コミュニケーションファクトリー ~演出工房~

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フェザー4189

フェザー4189

Nov 16, 2002
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バラエティー番組を新しく立ち上げる時にこんな会話が必ず出てきます 

「そうやなあ、どの設定でいったらいいかな?」
バラエティー番組のおよそ半分はこの「設定」のもとに繰り広げられています。時にはそれが家族であったり、会社であったり、秘密組織であったり、出演者の人数と年齢によってその「設定」はさまざまです 
バラエティーはドラマとは違い内容はほとんどアドリブで自分の意見を自由に喋るものであるのにもかかわらずこの決められた「設定」のなかで展開します
どうせ会話が盛り上がるとそのタレントのキャラクター同士での掛け合いになるのに親子や上司と部下、ボスと子分といった「設定」は実際問題必要なのかと考えたくなるのですが
番組が続くにしたがってこの「設定」が重要であることに気付きだすのです タレントはVTRのコメントを喋るにしてもどの立場でコメントすればいいのかに悩みます そんな時「設定」があると自分
が今、何を求められているのかがわかりやすいのです
一般社会においても会話のほとんどはこの「設定」の元に繰り広げられています 自分のおかれている立場において今自分はどんなことを言うべきか、誰に反論すべきかを無意識に考えて会話をしているものです 例えば同じ主婦でもお母さんの立場で喋るのと1人の

、私自身もディレクターという立場がなくて一般視聴者としてテレビを語ると180度意見は違うものになると思います。
バラエティー番組、討論番組で熱くトークバトルを繰り広げた者同士が番組終了後仲良く世間話をしている姿を見ると、全てが「役割」「設定」「立場」がモノを言っているだなあとつくづく思います 社会生活の中で喧嘩している人間同士も「立場」があるからこそ言わないでもいいことを言わなくてはいけないし 「設定」があるからこそ戦いがあるんだなと思います
しかしこの「設定」をはずした楽屋の人間同士で触れ合えることは
一般社会では多いものではありません
人の好き嫌いを「設定」のもとで決めてしまうことがほとんどです
 最近は人を見るときよくこんなことを考えます この人の「設定」「立場」が違うところにあったらこの人はどんなコメントをするのだろう?ここでは僕の「設定」として反論はしなくてはいけないけど、全く反対意見を言われたからといってこの人を憎んだって仕方がないんじゃないかと・・・
でもこの「設定」があるからこそ信頼できる人もいるし、胸をときめかすこともできる
テレビの演出では気楽に設定を決めている私自身ですが
「設定」のもとにある人間関係に腹を立て悩み、苦しむ毎日です。





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最終更新日  Nov 16, 2002 02:51:10 PM
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