第24章ブラッド・ローズ


一ヶ月。
ディーターというチームメイトと同室となる。エネルギーの供給が満足に出来ない為に、氷と水が部屋を席巻する。寝ている時に、ディーターのベッドにヴィルフリートが寝ぼけてカッターナイフを数本投げつける。
ランプやカーテンを破損する。ディーターの足が氷付けとなる。ディーターは怪奇現象とアルバートの記憶改ざんの能力で納得した模様。
4日間と押したが、無理はあったらしい。異能者のことを知っていたのでまた記憶を書き換える。
二ヶ月。
ついにディーターが教官にヴォルフリートに精神の疾患の疑いがあると調査を依頼。独自にヴォルフリートの周囲を疑い始め、クラスメイトは事情は知らないがディーターに丸め込まれた模様。ヴォルフリートはネグレストの状態に置かれる。教官に非社会的と注意される。この間、吸血の衝動や破壊衝動の回数が増え、人格の入れ替えが起こる。
三ヶ月。
ワイリーが、クラスメイトとトラブルを起こす。立場が暴力モノと評価され、現在、監督せいの管理下におかれる。ダンダン、人格の入れ替えの感覚が知事待っているが、安定期に入る。フランツというほかの班がヴィルフリートの手下となり、ディーターとまた同室となる。精神疾患の疑いは晴れたが、嘘吐きと判断されている。ネグレストはなくなったが、妙な少年が接触してくる。
エネルギーの補給をできるようになった。

二ヶ月目。かかりつけの医者に報告の手紙を音楽室で書いていると、ランプが揺れていた。夜風が暗い室内に入ってきた。カタカタと窓が揺れていた。
「見回りの時間まで、時間あるな・・・」
ヴィルフリートは、ペンをインクの中に入れて、窓辺を眺める。明日につかう教材を手に取ろうとすると、間違って古ぼけた楽譜の束に指が触れた。
髪は黄色くなり、かなりすれていた。
「何だ、このきたねえ楽譜は、あの油じじいのものか?」
脳裏に鬼教官のはげた、油まみれの男の姿が思い浮かぶ。ちっ、忌々しい。
ヴィルフリートは舌打ちした。

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