市場へ行こう。小高い丘にも上ってみよう。

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2004.10.06

晒す。

(2)

カテゴリ：日常記

あれほど人に見られるのが嫌だった右脚のスネの火傷の跡が、
あるとき、ある日からまったく気にならなくなったのは、
どういうわけなのだろう。

以前にも書いたことがあるのですが、本日の新聞のある記事から、
またそんなことを思い出しました。
思い出したのは久しぶりですが、思い出すたびに、いつも不思議に
思っていたことのひとつでもあるのです。

高校を卒業するまで、スネにひろがる跡が気になって、
体育の時間などはある種の劣等感があったりして。

突然にそう思った。「そんなの、どうってことない」とか「誰も見ない」とか
「受け入れる」とか、そんなことでもないのです。
あの日も、いやいや誘いを断れ切れずにいったのですが。
積極的にどうこうのなどの、理由なんてないもの。

肉体的な損傷や生まれつきのアザなど、どう感じ、とらえるかは本人にしかわからない。
だから、人に簡単に「どうってことないよ」なんて言えるわけがない。
人のことは言えないが、なぜ、ある一時から、苦痛やストレスに感じていた
肉体の損傷を人前で見せる（状況的に自然な格好でいるために）ことが、
まったく、そうまったく感じなくなってしまったのか、
たま～に不思議に思い返すことがあるのです。

なんかヘン？まぁ、いいや。

「ああ、これはねぇ、小さいとき…」なんてやってるものなぁ。
単に歳食って、不感症になったのか。。。

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