第2話開幕を告げるリール ...


事態は突然変わり、フローレンス・トートのMS・レーザザクファントムは、青い薔薇の隠密部隊のMSのビームサーベルによって引き裂かれ。爆発し、パイロットのフローレンスは死亡。
ガザーザクウォーリアはレーザザクファントムをかばおうと、定位置から勝手に離脱し、その結果、指揮系統が混乱し、戦況は一気にブルーコスモスに傾き、がザーザクウォーリアは左腕を破壊され、両足を即断された。
隠密部隊を打ち破ったのは、ザクウォーリアグレイスの一機とアレンの駆るアグライアガンダムの一機、つまり二機だった。
たった二機と僅かな戦艦により、青いバラは一夜にして壊滅し、死に絶えた。
ザフト軍中央本部の情報センターにはそう報告されている。―だが、この報告を見た監視官や軍の上位の軍人は、彼らの戦いぶりを意外なものに感じた。


映像の中では、


                      2
「ネオミネルバ?俺が?」
コクピットを開いて、郡からの通信でレンは自分の新しい職場を聞かされた。
「・・・言ったとおりだろう、レン・ナラ・アスタール」
「エリアル・フォングランツ・・・」
「救出に向うぞ、議員を、観客を」









                           3
一度、見たら忘れられない赤い瞳。赤い血のような夕焼けの中、漆黒の上品な雰囲気を持つ青年とレンは剣を向けあう。レンが乗るのは、ドレイクガンダム。キラ・ヤマトの搭乗機ストライクガンダムを元に華美さを求めた、肩章と赤いマントを持った最新のMSだ。場所は破壊されたサッカーコロシアム。
コクピットからでてきたのは、ザフトの元エース、シン・アスカだった。


世界が牙をむく。戦いを賛同すれば、それを反発するものが出てくる。戦いを否定すれば、それを認めるものもいる。そんな当たり前のことが、ラクス・クラインは、地球連合の宣戦、同時に地球統合組織の代表達の身柄の拘束、キラ・ヤマトの拘束まで忘れていた。
「・・・・・ラクス」



                          4
伝説の木の撮影に、アレクはジェイド、生徒会のルドルフとフィリーネも立ち会っていた。
「平和ボケしてるな、この国は」
にが苦そうに、ジェイドハ声を出した。
「そうか、ジェイドの国は異国とのいさかいが多い国だったな。オーブは中立国だ、あの英雄キラ・ヤマトの姉のカガリ様が支える。平和ボケをするのは当たり前だと思うが」
「傷つかない、平和なことは光栄と思いなさい、フィリクス」
「アレク、恋人は本当に結ばれるのか?こんな古い木で」






                       5
「悪いな、ジェイド、夜の買出しにつき合わせて」
スクーターツキのバイクを操縦しながら、アレクは軽く微笑んだ。
「・・・いや、俺も開いていたし。・・・妹さんとけんかをしたんだって?」
「まぁ、俺もそこまで甘く育てたつもりはないけど、あの体だから、・・でも、エリザベートをお兄ちゃん子にしたのかね」
「アレクはいい加減なようで、学園でうまく動いてるな。人が掴むのがうまいというか、学園のどんな生徒も、お前をナチュラルもコーディネーターも平等に扱うと辺り前のように見てるし」
「ジェイドもそうだろう」
「俺は違うよ、コーディネーターは正直苦手だ」
「はは、俺もコーディネーターだぞ」
「アレクはいい具合にネジがゆるいんだよ」


「空砲か?」
「飲み物、買わないか」
「え?もう、あと少しで寮につくぞ」


「・・・・流れ星?」
海岸沿いの砂浜近くで自動販売機で買い物をするジェイドを待ちながら、複数の流れ星をアレクは眺めた。
「う・・・」
「ア、大丈夫ですから」
警察の偵察機から降りてきたパイロットに遭遇したアレクは電話をして、救急車を呼んでいる最中に、流れ星を見た。
「それでは、私達は移動するよ、少年、協力ありがとう」
「は、はい」
「ん?」
視界の奥の岩の背後から、ヘルメットと防護服を着た数人が救急車を追いかけているのが目に映った。オーブ軍か、警察?
階段を上り、慌てた様子で電話をしていた。
「事件か?夜は物騒だな」
それにしても、ジェイドの奴、随分遅いな。
「すまない、コインを貸してくれ」
「ん?ああ」
後ろを一度見ると、オーブの紋章をつけた軍人がいた。・・随分、低い軍人だなぁ。
軍人にコインを渡した。
「ありがとう」
「いえ」
「それでは、フリューゲル、失礼する」
「うん」
手をひらひらさせて、アレクは見送り、視線を海へと戻す。軍人は去っていった。
「・・・」
「あれ?」



                        6
水泳部が利用する時間となり、教師は席を外し、部員たちは好きなように泳ぎに夢中になっていた。
「何なのですの、それ、ナチュラルのクセに」
「何よ、コーディネーターのくせに」
その中にはコレット・ローラハ・チャンドラ二世の姿がある。典型的な小柄なお嬢様タイプだ。バチバチと火花を散らせている。
「こ~ら、2人とも部活中よ」
「副任の新米教師は黙ってて」
ミリアリア・ハゥはコレットの頭をつついた。
「何なさるの!」
「喧嘩は駄目よ、お父様に言いつけるわよ」
「ふん、行くわよ、貴方達」
「はい、お嬢様」
お付きのメイドでありクラスメイトの女子2名連れて去っていった。
「へぇ、プラントでテロ事件だって」
「!」
「フリューゲル、貴方、放課後、付き合いなさいな」
「ああ、コレット。いつもどおり、いい感じのスレンダーだな」
「・・・黙っていれば、貴方も素敵ですのに」
隣のアルヴァーはパソコンをいじっていた。
「・・・・あれ、また、通信切れた。眠い」
「また?お前のメール仲間、いつも切れるけど、どこにいるの?電波障害が多いところなんてそんなないだろ」
「何か、運送のバイトで各地を廻ってるんだと」

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: