先ほどのデモを例に取れば、Google Mapsがダウンロードする地図データは、iPad2の4倍である。 Google Mapsは、スムーズスクロールのために、画面周辺の地図を先行読み込みするから、「The New iPad」が爆発的に売れ、皆がRetinaディスプレイにネイティブ対応したアプリを使い始めたら、通信キャリアのトラフィックは大変なことになりかねない。
また、今回の「The New iPad」が、iPad2同様に、内蔵メモリは最大64GBのままなのは、バランスが悪い。 Retinaディスプレイを生かすなら、どうしてもフルHDで動画が見たくなるが、フルHDの動画ともなると、容量も大きいから、内蔵メモリはすぐに足らなくなるだろう。 おまけに「The New iPad」はメモリカードが使えない。
アップルファンは、これまで通り「The New iPad」に飛びつき、絶賛するだろうが、実用的に使い始めると、問題が多いことにも気付くはずだ。 しかし、それを庇うのもアップルファンであり、それに応えて、来年「The New New iPad」が出たら、再び、オレが欲しかったiPadを出してくれたと、絶賛するだろう。 それは、まさに「アイドル」の構造、そのものなのではないだろうか。