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「世界は一つに、幸せになる、か?」「わかっているなら・・・!!」「俺がユフィの手を何故、取らなければいけない?彼女は俺の敵だろう。殺されるのをわかっていて、握る奴がどこにいる?」スザクの瞳が大きく見開く。「なにをいって・・・・」「シュナイゼルがブリタニアに都合の悪い。失敗する政策を継続させるわけがない」ガガン、とうちつけられる。
2013.08.13
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「・・・・会長、ここは学園じゃないんですよ」「だから何よ、私は貴方の保護者のようなものじゃない。それなのに、貴方がゼロで私の皇子でスザクとだけ、こんな楽しいことをして」「リヴァル・・・」「俺も驚いたけどさ、よくよく考えれば、確かにお前皇子っぽかったモンナ。オヤジさんって、あのブリタニア皇帝だったんだな」「シーツー・・」「可愛い坊やがせっかく友愛を深める機会に恵まれたんだ。それをお姉様の私が邪魔するわけにはいかまい」
2013.08.13
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「スザク~」「ジノ、ちょっと」「いいじゃないか、久し振りだろ」「まだ別れて三日だろ」「それでも、足りないよ~、スザク、可愛いから他の男に目をつけられたら」
2013.08.13
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「久し振りだね、ナナリー、コーネリアも」「・・・兄上、どういうつもりなのです、あのようなものを宮殿に招き入れるなど」「旅をしていたそうだね、コーネリア、疲れているんじゃないかい?」「皇帝陛下、貴方はあのものにだまされているのです」「ナナリーもカンボジアで休みはよくとれたかな?」「オデッッセウスお兄様、あのものはユーフェミア姉様やクロヴィス兄様を殺したんですよ!!」「・・・コーネリア、ナナリー、君たちにルルーシュを責める権利はあるのかな?自分で背負った総督の地位さえ放り出し、ルルーシュの気持ちを無視して、押し付けてきた君たちに。ユーフェミアもクロヴィスも死ぬのは当然だろう、神聖ブリタニア帝国の名前を穢したのだから」信じられないといった表情だ。彼女達からしたら、正気の沙汰ではない。ナナリーも信じられないといった表情をしている。「本気でイってラシャル野ですか?違いますよね?オデュッセウスお兄様」ナナリーの声が震えている。「もう一度言うよ、クロヴィスもユーフェミアもシンで当然だと。クロヴィスは結局周りのものに利用された人形にしかなれず、その結果、黒の騎士団を生み出すきっかけになった。ユーフェミアはコーネリア、君も知っているだろう。自分の権限の意味を理解せず、国是に逆らい、あの惨事を起こした」「兄上、ですがクロヴィスもユーフェミアもルルーシュのギアスに・・・・」ちろりとオデュッセウスがコーネリアを見る。その目にコーネリアはぎくりとなった。「君が忍び込んだ中華連邦の施設は私たちの叔父上、つまり父上の兄が持っていたギアス教団というもので、ブリタニアの暗殺者を育成する組織だったそうだよ」「!?」ナナリーとコーネリアは耳を疑った。「つまりは、父上はギアスという悪魔の力を国政の為に利用してきたことになるね。他国を攻めたのも、不老不死のためだとか・・・・さて、コーネリア、罪はどこにあるんだろうね?父上?それとも顔も知らない叔父上?それとも、ルルーシュか?違うね、神聖ブリタニア帝国そのものだ」
2013.07.28
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恋人?どういう原因で、どういう敬意でどういう結果でそういう結論に達するんだ。単純なようで複雑だ。スザクは自分がわかりづらい、複雑な性格をしているとよく言うが、ルルーシュ~したら、朱雀の思考こそが読めない。しかし、恋人というキーワードは機密でも出てこない。あいつも俺とスザクの関係は友達だったとしかしらないわけで。「・・・ほう、一年も放置した上恋人作りまくっているくせにカ」「えっ」ジノから聞かされているとは、スザクも知らなかったらしい。「どういう・・・」「ヴァインヴェルグ卿やアールストライム卿から聞いたんだ」「・・・」スザクは黙り込んだ。あいつら、とでも思っているのだろう。「ルルーシュ、本気にしたわけじゃないんだろう」頼るような視線だ。以前の自分ならなんなく受け入れていただろう。「どうだろうな?お前は天然を装いながら、だれでも人たらしを行うようだからな。一概とはいえないだろう」金魚のようにパクパクさせている。「ルルーシュ・・・」「俺はお前に告白した覚えはないし、受け入れた記憶はないんだが?」「ルルーシュ、冗談だろ」触るな、気色悪い。「俺達が恋人だったなら、何故、ランスロットのパイロットだったことを黙っていた?俺やロロが今のブリタニアを好きではないことを知っておいて。まあ、勿論、それはお前の意思だが、お前は俺達が心配すると思わなかったのか?」「それは・・・」「プライベートにしても、お前は俺と距離を取っていた。・・・・別れてから八年もたって、ブリタニア軍に入って、副総督の騎士になって、俺にはとてもお前との間に信頼関係があったと思えない」「ルルーシュ・・・」「意地悪が過ぎたな、・・・とにかく、スザク、お前はともかく、俺にその手はジョークは振らないでくれ、俺はこう見えて頭が固いんだ」ルルーシュはスザクの手を離した。「ルルーシュ・・・!」「ユーフェミア皇女殿下が死んで一年だ。お前がまだ皇女殿下の騎士であるなら、ラウンズに集中しろ」
2013.07.26
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「ひばりはずるい」「ひばりはこれ以上、何が欲しいの?私には何もない、ひばりには帰る場所がある、守ってくれる人がいる、けれど私には何もない」「私が欲しいのは、欲しかったのは」
2013.07.21
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ずっとずっとナナリーが目が見える瞬間を、2人で喜びを分かち合う瞬間を待っていた。言い訳でも自己満足でもそれこそがルルーシュの生きる理由だった。「・・・ナナリー、お前、目が」「ハイ、見えるようになりました。それが人殺しの顔なんですね」彼女は目が見えた。本来なら喜ぶべきものだ。「お兄様・・・」「私も同じ顔をしているのでしょうね」「お兄様、貴方に世界を統べる資格はありません。ギアスで人の心を捻じ曲げ、従わせるようなお兄様に」「では、ダモクレスはどうだ、人を恐怖でしたがわせるシステムではないのか」怖かったのだ、だれよりも。ナナリーに否定されることが。彼女にまでゼロの罪をつき合わせる必要はないと。だからいつも嘘をついてきた。自分と似た考え。彼女は学園にいる時とは違う。自分の意思で歩き出しているのだ。「世界中の罪はここに集まります」「そうか、ナナリー、お前は・・・」これは自分の責任か?真っ直ぐナナリーと向かい合ってこなかった自分への。だけど。ああ、たった一年でお前にとって俺は探す価値もなくなり、シュナイゼルたちの言葉を信じたんだな。母さん、確かに喜劇だ。
2013.07.19
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「あのドルシアへイって、君のなんだったの?結局、友達?随分、君に執着してたけど」「それは違う」「一秒も立たずに答えたね・・・・」「ただの同僚だ」「?でも、友達なんだろう?エルエルフ、君を片腕にというくらいなんだから」「変質者のストーカーだ」「偉いきっぱりというね、ア、僕、ウノ上がりだ。2人だけだと早いね」「・・・予測が外れるとは、時縞ハルト、今の会話はまさか俺を出し抜く為の作戦か?」「まさか、じゃんけんが弱い僕がそんなことするわけないだろ」
2013.07.12
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「お父様、・・・お願いがあります」「謁見を申し込んできたから、聞こう。おぬしはわしに何の頼みがあるというのだ、述べよ」「黒の騎士団撲滅の命令をお姉様から外してもらえませんか?」「副総督たるお前に総督への命令をとく権利はない。同時に神聖ブリタニア帝国を軽いものとはいえ、辱めているお前に」「!!」ユーフェミアは環境のおかげで人から否定されることが少ない。自分の夢の実現の過程でそうした場面に遭遇すると思っていたが、実の父親に言われると思わなかった。避けていた事実であり、誇り高いユフィには受け入れるには時間がかかるものだった。ユフィは自分が起こしたことは間違いではないと信じている。今は自分のプライドにこだわっている時ではない。ユフィは、ぐっと感情を抑えた。「・・・ですが、ゼロは私の協力者です。彼は私との約束を守り、行政特区日本に協力してくれています。そのゼロの信頼を裏切るなど、私には出来ません」真っ直ぐな目だ。「それはお前個人の理由であろう。ユーフェミアよ、その言葉をゼロの行動で家族を奪われた者達に同じことが言えるのか?コーネリアは貴様のせいで苦しい立場だと側にいながらわからんのか?」諭しながら、厳格な皇帝の声でそう目を見ながらそういわれた。「それは・・・」確かに双だろう。考えていなかったわけではない。「・・・ゼロは確かに過去に私たちと戦い、犠牲者を出しました。ですがエリア11で彼が支持を得ているのは事実であり、私は彼が間違いとは思いません」「・・・だ、そうだ、コーネリアよ、お前はどう思う」カーテンの中から、エリア11総督コーネリアが現れる。「お姉様!?」「ユーフェミアは今の言葉にふさわしい力を持っているか?総督であり、姉であるお前から見てどうだ?」「・・・・・ジャスミンの匂いがするね」合衆国日本にスザクの姿はあった。「はい、このお部屋は神楽耶さんのお気に入りの香水がおかれているので。お兄様もよく来られますから」ゼロの部屋らしく、どの部屋よりも広く使いやすそうだ。「・・・ナナリー、君はいいのか。ルルーシュに彼女が、神楽耶がいて」「え?お兄様に恋人が、大切な人が出来るのはうれしいことじゃありませんか?」「スザクさんは違うんですか?」眩しい光景にスザクは瞬間、ズキンと胸が痛んだ。「お姉様・・・」不安そうなユフィを苦しそうに見ながら、コーネリアは皇帝を見る。「総督の立場からお答えしますが、副総督は自分の打ち出した理想にふさわしい実力と経験があると思えません。副総督の言う理想は、我がブリタニアでは夢物語に過ぎません」「!?」ユフィは耳を疑った。「お姉様?」「総督だ、ユーフェミア」「・・・・総督」コーネリアは頭を抱え込んだ。「・・・・正直言いまして、私は今ユーフェミアの副総督の志願を認めたことを後悔しています」それは本音であり、今の彼女の正直な弱音だ。だが、恵を与えられることになれ、守られることになれたユフィにとって、その言葉は裏切りのようにも聞こえた。元々ユフィは何をしですかわからない。自分の意思を曲げない人物だ。過保護にしてきた姉や周りの影響もあるだろう。だからこそ、ユフィは逆境にたったことを経験せずに育ってしまった。逆に言えば、イザ、その立場に置かれると、彼女を守れるのは、生まれと第3皇女という地位でしかない。コーネリアの妹という名目がブリタニアにおいての彼女の居場所だった。「・・・・どういう意味ですか、総督。貴方は私を認めてくれたから、副総督として共にエリア11にきたのでしょう」「ユーフェミア、理想だけでは変えられぬ。前にも言っただろう、お前の理想は皇帝になることだと。お前は着任してから、自分のイレヴンとの共栄という理想にも、私と共にエリア11を守り立てるという現実にも立ち向かっていない」「それはお姉様たちが私を・・・・その、私の意見を聞かないからではですか」「これはお前の騎士の言葉だったな、正しい方法でなければ何の価値もない。正しい過程でなければ、だれも納得しないと。イレヴンであるあやつの事を信じるわけではないが、お前は一人よがりすぎる。私達が強情と思っているようだが、ユフィ、お前こそ、一度でも臣下の言葉をまじめに聞いていたか?提出したお前の議案は全てお前個人の考えに偏っている上、お前は行政特区日本以前にも議会と話し合うことすらせず、政策を打ちだてようとしたそうではないか。・・・・そんなお前にほかのものが惹かれると思うのか?」「なっ」自分はがんばり、けなげに認められようとしていた。「私だって努力していました、総督ならお分かりでしょう」理不尽、ユフィはそう思った。「・・・・ああ、そうだな。だが、ユフィ」「?」「周りはお前をそう思っていない。お前はブリタニアの国民がお前をどう見ているのか、知っているか?」「どうって・・・」日本人やスザクが幸せなら、エリア11の国民も幸せに違いない。信じきっているわけじゃないが、そうなると信じている。必ずしも、がちがちの価値観を持っている人ばかりではない。「・・・・スザクを囲う無力なお姫様ですか?」これはこれで理不尽だが。「違うぞ、確かに柩木との問題もあるが、今のお前に対する評価は自分達を自分の理想に巻き込み、圧政を敷く暴君だ」今度こそ、耳を疑った。「!?」
2013.07.10
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「・・・すまない、知らなかった」ルルーシュの口から出てきたのはそんな言葉だった、聴いた朱雀はお驚いた表情をしている。スザクの認識では自分がスザクの感情を知っているようだとなっていた。「・・・・本気?君はシャーリーやシーツーとだって、学園の女の子達も。僕、彼女達よりいる時間、多いよね」「お前が俺の噂をどう聞いているか知らないが、俺はナナリーを守るのに必死で、シャーリーも一度告白された時、告白されるまで気付かなかった。・・・恋愛が苦手なんだろうな」「そんな女の子にもててたのに」「・・・ああ、だが、理想と現実は違うんだろう。お前柱なしだろうが、俺はシーツーを恋愛対象と思ったことはないし、・・・怖いんだと思う」
2013.07.10
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「貴方は私達を捨てたんです、そして、ラクス様たちを選んだ」ルナマリアの瞳から涙がこぼれた。銃口もかすかに震えた。「メイリンまで・・・・、なんて酷い」「ルナマリア!!」
2013.07.05
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「私はお兄様といれば・・・」ナナリーがルルーシュによく言う台詞だ。温かくなると同時に、閉じてしまっている世界に悲しみが浮かぶ。スザクはわかっていない。ゼロと手を取ることも出来ないのに、ブリタニア人と日本人が手を取り合えるものか。憎しみを忘れ、かつての敵を許し、愛し合え?そんなことは理想に過ぎない。
2013.07.05
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「久し振りだね、アキト」「・・・ブリタニア軍・・・!!」「忘れたのかな、私だよ」「?」
2013.07.03
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「ベリル、行こう」「・・・どこに」「いけるところまで、フォンやクロムも来るよ」アゲートはベリルの手を引いて、飛行機へと走り出す。
2013.06.26
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スザクの母親が再婚したのは、スザクが小学4年で、ジノが小学三年のときだった。そのときは男言葉にズボンばかりはいて、暴れていたので、スザクが女性であることは意識したことがなかった。中学に上がり、母親と同じように女性らしいからだとなり、女性そのものとなっていくと、動揺するジノと違って、ルルーシュは近くによるのが怖くなった。中学3年の冬、スザクに声をかけられた。「心臓の調子、どう?」「・・・エ、ああ、くすりでだいぶ最近は落ち着いてきたが」スザクはこんな女性のような表情で笑っただろうか。
2013.06.21
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ユーフェミアとEUの大公との結婚が、一年後に決まったとコーネリアからユーフェミアは告げられた。「お姉様・・・それは」「お前の将来の夫となる相手側のニンゲンがお前と柩木、ひいてはゼロとの将来を懸念して、父上に進言したらしい。このままでは大公の面子にも関わる。噂が悪化しないうちに、自分たちの大公とユーフェミアとの結婚を名実にしろと」「私は否定しました」「私も双だと思う。だが、父上やお前の婚約者は、お前が神聖ブリタニア帝国の皇位継承者としてふさわしい人物か疑問を抱いている」「な・・・っ」皇女としての誇りを持つユフィにはプライドを傷つけられたようなものである。「ユーフェミア、お前は今ブリタニアに対して、皇女たる証を見せなければならない。ゼロを中華連邦と協力し、ゼロをその手で撃て」「!?」ルルーシュが招待と知るユフィにはありえない言葉だった。行政特区内でもユーフェミアに政治の能力がないことが徐々に表に出始める。スザクがカバーをし、日本人の参加者も出てはいるが、今、現状は一定の数字しか出ていない。エリア11の税金とユーフェミアの個人財産、本国からの援助金。キョウトやゼロの協力。前回の日本人による襲撃事件や騎士とのスキャンダル。コーネリアの情報規制でユーフェミアはかばわれていたが、下のものはあくまでコーネリアの命令だから従うのであり、副総督としての実績を上げないばかりか、努力さえ見せず成果を向上させないユーフェミアを役割異常にかばうものはいなかった。実力やコーネリアのおまけということもあるが、ゼロがユーフェミアの最大の賛同者というのが議員や軍人達には耐え難いことだった。スザクの発言は元々コーネリアは重要視していない。「見ろよ、色時で出世した騎士様だぜ」「イレヴンだから、そういう手でしかあのお姫様を操れないんだろ」「何で、俺たちが俺たちの金を取る我儘なお姫様の騎士様の命令を聞かなければいけないんだ」当初は気にしていなかったが、今はその言葉はスザクに突き刺さる。彼女をかばえばかばうほど、彼女は同じブリタニア人から無能といわれる。彼女のやっていることは間違っていないのに。日本人も彼女を理解しようと、知ろうともしない。自分の存在がユフィを苦しめる。「スザク君、しばらく休学してくれない?」「え?」呼び出されたスザクはミレイに何を言われたのか、すぐに理解することになった。「誤解しないでね、これは私の判断じゃなくて、オジイ様やうちの両親が決めたことだから」気遣うようにミレイが笑う。「・・・・何故」「わかっているんでしょう、本当は」「ユーフェミア様のことですか」「―ゴメンね、私もそうは思いたくなかったけど・・・でも、悲しいことにブリタニアはそういう国なの、体面を気にする国なの。スザク君の事はこのまま三年まで生徒でいて欲しかったけど、生徒の家族や関係者がね、やっぱり納得できないのよ」ミレイがゆっくりと目を閉じる。「それにルルーシュのこともある」「!」「ルルーシュはなんだかんだいって、うちの生徒に慕われていて、皆結構ショック受けてる」「そう・・・ですね」
2013.06.16
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「ユーフェミア皇女殿下?」「ごめんなさい、急に嬉しいと思ったら涙が出てきて」「・・・」「どうしてかしら、泣きたくなったのは」
2013.06.16
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「オーべっく社長ですね」「君は?」「名乗る必要はありませんよ」「は?」ロ路の左目が赤く輝く。「貴方は死ぬんですから」
2013.06.14
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―今更、何のつもりだろう。スザクに引き止められながら、ルルーシュは酷く冷静に、いや、冷酷にスザクを見た。ブリタニアの手を取り、俺たちではなく、ユーフェミアの綺麗な手を選んだくせに。「・・・俺の自由だろ、誰と付き合おうと。親友だからって、指図される覚えはない、行くぞ、カレン」「ええ・・・」「・・・待って」「待ってよ、ルルーシュ!!」
2013.06.12
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「あの子を愛してるんですね」「!」「何をバカな・・・」「馬鹿なのは、貴方ですわ」「いつも貴方があの子を気にかけているのはわかっています。貴方はあの子に恋をしているんですわ」「10歳も下だぞ、それもあんな小さい」「それが何だというのです、そうやってごまかしてこられたのでしょう」
2013.06.09
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「関係ないって、何だよ」追いかけてきたジノが布団やシーツを置いている部屋にスザクを連れ込んだ。「ジノ・・・」怒ってる?「さっきのどういう意味?」「キスさせてくれたりしたから、同じ気持ちだと思ったのに」「駄目、ジノ、離して」「離さない」スザクはじたばたと暴れ、ジノを引き離そうとするが、叶わない。その間にも浴衣は脱げそうになる。「スザクに俺をわからせるまで」雨で濡れた状態の体操着のスザクの姿は正直、たまらない。透け透けで、ブラがみえてしまっている。「雨、やまないね」最近、何なんだろう。こういうシチュエーションがおおすぎる。・・・・スザクのことは好きだけど、さすがに。ジノは何とかスザクから目を背けようとした。「閉じこめられた」「え?」「・・・スザク、体を寄せて」「え」「ほら」「濡れたままだし、着替えもないし、かといって風邪引くわけにもいかないだろ」
2013.06.07
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ジノの制服の上着・・・。誰もいないことを確認をして、鍵をかける。匂いがする。・・・・ジノ。こうしていると、まるで、ジノに抱きしめられているみたい・・・。香水、彼女のものだろう。彼女ともこんなことするんだろうか。ズキン・・。「・・・・?」何、今の。恋人がいるなら、僕と同じことをしても。・・・いや、僕がおかしいんだ。・・・ジノに言わなきゃ、もうさわりっこはないって。しちゃだめって。彼女は他人というだけで公然と出来るのに。僕は駄目。
2013.06.05
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「え?」「え?」扉を開けると、バスタオル一枚のスザクがそこにいた。「きゃあああああんっ」「ごめん、スザク」ぐに、と何か柔らかいものがジノの手の中で揺れた。「いててて、スザク、大丈夫か」「うん・・」スザクが妙な声を上げた。「ジノ、手を離して」スザクの声が震えている。え?ジノは目を開けると、とんでもない光景が広がっていた。押し倒した状態でジノはスザクの胸を掴んでいた。「や・・・」「わわわわわっ」「ゴメン、スザク」脳裏には、先ほどの見事な体のバスタオル一枚のスザクの姿が浮かんでいた。・・・スザク、見事に育ったな。ジノの脳裏にはタオルから見えるたわわな見事な果実でグラマラス級に華奢な身体に長い手足だった。高校生でありえないだろう。あの体は。「ええっ、くそっ」何度もあの見事な曲線が浮かんでくる。足を滑らせて、スザクの上に倒れるなんて、恥ずかしい。でも体にはまだスザクの体の感触が。「ッ手、違う、違う」気のせいだよ、きっと。ジノにおっぱいをさらわれた。ただ、それだけで事故なのに。胸がすごくきゅんきゅんする。でも、でも、ジノは僕を見ていて。スザクは感触を思い出すように自ら胸に触れた。「うう・・・」何か、変。妙な勘定が走る。こんなんじゃない。ジノの手はこんなのじゃなかった。もっと乱暴で、ごつごつとした男の人の手で、でも熱くて。「あぁ・・ふ・・・」あの瞬間、とてつもなく甘くて、どうしようもない何かが支配しそうになって。翡翠の瞳は既に蕩けている。・・・・駄目、こんな事しては。「・・・」きゅうん、きゅうんvそっ、と誘惑に負けそうになる。「うう・・・」・・・駄目なのに。でもジノのことを思いながら、こうすると、どうしてだろう。ジノの指が僕の・・を偶然にもひねった。ジノv「・・・くるし」僕の体は最近変だ。スザクの体は変化していた、少しずつ。気持ちは走り出してしまっていた。
2013.06.05
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「スザク、好きな人、出来たの?」「えっ、あっ?」「最近、雰囲気変わったから」「あら、シャーリーもそう思う」「うん、リップ気にしたり、神を気にしたりするから」「で、スザクはどうなの?いるの?うちの学校の生徒?」「いないよ」「え、でも?」「いないって」ジノが驚いたような表情をしていた。どうしたのかと声をかけようとしたら、タオルをはずしていたことにスザクは気づいた。たわわんなスザクの胸や肢体がジノの眼前にさらされていた。「わわわわわわわわわわっ」・・・・・・・見た。「酔っているの、ジノ」「うん、少し」「しょうがないな、少し外歩く?」「うん・・・」「会長、ちょっと弟とでてきます」「ええ、それじゃあ、ルルーシュ、のむわよ」ミレイのテンションはいつもより盛り上がっていた。「未成年ですよ」ルルーシュはため息をついた。「でも、よく誘ってくれたね」「え?」「昨日、あんなことがあったのに」「!」かぁぁとスザクの顔が赤くなる。動揺するな。「あれは、ただの事故だよ、忘れてくれ」「うん・・・」ジノはまだ酔い心地だ。2人の間に微妙な空気が流れる。「スザク、・・・ゴメン」「え?」「最近さ、ハプニング多くて、スザクを困らせて」「僕はそんな・・・」「スザクといるとさ、ドキドキするんだよね」「え・・・」「何か、気になって、つい意地悪したくなる・・・」「・・・・」「変なこと言うなよ」「スザク、可愛い」ジノがいきなりスザクに抱きついた。「すきすき」心臓がはねた。「あ・・・」「大好き」・・・・ジ・・・ノっ。「!」びくん。「!」「スザク・・・」きゅん。・・・・あ。「スザク・・・」あ、やばい。これは。「離して」「照れてるの?」違う。違うんだ、ジノ。身体が熱っぽくて、甘酸っぱい何かに、甘い毒に、スザクは体を支配されそうになる。胸がドキドキして、身体がうずく。ジノの匂いだけでどうにかなってしまいそうだ。あぅ・・・ぅぅ。駄目、落ち着け、自分。ジノ・・・ジノ。「もう」「スザク?」「離してっ」スザクはジノの手を弾いた。「あ」つるり、と滑った。ばしゃぁぁん。「・・・・」「スザク、大丈夫か?」また、ジノが見つめてきた。
2013.06.05
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「何故も何も、お前なら喜ばないまでも賛成してくれると思っていたんだが」ルルーシュは戸惑ったような表情を浮かべる。「俺がナナリーばかりにかまけるのをお前は気にしてたじゃないか」「でも、付き合うなんて・・・」「・・・17歳なら、恋愛はするものなんだろ」「ルルーシュ・・・!!」
2013.06.05
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「シーツー・・・もういいんだ。それは」「馬鹿が、こういう人間は直接言わないと理解できないんだ」「・・・・」「まず、お前は一年前のこいつの状況をどこまで理解していた?ブリタニアからの人質で、シャルルやマリアンヌはこいつやナナリーを守るという名目でブリタニアにいい勘定を持たないお前の国に送り込んだ。当時はわからなかっただろうが、今のお前ならわかるだろう。あの時のルルーシュたちはどういう立場だった?」「・・・政治の道具で、監視されていた。死んだら困るという名目で留学生という形だったけど、父は自分の目的の為にルルーシュを皇族との駆け引きにして、ナナリーを殺そうとした」「それでは、こいつが送られたのは?」「母親が死んだから、と」「住んでいた場所から見ても、ルルーシュたちはブリタニアの皇族という扱いではなく、政治の駒であり、悪意があった。マリアンヌは私にこいつらの様子を見てくるように言った」「それは初耳だぞ」「そして、戦争が起き、ルルーシュたちはアシュフォード家に、いつかアシュフォード家が栄える時に使うカードとして、引き取られ、身を潜めることになった。お前は学園が平和で、ルルーシュが気持ちを変えれば、皇族に戻れると思ってたんだな、ユーフェミアに知らせようと思ったということは」「ユフィにとっても、ルルーシュたちは大切な家族だ。主でもある彼女にそのことを言わないのは不敬だと思ったんだ」「マリアンヌを殺したブイツーがいる皇族にこいつが戻ると?」「シーツー、いい加減に」「・・・だって、そのときは知らなかった。ルルーシュだって何も」「いえるわけがない、お前の主はコーネリアの妹だぞ。ブリタニアの騎士であるお前にそんなことを言えば、ナナリーに危険が及ぶ」「ユフィはそんな人じゃない。彼女をよく知らない君にそんなことを言う権利は」「知らないな。だが、敵としてのコーネリアならば知っている。ブリタニアの魔女だろう、ブリタニアへの反抗勢力を各エリアでつぶした。そして、コーネリアは兄弟と仲がいいのだろう、クロヴィスの仇うちのためにくるんだから。だが日本人にはそんな事情は知らない、勿論その妹のユーフェミアの事情も。そんな姉の妹だ、お前がルルーシュたちのことを知らせれば、お人よしのユーフェミアは姉にも生存を言うだろう。当然、シャルルたちにも知らされる」「ルルーシュのその時の環境ではナナリーは見つかれば皇族に殺されると思ったんだよ。犯人も見つかってないからな。それでなくてもマリアンヌは皇族にいい勘定をもたれていない・・戻った所で、皇帝になれることはまずない。とても天国とは遠い環境におかれるだけだろうな。アシュフォードにいても、ゼロにならなければ、偽者の戸籍だ、就職も結婚も出来ない。利用できないとわかれば、アシュフォードは二人を捨てただろう」「それでは、改めて、聞こう。こいつにゼロ以外のどんな選択肢がある?」
2013.06.05
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悪は倒され、世界は平和になりました。合衆国ブリタニア代表には、悲劇の皇女、ナナリーがつきました。日本の名を取り戻した合衆国日本の首相は英雄、扇要がなりました。しかし、これは現実であり、彼らの思い描く現実の姿とは違う。ルルーシュは確かに罪を被り、死んでいった。しかし、全てが世界の目からごまかせるものとは限らないし、自分の親しいニンゲンがいつまでも見方というのも都合のいい見方だった。「コーネリア・リ・ブリタニア、貴方のお姉さまには日本に対して賠償金を払っていただく」「は?何を・・・」「ですから、催眠術なので我が国にはむかったというだけで責任を取ったということにならないといっているのです。元皇族のシュナイゼルもフレイヤは自分がしたことだと死刑を認めています」「ナナリー様、貴方には元黒の騎士団幹部との関係を否定し、扇要を一とする超合衆国の反逆者たちを国際裁判に書けるための証言者としてたっていただきたい。彼らには、皇位継承者と知りながら、初代のゼロであるルルーシュ陛下を。会議の前で陛下となった貴方の兄気味に無礼を働き、戦争を招いたという罪があります」
2013.06.05
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ブリタニア皇帝とは違う、ユーフェミアの底知れぬ影響力。一人を救えば、あともう一人。しかし、ルルーシュはユーフェミアの純粋で真っ白な世界にコーネリアと同じように齟齬を感じていた。そのいきなりのたびに僕は扉を開けられた気がする。一人の罪を許す。スザクにはあの告白がきっかけで、ユフィに傾倒できるのだろう。ルルーシュは違った。あからさまな違和感を感じるのだ。
2013.06.05
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これは許されることではない。自分たちはいけないことをしている。けれど、もう感情をセーブすることなど、ジノには出来なかった。「スザク?」「触らないで」「僕、変なんだ」「おかしいよ、こんなの」「何が?」「だって、こんな・・・・」そんなスザクが可愛い。そう思って、ジノはふっと微笑んだ。「おかしくないよ、スザク」「え・・・」「きっと、その気持ちは生まれた時からあったものなんだよ。今まで眠ってただけで。だって、私はスザクをこんなに好きだから」ジノがスザクを抱きしめた。びくんとなる。「スザクが好き」「ジノ・・・」「好きだよ」「ほ・・・んとうに・・・」ジノが僕を好き、僕もジノが好き、今、気付いて。「ほんと」耳元で双ささやかれた。「~~っ」
2013.06.05
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目が覚めたら、スザクがキスをしていた。イスに座った状態で寝ていたら、スザクにキスをされていた。「!?」ルルーシュは混乱した。当然だった。さっきまでスザクはいなかったし、寝る前は一人でいたのだから。「おい、離れろ」じたばたと暴れながら、スザクの身体を自分から引き離した。「ア、起きた」にっこりと柔らかく、スザクは微笑んだ。
2013.06.02
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ユフィといると、幸せな気分になる。とても温かい。死にたいと願っていた。自分の幸せを願うことは許されないと。「スザク、眠いの?」「あ、ごめん」「主の前であくびなんて、駄目だよな」うふふ、とユフィは笑う。
2013.05.31
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「ジノ、悪ふざけが過ぎる」「そうかな、スザクは嫌がってるように見えないけど」「意地悪止めて」「浴衣ってさ、ひらひらしてすぐに中身が見えそうだよね」ジノは酔っていた。「いい加減離して」「濡れちゃったね」「え?」お風呂の中で浴衣のまま、入っていたスザクは浴衣が濡れて透けて見えていることに気付いた。かぁぁ、とスザクはなった。「やだっ、もうっ」今日は何なんだ、一体。「ごめん」後ろからジノが優しく抱きしめた。「スザクが可愛くてさ、ついいじわるしたくなっちゃた」「え・・」ジノ?「スザク・・・」エ、何、この雰囲気?えええ、じの、これは。唇があと数センチの所まできた。え?スザクの胸がきゅうんとときめいた。ジノが恋人のようなキスを仕掛けてきたからだ。「んん・・・・っ」ぎゅっ、と抱きしめられて、情熱的にキスをされる。がくんとスザクの華奢な身体が震える。「んっ」「んんぅ」何?・・な・・んか、へ・・ん。熱い何かがスザクの中で激しく揺れ動く。何だか妙な気分だった。酷く落ち着かず、とても甘い。何かがうずく。「ふっ」身体がガクガクと震える。甘い感情がスザクを支配しようとする。理性や何かが瓦解しそうだ。「プレゼント、ありがとう、姉さん」脳裏にその時の言葉が浮かんだ。「駄目だよ、ジノ」「スザク・・・」「君には彼女がいるだろう」「こんな、駄目だよ」「スザク、でも、私は」ジノがスザクに詰め寄った。「君が誰と恋愛しようと、僕に関係ない。僕は姉なんだから」感情的についそういってしまった。
2013.05.31
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「ジノ・・・」「スザク・・・」 まるで何かに操られたように、衝撃を受けたようにしばらく二人はお互いの姿を見ていた。「スザク、あの」スザクはハッとなる。「ご、ごめんっ」おかしいよ、僕。絶対、今までこんなことなかったのに。不良達の手がスザクの体を這いずり回っていく。シャツが引き裂かれ、スカートが脱がされる。スザクの身体があらわになる。「イやッ、止めて」ぞっとなった。いやだ、こんな。「何を言ってやガル、弟に欲情してるくせに」「!?」耳を疑った。「何を、バカな」「俺は見たんだろ、駐車場で」「制服をあんな格好で頬ずりなんて、まともな姉ならしないだろ」見られていた・・・スザクの表情から血の気が引いていく。「変態」脳裏にジノの笑顔や様々なジノとのことが浮かぶ。いや、こんな。こんなの、や。だって、だって。どうして、どうして、ジノのことばっかり浮かぶの。胸がこんなにきゅうんとして、身体が熱いの。おかしいよ、僕。「やっ」「・・・・っ」ジノじゃなきゃ、やっ。今、僕は何を。「おかしいんじゃねえの、お前」「姉貴になんで、そこまでするんだよ」「行こうぜ!!」「・・・・・っ」「・・・・ジノ」「私があいつらの全てをスザクから消してあげる」「え?」それは禁忌の恋の本当の始まりだった。「好きだ」「あ・・・」腕をつかまれ、抱きしめられた。何で、そんな目で僕を見るの。どきんどきん・・。「ジノ・・・」拒めない。
2013.05.31
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/正直、こんな狭い空間でこんな可愛い格好のスザクと体を密着しているのは辛い。ジノは心の中で賛美歌を唱えていた。街中でスザクはよく男に見られる。凄く可愛くて、ナイスバディでこのベビーフェイスだ。男が放っておくわけがない。「スザク、ごめん」スカートがひらひらして中が見えそうだ。ッて、違う、私は身内で弟だろう。スザクは確かに甘い匂いで抱き心地いいけど。「ジノ?」解けるような翡翠の瞳がまっすぐジノを見てくる。う・・やばい。「告白、まじめに答えてやれよ」「え・・・」「相手はスザクにマジなんだから」「・・そうだね」
2013.05.31
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「・・・・終わったことだよ、スザク」「え?」スザクはルルーシュに何を言われたのかいみがわからなかった。「俺とお前は一時的な感情に流されていた、それだけだ」「な・・・」「不自然だったんだよ、スザク」「何を言ってるんだよ、ルルーシュ」
2013.05.31
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「待ちなさい、ジャンヌ!!」「捕まえられるなら、捕まえなさい~」言えと家の間をひょいひょいと潜り抜けていく。軽やかで華麗な笑顔を、怪盗ジャンヌは浮かべて空を舞う。
2013.05.31
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・・・ユフィが死んだ。あの子が、私の妹が。私が守ると決めた、私の宝が。けんかをしていた、初めての喧嘩を。いずれはぶつかることもあると思った。だが、こんな別れ方をするはずではなかった。あの子はゼロに殺された。
2013.05.29
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ナナリー・ヴィ・ブリタニアが納める合唱刻ブリタニアはかつてのブリタニアではない。階級も差別も関係のない、アル意味では個人となったユーフェミアの理想の世界に近い。しかし、その優しい世界にナナリーが望む人物の名前はない。「散々、否定しておいて、何のようだと思えば、私がルルーシュのようにお前の疑問にこたえると思ったのか?」「・・・違います」「都合が良すぎるぞ、他人は・・私達はお前に都合のいい駒じゃない」「だが、何回も呼び出されるよりはましか。自分の立場が危ういものだとお前もようやく理解したようだからな」「・・・お兄様は、何故、死を選ばれたのですか?」「簡単だ、ルルーシュは世間が思うような、血も涙もない完璧な悪でも、お前が思うような優しい兄だけではなかった。嫉妬も絶望もそれくらい、お前が世界から目を背けていたときも恐怖を味わい、同時に世界の美しいものも愛した、ただの人間だった。・・・同時にお前が思うような、大人ではなかった。愛情に飢えて、常に裏切られ傷つき、自分の死で世界を救えるという子供だったんだ」
2013.05.26
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「お兄様は、お父様に堂々と文句でも何でも言いに行けばよかったんです。ゼロという仮面などつけて、世界を混乱させて、ギアスなどと・・・何と卑小な・・・!!」「ほう?つまり、ゼロにならずにお前はブリタニアに、今のお前のように皇族に戻れると?」己の才覚だけで、とスザクも言っていたが、彼らは知らなさ過ぎる。ルルーシュも隠していたのは事実だ。「私はお父様の元に戻れて、総督となりました」しかし、あいつの中でナナリーとスザクは違う。「お兄様だって、機会があったはずです、ユーフェミア姉様の名前を穢し、命を奪うなんて、私は望んでいません」「偽物の戸籍で、まともに就職も結婚も出来ない。戻れば、母親を殺した暗殺犯がいるかもしれないブリタニアにか?」「え?」「つまり、お前はルルーシュと共に死にたいと、ブリタニアのせいで死ぬ命が増えても、母親が何故死んだのかもどうでもいい、それでいいんだな」「何を言って・・・」「そうだろう?お前はブリタニアに皇族として戻れる、つまりはあいつがお前を守ろうとしてゼロになったことも、それが生きるためにそれしかなかったことも、そのドレスのためにいくら血が流れようとも、自分にさえ優しい世界ならばそれでいいんだな」「何を言ってるのです、無礼な!!」「マリアンヌの死はお前にとってただの不幸な行き違いか?世界は怖いから、自分や兄さえいればいい。だが、同時に自分の不幸な境遇を若って欲しい、私は自立しました、ユーフェミアお姉様の夢を継ぐか?自分の目で確認できなければ、教えてもらわなければ、わからないか?お前、本当はルルーシュなどどうでもいいんだろう?マリアンヌさえも。ほめられ、ちやほやされ、ドレスに身を包み、贅沢な皇女としての地位でいられれば」ナナリーの顔が赤くなる。身体が震える。「ななな・・・」「違うというのか?」「違います!!私はお姉様の描いた優しい世界のために!!何も知らないくせに勝手なこと言わないで下さい!」「知っているさ」ナナリーが手を緩める。「私はお前の兄の共犯者だぞ」「・・・」「確かにお前の人生はお前のものだ、ブリタニアに戻りたい気持ちも理解はする。ならば、ナナリー、何故、アシュフォードにいる時にルルーシュに言わなかった?父親の元に戻りたいと、皇族に戻りたいと。お前、・・・ただのルルーシュの我儘に付き合っていたとか言うなよ。お前が目が見えない間、アイツは常に世界と戦い、恐怖してきた」「私はそんな・・・・」
2013.05.26
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ゼロは黒の騎士団に殺され、世界の悪はシュナイゼルとナナリーというのが世界の常識となった。結果的に神聖ブリタニア帝国は残り、超合衆国は新たな議長を迎え、黒の騎士団は罪が暴かれ、刑に服すことになった。「行くのか、シーツー」「ああ、今度は人間としてナ、お前も早く妃でも見つけて繁栄するんだな」「しかし・・・」「私はお前が生きていれば笑顔になる、今度は生きるために旅をするんだ。連絡はしてやる、お前は寂しがりやだからな」「誰が」
2013.05.24
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「―お前には、ユーフェミア皇女殿下という居場所があるじゃないか」優しい穏やかな笑顔でそういわれた。「え、・・・あ」「いい人なんだろ」「!!勿論、彼女はすばらしい人だ!!」そうか、とまたルルーシュは笑う。でも、スザクにはルルーシュにユフィという場所ができたことで、ルルーシュに突き放されているような気がした。「理解されたい、とかそういうことはもういいんだ。わかってくれた人がいたから」「・・・」以前、ルルーシュの前でかけがえのない女性を失ったといった。表情に表れていないけど、アレは傷ついていたと思う。
2013.05.22
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「いい加減、人の話を聞け。お前、もうそれだと天然じゃ済まされないぞ。あいつもよくお前のその頭でラウンズに入れたな。スザク、ラウンズは何も戦力だけの存在じゃないんだぞ」よく考えれば、なぜ自分ばかり背負う必要がある。目の前にいるのがシャーリーや日本人とかならわかるが。「ブリタニア皇帝は世界の半分を支配する存在であり、お前はブリタニアの騎士の憧れであり、戦力であり、時にはブレーンにならないといけない」スザクはうっ、となった。「今は君がゼロとして起こした罪やユーフェミア様の話を」「しているだろう、お前はまず他者を罰する前に自分の頭で物事を考えろ。俺を殺してユーフェミアの復讐は果たせても、皇帝殺しに絡んだ以上、シュナイゼルはお前をナイトオブワンにしない。つまり、俺という加害者が死んでも、ユーフェミアがギアスで操られ、虐殺は本位ではなく無実だというニンゲンはお前以外しかなく、彼女の評価は虐殺皇女のままだ。俺を生かしても、アイツは俺を死刑にはするが、ギアスなど元々形もないものだ。ただの妄言扱いされ、やはりユフィは虐殺皇女のままだ。お前も日本を取り戻せない」「嘘だ、そんなの!!シュナイゼル殿下は約束を」「アホか」「EUの半分を落し、次の皇帝候補といわれる男が前の工程の、それもイレヴンの騎士との約束など守るわけがない。どうせ口約束だろ」「うう・・・」「ブリタニアを舐めるな」「ルルーシュ・・・」「ルルーシュ、お前、ストレスがたまっているな」シーツーがでてきた。「それは双だろう。よく考えてみれば、俺ばかりがなぜ、そんなにも背負わなければいけない?それに気付いたら、急に感情がこみ上げてきて・・」「切れたわけか」「それじゃあ、約束は」「ハァ?お前、自分の意志がないのか?散々、俺の言葉は嘘だといって、俺の頭を踏みつけたくせに。お前の日本解放はその程度か、人のいうことを聴くしか能がないのか?そんなので、俺を殺すのか?それはそれは楽な人生だな。いいとこ取りして、俺やユーフェミアに責任を押し付けてな」「押し付けたのは君だろう、君は父親に復讐する為に手を差し伸べた、君達の笑顔を望んだユフィを自分の野望に利用して、貶めて、殺したんだ!!」「その質問なら答えただろう、ああ、そうだ、俺はナナリーのために、自分が生きるためにユフィを殺した」「選択肢があったはずだ、ゼロにならずに、戦争を起こさなくても。ユフィという選択肢や他の選択肢が。君はただ皇帝陛下に復讐したかった、それに関係ない、罪もない人を巻き込んだんだ」「・・・選択肢があったか、柩木、お前は本気でこいつの環境がそうできるように見えたか?」「ああ」「ルルーシュ、どうやら、お前の目は節穴だ、こいつはゼロを利用するだけが限度の頭の悪いガキだ、確かにユーフェミアとお似合いだ」「どういう意味だ」「お前もお前の大事なユーフェミアも何一つ、世界を理解していない、そういう意味だ。自分達が強い立場だから、ルルーシュも同等のカチだと思っている。言っておくがな、世界はお前や第3皇女を中心に廻っているわけではない。血の流れない、憎悪もない世界など、それこそヒカリのない世界だ。そんなものはお前たちの空想、御伽噺でしかない」「な・・・つ」
2013.05.22
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「君はユフィを殺した」「だから?」「だからって、君には彼女の市の責任を背負う義務がある!!」「・・・ユーフェミアは生き返らない」「君は彼女を何だと思ってたんだ!!人の命を何だと!!」「ナナリーと同じ、血を分けた妹で君たちを助けようと、手を差し伸べたのに!!」「確かに血は分けている、しかし、俺がいつユーフェミアに助けて欲しいと、手を差し伸べろと頼んだ?妹だからといって、何故彼女の善意を俺が無防備に受ける必要がある」スザクの翡翠の瞳が大きく見開く。「失敗する穴だらけの政策にナナリーの命を預けるなど俺には出来ない」「君が邪魔しなければ、ブリタニアへの野望を諦めてくれれば、君は幸せになれた。ユフィは君やナナリーの笑顔を見るために、行政特区日本を作った。わからない君じゃないはずだ、それなのに、何故・・・」スザクは悲しい。失望や憎悪ではなく、分かり合えないこと、素人しないことが哀しかった。「・・・・スザク、いくらユーフェミアが善意であっても、それは実力が伴わなければ、世界においては一方的な価値観であり、押し付けるだけの自己満足の子供の我儘でしかない。特にブリタニアにおいて。俺が受けていたとしても、彼女の理想が現実のものとならない。あの皇帝が自分に反した考えを認めるわけがない。同時にユフィの理想は俺やナナリーの幸せにはならない。幸せとは自分で掴んで、初めて実感するものだ。夢や施しでは人は動かない。俺がゼロをやめることは出来ない、それは俺ばかりかナナリー西ねといってるのと同じだ」「だから、殺したというのか。自分と考えが違う、ブリタニアの姫で君の計画を邪魔したから、・・・そんなくだらないことで」「妹じゃなく、君は同じ皇位を狙うライバルでしかなかったという気か!!」「・・・・は?」
2013.05.22
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ズシャァァァァ、とルルーシュの体は崩れ落ちていく。「おにい・・さま?」ナナリーは呆然と、かつて兄と呼ばれた少年の元に向かう。その手をそッ、と取る。「お兄様・・・」「そんな、お兄様は・・・それじゃ・・・」「お兄様、愛しています」
2013.05.22
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「スザク君、ヴァインヴェルグ卿と会うのは控えた方がいいんじゃないかしら」「え」「そうだね、彼氏にばかり言い娶わせられると、後で大変だし、ゼロがホモだと噂されてるよ」「え」「・・・・ア、あの、僕とジノのこと」「ごめんなさい、最初から気付いてたの」「君は隠してないしね」「離してよ、シーツー」つい、甘い声がでそうになると、シーツーはからかうような笑みを浮かべる。「随分、慣れてるようだな」かぁぁ、と顔が赤くなる。「ホルモンまるだしだ」はみ出るほどの形のいい巨乳にキュッとした腰に長い手足に美尻。ここ半年でスザクは女性らしくなった。彼氏のジノのおかげで。今では隠すことさえ難しい。「シーツー」サイズの合うブラを探すのも一苦労だ。「アイツが盛るわけだ」「付き合っているのはいいけど、ジノって、学園でも人気あるから、気をつけたほうがいいわよ」「脅かさないでよ、カレン」「男子もあんたのことで、結構ジノを妬んでる子もいるし」
2013.05.22
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報道の影響で、イメージは守られたものの、一度与えられた疑惑は晴れないらしく、スザクはユーフェミアとの私的な関係を禁じられた。禁じたのはコーネリアの周囲の人間と、宰相シュナイゼルである。「貴方の影響かしら、自分から名誉ブリタニア人になりたいという人間は多いの」副官のカノンがそういった。その横には机に肘を当て、厳しい表情のコーネリアがいた。「ユフィも喜んでいるが、まだ、報道のことは許していない」「それで今回、ユーフェミア様にご面会したいという人間が出てきたのよ、イレヴンに優しい副総督なら、自分達もお側に柩木少佐、あなたのようにお召しになってくださると」「・・・数は数百に通ろうとしている」「数百、そんなに!?」「けれど、我々としてはこれ以上、日本人・・イレヴンに己とブリタニア人の立場を勘違いされては困る。エリア11は混乱し、情勢が乱れてしまうわ」「そこで兄上は規制をかけると私に告げた。エリア11副総督筆頭騎士、柩木スザク。貴方が彼らの見本となり、ブリタニアに従うものだと自覚させて欲しいの」「ユーフェミアにもこのことは告げてある」「ユーフェミア様は何と」「・・・考えさせて欲しいと」意外なことに思ったことにスザクは驚いた。ユーフェミアを超人だと思ったことはない。だが、区別はしない。困っている人が目の前にいたら、誰に何を言われようと彼女は手を差し伸べる。そう思っていた。しかし、ことはスザクとユーフェミアの個人の関係で終わらなかった。中華連邦から、上層部の圧制から逃げてきた中華連邦の国民が行政特区日本の前に溢れかえっていた。行動を起こしたものには責任がある。その言葉をその光景で見ながら、ユーフェミアは思っていた。ユフィの手元には、彼女の騎士か、護衛・・・ユーフェミアの意向にすがろうとする人間の名前や経歴が書かれた名簿がある。自分と同じ思いの人がブリタニアの中からでてくる。スザクに言った言葉が今はユフィを苦しくさせる。自分には政治能力はない。行政特区だって宣言すれば、形に出来る。そう、自分は自分の皇女と副総督の地位を利用する覚悟はしていた。・・・覚悟が足らないというの?自分でもできることに限界がある。けれど、動いた世界はそれを理解しない。幾人の手が必死にユフィにしがみついてくる。それは考えられたことだ。自分も助けたい。けれど、この気持ちは何だろう。逃げたいなんて、ルルーシュや姉に責任を負ってほしいという今の気持ちは。今すぐにもスザクにまとりたい気持ちは。でも、それすらブリタニアは、自分が愛している世界は認めない。ただ、スザクがイレヴンというだけで。己の価値観だけを重要視、自分たち以外の人間を受け入れない。・・・・無力だわ。ユフィは瞬間、そう思った。「・・・ルルーシュ、新しく居場所を求める人たちに、私はどうすればいいんでしょうか?」ルルーシュの顔を見ると、ほっとする。「ユフィ、・・・表情が優れないな。少し無理をしすぎているんじゃないか?」「・・・大丈夫です」その言葉を聴いて救われた気持ちになって、同時に嫌悪感を感じた。いつだって、自分は無意識にルルーシュに頼ろうとする。「そうか」それでは駄目なのだ。協力してもらっている以上、ルルーシュにこれ以上、自分のことで背負わせてはいけない。「俺のほうでも、中華連邦からエリア11への自国民の逃亡で宦官たちが、俺に意見を求めてきている。あそこもブリタニアと同じくらい巨大な国家だからな、中で色々継承問題やらでもめているようだ」「そうですか・・」「君の先ほどの質問だが、スザクとの噂が沈静化するまでは、議会やコーネリアに意見を求めるのは止めた方がいい。・・・ユフィ、君はアシュフォード学園や美術館でも、コーネリアの意見を聞く前に宣言してしまったのだろう?聞いている限りでは、君のイメージはあまりいいほうに浮かんでいない。難民や他の名誉ブリタニア人に対しては、キョウトも考えている。だから、君はとりあえず、彼らの一時的な居場所を確保することを専決し、同時に議会を説得し、コーネリアを説得し、その次に本国に彼らのことでブリタニア皇帝の謁見を求め、君の賛同者を数人をつれて、協力を求めるという方向のほうがいいだろう」「・・・・」「どうした、ユーフェミア?」「ルルーシュは凄いですね、話しを聞いただけで・・・私は何も出来なくて」「まさか、何も出来なければ、スザクや日本人が動かないはずがない」「国民は私の行動を責めます・・・軽率だと、男に媚びたいだけだと」ユフィはぎゅっ、とドレスのすそをつかんだ。「君の持ち物を分けているんだろう。ユフィ、元々国民というのは我儘でいい加減なものだ。君にいい感情を持った人間でも、自分にはむかったとなれば一気に敵に廻るというのが国民というものだ。・・ブリタニアは長いこと弱肉強食を歌った国だ。今日明日でその価値観を覆すのは難しい。階級や身分にこだわる国だが、巨大な国家だからな、ある意味では当然だろう。スザクのことに関しては、俺は間違ってはいないと思う。コーネリアは純粋なブリタニア人で、イレヴンと国民は区別すべきという主義だ、大切な妹の君を守ろうとしての行動だと俺は思う」
2013.05.22
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「どうかしたのか、カレン」「えっ」「さっきから俺の顔を見て、何か言いたいことでもあるのか」ルルーシュは不思議そうに首を傾けた。シーツーはニヤニヤと笑っている。「別にっ」
2013.05.19
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「黒の騎士団代表、扇殿、諸君には我が合衆国インドから与えたナイトメアや斑鳩を返還させていただきたい」扇は中華連邦や超合衆国の参加国が集合する会議で、そういわれた。「なっ」「何をバカな・・・・!!」「おかしくはないだろう、貴君はゼロの戦死後、超合衆国のCEO、黒の騎士団のトップとなったが、権限は既に黒の騎士団のけっせいじとはちがう。黒の騎士団は超合衆国の唯一の軍事機関で、外部機関である」「何が言いたいんだ」「―私達合衆国インドは、ゼロの死亡がブリタニア側に都合が良すぎると思っているといっている。それに扇殿、何故、ブリタニアの民間人を斑鳩に乗艦させている。宰相や元エリア11総督を斑鳩に招いたなら、何故殺すなり、ブリタニアと交渉するためのカードにせず、超合衆国の議会にすぐ連絡しなかった?ブリタニアを倒すための組織であろう」
2013.05.19
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―確かに無意識にユフィのことを言っている、でもそれは尊敬だ。「君は好きだよ」「・・いや、そういうことを行っているんじゃないのだが」「そういうことだろ、要するに僕がお姫様に取られたみたいで寂しいんだろ」「・・・・半分はそうだな。・・・そう感じるなら、俺やナナリーの前でユーフェミアの話題はなるべく謹んでくれ」「ナナリーは底まで心が狭くないよ」「ブリタニアと俺たちの関係だ。お前には最上の相手でも、俺やナナリーには、・・・誇れる国の・・・兄弟ではない」
2013.05.19
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ジノが好きだ。そう自覚してしまった。あの夜、ジノとスザクはお互いの甘い感情に流され、引き返すことなどもう出来なかった。電話を切り、ジノはスザクの体を抱きしめた。きゅうん。あ、また。胸がときめいてしまった。くらくらする。温かくて、熱くて、苦しくて。ジノはスザクの唇を優しく自分の唇でキスをした。「ジノ・・・」スザクは自らジノの首に腕を回し、ジノもスザクの華奢な体を抱きしめる。・・・・好き。自然にその言葉はスザクの中から出てきた。え?スザクは今の自分の感情に改めて驚いた。今、自分は何を?え?すきって。え?あまりにも簡単に、急にスザクの中でスコーンと出た。僕がジノを好き?それは姉として?でも、違う。別のスザクがそうささやいていた。「え・・・」かぁぁ、とスザクの顔が赤くなる。
2013.05.17
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