わがままで頑固者


子どもの頃、みんなが保育園に通っていた。
わたしも、行きたかった・・・。
でも、わたしのうちは共働きじゃないから行けない。
でも、どうしても行きたい、行ってみたかった。
多分、父が骨をおってくれたんだと思うんだけど、
わたしも保育園に通えるようになった。
うれしかった!
あこがれの通園バッグ、上履き、園服・・・。
それなのに、
保育園が楽しかったかどうかの記憶は一切残っていない。
どれくらいしてだろうか、覚えてないけど、
保育園で具合が悪くなってしまった。
わたしはひとり、園庭の小さな木の横でもどしていた。
とても、苦しかった。
先生はきっと忙しかったんだろうと思う。
今ならそんなふうにも考えられるけど、
子どもだったから考えられなかった。
わたしのところにはきてくれなかった。
そう思ってしまった。
わたしの保育園熱はこれがきっかけで冷めてしまった。
家に帰ってから両親に宣言した。
「もう、保育園、やめる!」
両親はあきれていた。
「行きたいって言うから行けるようにしたのにわがままだ!」
・・・そう言われても頑として行かなかった。
それからわたしは、わがままの頑固者・・・ということになってしまった。

そして、そのDNAは受け継がれている・・・ような気がする。




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