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「? なんだ、シカマル?」




「あのよぉ・・・・。」





珍しく、君から声をかけてくれた。だから、ちょっと期待してしまった。






「あの・・さ・・・、」

「ん~~~?」




君は、ちょっと顔を紅くして、






「あのさ・・、今日の8時ぐらいに俺ン家来いよ・・・//」


「・・・・え?//」





天体観測






ちょっと驚いた。だって、シカマルからそういう誘いをしてくれたのは、初めてだったから。







「絶対ぇ、来いよ! 来ねぇと承知しねぇかんな!///」






そう言って君は、顔を真っ赤にしたまま、そのまま駆け出していってしまった。









「―――俺、何かしたっけ・・・?;;」















現在、PM8:00


約束の時間。




いつもは、ここのドアを開けるのにためらった事はないけれど、


何故か今日はとても緊張する。










「シカマル~~~?」



いつもみたいな挨拶はしないで、ちょっと控えめな声を出し、君を呼ぶ。









「よぉ、キバ・・・。いつもみたいに早くねェな。」

「ん? あぁ、まぁ・・。」

「ははっ、お前らしくねぇな。なんで、そんな戸惑ってんだよ?」


優しく微笑み、俺に問いかける。

俺から言えば、君が君らしくないことばかりするから戸惑っているのに・・・。







「・・まぁ、とりあえずあがれよ。」

「お邪魔しま~す・・。」


君は、俺を家へ入らせ、二階の階段を上り始めた。








「よっと・・、ほら入れよ。」


「おう・・。そういや、シカマルの部屋に入るの久しぶりだな。」

「あぁ・・、そうだな・・・・。」











それから、しばらくの間、会話が途絶えた。








「――なぁ・・・。」


「!   ん・・?」


君は、窓を見たまま話しかける。







「外・・・、見てみろよ・・・・。」


「・・・?  え・・・?」










俺が外を見ると、そこには、空一面に星が散りばめられていた。







「――綺麗だな・・・。」

「あぁ・・。  アレ、何だか分かるか・・・?」


窓の外を指差して、俺に問いかけきた。


「・・・分かんねぇ。」



「バ~カ。デネブだよ、白鳥座の。」

「うるせぇな。そんなの分かるか!」


「んじゃあ、アレは?」

「ん~、分かんねぇ。」


「これも知らねぇの? 鷲座のアルタイル。」

「くっそ~! 何で、シカマル知ってんだよ?」

「聞いたことくらいあるだろ。アレ、何か分かるか?」

「う゛~~、分かんねぇ!!」

「正解は、琴座のベガ。」

「畜生~~! もう1問!!」



ちょっとの間、星の当てっこゲームした。

とはいっても、俺は全然分かんなかったけど・・・。







「・・・じゃあ、アレは・・・?」




そう言って、一つの天体を指差した。








「・・・天の川・・?」


「そう、天の川・・。」








「そんで、今日は織姫と彦星が、天の川渡って出逢える日。」









「今日、俺ん家に来て、逢いに来てくれた俺たちみたいに。」



「おう・・・。」




なんだかよく分からないけど、ちょっと照れてきた。


君は言葉を続ける。










「キバ、誕生日おめでとう。」




そのまま君は俺に近づき、俺の頬に軽くキスをした。








「―ありがとう・・・。」






間が空いて、俺がやっとお礼を言って。君は顔を紅くして。








「しっかし・・・、シカマルがちゃんと俺の誕生日覚えてくれるとはな~。」


「うるっせぇな// 話題変えんじゃねぇよ。」


「へぇ~~。じゃあ、シカマルはずっと天の川について語ってくれるのかい?」


「・・・語りません///」




顔を真っ赤にして、俯く君に俺の顔から元気が戻る。






「ホント、お前らしくねぇよな~。こんな設定作って、祝ってくれるなんてよ。」


「キバこそ、年に一度だけ彦星と織姫が出逢える七夕の日に産まれるなんて、らしくねぇと思うが?」

「うるっせぇな~! 俺だって、ロマンチックなんだよ!」

「お前の何処にロマンチックがあるんだよ?」


「~~ッ! ちっくしょぉ~~!」


何も言い返す言葉が見つかんなくて、俺の手詰まり。

シカマルは勝利の笑みを浮かべる。








「・・・まぁとにかくッ!」

「オイ、何誤魔化してんだよ。」



厳しいツッコミが入る。






「祝ってくれてありがとな・・・。」


「あぁ・・・・・。」







こうして、俺らはまた天体観測を楽しんだ。









○おまけ○



牙:「でも、ホントシカマルが祝ってくれるとはな~~。」

鹿:「もう、二度と祝わねぇ・・。」

牙:「え~、何でだよ?;」

鹿:「そういう風に言うんなら、もうしねぇ。」

牙:「あ~、悪かった、悪かった; 俺が悪かったから;;」

鹿:「ったくッ・・・・。」

牙:「・・・なぁ。」

鹿:「・・・今度はなんだよ?」

牙:「酷っ! 冷たいなぁ、もう;;」

鹿:「・・で? 用件は?」

牙:「そうそう! シカマルって結構乙女なこと考えるのな。」

鹿:「もう絶対ェ祝わねぇ!!!/////」








●後書き●

遅くなりましたが、キバお誕生日小説ですよ。

キバの言うとおり、シカマルが乙女化・・; あんな設定考えるなんて;;

でも、まぁ私の中では、シカマルが織姫ですからね(ぇ

で、もちろん彦星はキバvv(コラ どんな困難があろうと、逢いに行くと思う。

それで、今回、間が多い;; 読んでる内に飽きちゃいそうorz(オイ

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます!!(礼






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