れ」と語り、PHSという通信方式を超えてW-SIMというプラットフォームを展開していく考えを示した。というように、発表当時から、ウィルコム自身がPHS版以外のW-SIMに対応することを、あえて避けていることが分かる。
中国網通が展開するW-SIMは、日本版W-SIMと形状は同じ。一番の大きな違いは、中国内のPHS端末で利用されているPIMカードに対応するため、ソフトウェアに変更が加えられている点。このため、現時点では日本国内で販売されているW-SIM対応端末に中国版W-SIMを装着しても使用できない。という記事に、何故日本のPHSと互換性がないのだろうと思った方も多いだろうが、ワールドワイドで見れば、ウィルコムの方が異端なのだから仕方ないのだ。
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