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2004年01月01日
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カテゴリ: 雑感
◆旧年中は大変お世話になりました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
   ***************

◆何年も、毎年毎年頭痛を悪化増長させていた、年末から正月への電話の呼び出し音・・・。怯えなくても済んだのだけがお正月の気分です。

◆特にここ10年くらいのお正月は最悪でした。実家に帰れる機会もあまりなく、誰と何処で、どういう風に過ごすかなんて、夢の又夢。いっそ姿を消せるものなら・・・何度そう思ったことでしょう。電話の呼び出し音に怯えながらの日々でした。

◆田舎時代もずっと同様でした。高校時代からは本格的に働きづめで、1年間の浪人生活時は自給48円(!!)での女工でした。不衛生な粉塵の舞う《段ボール工場》で立ちっぱなし。夏過ぎにはさすがに時給は少し上がりましたが、それでも68円止まり。

 流れ作業のベルトコンベアーの前で、《ニカワ糊》でベトベトになりながら、一日中立ちっぱなしで、600円弱です(>_<)!雇用主は県会議員。他に就職のアテもないので、従業員は逆らうどころか、誰も交渉もできないのです。(父のコネで入った私は勿論辞められません!)。 

 工場が終業すると、夜には《立ち飲み屋》になる酒屋での店番兼配達(23時迄)。それでも受験・進学資金には遠く及びません。しかも炊事当番も兼ねることが多かった長女の私は、バイト代をそっくり家計費に回すことも度々でした。



◆深夜、暗い裸電球の下、昼間に酷使しまくった体に鞭打ち、睡魔と闘いながらの受験勉強でした。でもこの時間は大好きな時間でした。初年度に父の命令(絶対君主・鉄拳宰相)により、希望学科とはほど遠い国立受験で失敗しており、2年目は自力で父の居ない所へ逃げたい一心だったんでしょう。それが叶うのなら、と堪えられたということですね。

◆父は悪人ではありません。しかし幼い私には凶暴すぎました。今ならば《虐待》でニュースになるか、逮捕もおかしくないほどです。昭和二年生まれの父は《特攻隊》予備軍のまま終戦でした。【予科練】の少年飛行兵です。旧制中学在学中に志願し(父に言わせると、これが大事なんだとか!)《甲種合格》。過酷な《特攻隊》の訓練を受けたままで終戦なので、生活も躾もすべて軍隊式なのです(>_<)!しかも敗戦後には祖父に代わって家業を継いでいるため、父には戦後教育がなされていないのです。戦前のまま、血気だけが燻っていました。しかも姉弟4人いるのに、「班長(長女)がしっかりしてれば、班員(弟妹)はそれに従う」という理由だけで、殴る蹴るは当たり前、返事が3秒遅れたら《鉄拳》の対象でした。しかも《ハイ》以外の返事は許されず、私はいじけていくのがわかっていました。父や年長の男性が側に来られると、それだけで防衛反応が働き、最後には父との会話もなくなりました。今でも電話の向こうだというのに、他人行儀な挨拶1~2分だけです。数年前「○○子は俺を嫌ってるから・・」と妹に言っていたそうですが、好き嫌いの問題ではないのです。体験者にしか通じないことです。
 【真っ赤なストーブの側には近寄れません。煮えたぎったヤカンや鍋を素手で掴むようなことは絶対にしません。】
 ごくごく普通の条件反射です。今にして思えば、あの《鉄拳》や《躾と称した暴力》の対象者が私一人で良かったと思えるようになりました。父へ話しかけられる子供が遠ざかってしまってたでしょうから。

◆自活が前提なので、大学の受験費用も入学金もすべて当時としては日本一安く?(年間の学費4万800円也!)4年で卒業可能な大学(2部)へ何とか滑り込みました(京都にもう1校ありましたが、発表の早い方へ手続き済ませました)。その後は当然さらに働きづめです。これは己が選択してしまった人生なので仕方ありません。誰にも頼れないし、泣き言も言えません。学費の援助も仕送りも一切無し。早朝から働き、夕方から受講。合間に合唱の日々。大阪万博開催の年でした。

◆大学では良き友人に恵まれました。私なんかよりもずっと苦労し、家計の大黒柱だった仲間もいます。いじけてひねくれまくっていた私の心も穏やかになれました。クラブ(混声合唱)の先輩後輩も良いメンバーでした。貧乏学生の集団でしたが、練習前にフランスパン1本をみんなでちぎりあったこともあります。十分でした(一口食べる間に、お喋りや笑い声が飛び交い、固いパンはなかなか呑み込めなかったから)。多感な学生時代の良き友人は特に貴重です。この歳になって実感しています。

勤労学生にとっては職場の環境も大事です。4回生の夏前までは「○○大学第一高等学校」(苦笑)という所で図書館司書(3回生時に桃山大学にて資格取得済み)。大阪郊外、丘陵地にある広大な大学敷地内の一角。緑に囲まれ環境抜群でした(マジで)。が、前年冬に妹(東京)が大病で入院し、手術が迫っていました。それまでに東京との往復や田舎の病院への転院やらでナケナシの蓄えも底をつき、少しでも収入の多いところを、と目指し、一般企業へ就職しました。案の定、・・・

少しばかりの金額に目がくらんだばかりに、ここから転落人生です。早朝出勤・残業三昧・付き合いと、とても勉強の環境ではありませんでした。☆ ★ ☆ ★

◆こんなに陰気な日記なのに、学生さんが時々覗いて下さってるようなので、自己紹介代わりに回想してみました。

 掲示板への書き込みがなくてもわかります。貴方がかなり頑張っていらっしゃる事。周囲のご学友よりも過酷なバイトやクラブ活動などに精を出していらっしゃる事。質素ながらも堅実に人生を歩いていらっしゃる事。などなど、どれもがあなた方の貴重な足跡だと思います。そして今、貴方がなさっておられるバイトは世の中になくてはならない大事なお仕事です。格好良くて簡単に稼げるバイトではないでしょうが、貴方のその踏ん張りなくしては世間の人々は困るのです。大変ご苦労は多いと思います。なのに、人々は注文を付けたり、文句を言ったりしてるんでしょうね。ケシカラン世の中になってしまいました。私たち大人の責任ですよね。

 ケシカラン大人が若者を食い物にし、金儲けを企んでいるやも知れません。簡単に高額の収入を得られるなんて事は稀な筈です。乗っからないで下さい。【若さ】は若者だけの特権ではないはずなのですが、哀しいことに正真正銘の若者には勝てないのです。《物事に対する気概と純粋さ・勇気や向学心》などなど大事にして下さい。



☆★まだまだあがきまくってる私ですが、
  今年もよろしくお願いします (゜-^*)/~





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最終更新日  2006年01月17日 03時51分56秒
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