Windows Mobile 7.xは、Windows Mobile 6.xまでのOSを、カーネルレベルから作り直した新しいOSである。 したがって、Windows Mobile 6.x用のアプリケーションも、ドライバも、Windows Mobile 7.xでは一切動かない。 Windows Mobile 6.xは、つぎはぎだらけの拡張の末、iOSやAndroidに対し、競争力を失っていたので、Windows Mobile 7.xを位置から作り直すという方針は、間違っていない。 しかし、あまりに、Windows Mobile 6.x の寿命を引き伸ばしすぎ、Windows Mobile 7. xの開発が遅れたせいで、スマートフォン市場で大幅にシェアを落としてしまった。
緊急地震速報、WIN HIGH SPEED、auフェムトセルあたりへの対応は、auとして必要だったので、新規開発して搭載してきた機能。 Windows Phone 7.5のリファレンス自体、3G通信部は、W-CDAMでもCDMA2000でも、それ以外の通信方式でも、比較的自由にカスタマイズ可能な構造になっているはずで、auとしても比較的独自対応しやすかったのだろう。
一方で、意外なことに、microSDカードスロットがなく、代わりに約32GBの容量を持った内部メモリが搭載されている。Windows Mobile 6.x以下では、SDカードのサポートは当たり前だったのに、今回載せなかったのはなぜか?
また、ワールドワイドでは意味がないおサイフ機能がないのはともかく、Windows Mobile 6.x時代には普通に乗っていた赤外線インタフェースも搭載しない。 これも、カーネルから一新した際、MS側の開発優先度が低く、今回は、間に合わなかったのかもしれない(赤外線のニーズが高いのは、ほとんど日本だけなので)。
さらに、IS12Tでは、Bluetoothは搭載されているものの、サポートされているプロファイルは、ヘッドセットやオーディオヘッドホン用のHSP、HFP、A2DP、AVRCPに限られるようだ。Windows Mobile 6.xのBluetoothプロトコルスタックは、サポートしているプロファイルが極めて充実していて、さまざまな用途に使えたのだが、これでは、iOSやAndoridと変わらない。
microUSB端子も、On The Goには対応せず、USB周辺機器を接続することはできないようだ。6.5までだと、USB接続の様々な周辺機器が発売されていたのに、それらもOSが一新されたことで、全部使えなくなってしまった。