B'zFan ON★THE★NET

「ACTION」


☆BGM　 一心不乱

シュウ 　 これ聴けと、おれは。
稲葉 　 うん。
シュウ 　 アルバムの中でも。
松本 　 うん。
シュウ 　 特に若い子は。　これこそが、まっちゃんの、若かりしころの気持ちやと。
稲葉 　 はははははは
シュウ 　 そうですよね、松本さん。
松本
シュウ 　 はい。
松本 　 だから、そういうようなこと、ち、チラッと言ってたからぁ。
シュウ 　 おお。
松本 　 ただ、レコーディングしてる時はそういうこと言わないから。
稲葉 　 うん。
松本 　 知らなかったの。　だからおれ、勝手に読んでて、「おれのガキのころみたいだな」 と思ってたんだけど（笑）
シュウ 　 アッハハハハ　（拍手）　え、どういうこと？　稲葉っち。　そういうこと言うけど。
稲葉 　 んま、詞を書いてる時～～にぃ。
シュウ 　 うん。
稲葉 　 そのお、最初はまあ、普通に書いてたんだけど。
シュウ 　 うん。
稲葉
シュウ 　 うんうん。　苦労時代ね。
松本 　 うん。
稲葉 　 苦労時代っていうか、その…。
松本 　 学生時代。
シュウ 　 学生時代ね。
稲葉
松本 　 うん。
稲葉 　 だけどそれは、すごく重なってきて。
シュウ 　 うん。
稲葉 　 その、「一心不乱」 っていう言葉とね。
シュウ 　 うん。
稲葉 　 「黙々と」 っていう。
シュウ 　 「黙々と」。
稲葉 　 それがもう、絵に浮かんできたから。
シュウ 　 うん。
稲葉 　 でーー、後半もう、それを意識したりして。　うん。
シュウ 　 ええ。
稲葉 　 だから、本人の気持ちってのは、基本的には分かんない、からぁ。　ただ、勝手におれの中で、重なって書いてたって。
シュウ 　 ああー。　特にねえ、僕なんかもまっちゃんが、好きなのは、も、ほんっとに、ほんとに、ロック好きな小僧が！
松本 　 ふふ
シュウ 　 ずっといてるっていうことですよ、今も。
稲葉 　 うん。　うん。
シュウ 　 そういう人って、なんか、ずるいけどかわいいすよね。
稲葉 　 ……うん。　なんかその、な…（苦笑）
シュウ 　 あ、そういうの、感じたことない？　同い年でしょ？　僕と。
稲葉 　 ウン。
シュウ 　 でも先輩でしょ？
稲葉 　 うん。
シュウ 　 でも、先輩を見てかわいいって思う。
稲葉 　 （笑）
シュウ 　 ちょっと、気持ちになったとき、ない？
松本 　 （笑）
稲葉 　 いや、笑えるとこはいっぱいありますよ、やっぱり（笑）
シュウ 　 アッハハハハ
松本 　 はははは
シュウ 　 笑えるとき、いっぱいある？
稲葉 　 いっぱいありますよ（笑）
シュウ 　 ものすごい天然でしょ？
稲葉 　 こ、天然を…、っていうのかどうか、僕も分かんないけど…。
シュウ 　 いや、いつも一心不乱でしょ？
稲葉 　 ま、特にギターんときはね。
シュウ 　 いや、プライベートで。
稲葉 　 うん。　だって、よだれが出るって言うんだもん。
シュウ 　 ナッハハハハ　（拍手）
松本 　 ふふふ
稲葉 　 ギター弾いてると（笑）
シュウ 　 んな、な、なあ。　ちょと待ってえや。
稲葉 　 え？
シュウ 　 何言うてんの、稲葉…。　稲葉っちもキダー弾くやろ？
稲葉 　 いやでも、そこが、あそこ…。
シュウ 　 え、うそっ！　おれもよだれ垂らしたことありますよ。
松本 　 あれねえ。
シュウ 　 絶対なりますよ。
松本 　 で、出るのよ。
シュウ 　 絶対出る。
松本 　 うーん。
シュウ 　 あれでしょ、もう必死になって弾いてたら、バーいうて。
稲葉 　 （笑）
シュウ 　 ボトボトッて、ウワーッ！て。
稲葉 　 ボトボト…（笑）
松本 　 うーん。
シュウ 　 いや、それは今、聴いてる。
松本 　 うーん。
シュウ 　 ギター小僧は、みんな思てますよ。
稲葉 　 そうだね。
松本 　 うーん。
シュウ 　 いや、それって…（笑）
松本 　 いや、今でもあるよ、ほんとに。
稲葉 　 弾きまくってっからねえ。
松本 　 うん。　弾いてる時にぃ、やっぱできないことを、何回も何回も練習してると。
シュウ 　 うん。
松本 　 垂れんだよね（笑）
稲葉 　 ふふ
シュウ 　 いや、最近のは、また理由が違うと思いますよ。　お酒の飲み過ぎなんて。
松本 　 違います…（笑）
稲葉 　 でも、下向いてっから、垂れやすいんじゃないの？
松本 　 うーん。
シュウ 　 いや、そういう話は伸ばさなくていいの！
稲葉 　 あそう（笑）
松本 　 （笑）
シュウ 　 イメージが崩れるでしょ、B'zの。
稲葉 　 ああ、そうですか（笑）
松本 　 フフッ
シュウ 　 まあ、でも。
稲葉 　 いい、エピソードだなと。
シュウ 　 うん。　でもあの、ほんとに、感想。　まっちゃん。　ものすごい、あのー、人生感じる。
松本 　 人生感じる？（笑）
シュウ 　 ええ。
稲葉 　 ハハッ
松本 　 うーん。　やっぱ感想ってさあ。
シュウ 　 ええ。
松本 　 やっぱりほら、うーん。　なんていうの？　これの歌の部分がさあ。
シュウ 　 そうですよね。
松本 　 うん。　だからこう、まあ、いろんな。　今回のアルバムなんかもそうだけど、やっぱり、ただ弾きゃあいいってもんじゃないからさ。
シュウ 　 ああ。
松本 　 別に。
シュウ 　 この曲が呼んでる感じが。
松本 　 そうそうそうそうそうそう。
シュウ 　 ほんでこれ、すごいのが、この歌の最後の歌詞ですよ。
松本 　 うん。
シュウ 　 「マダハジマッチャイナイ　マダウシナッチャイナイ」。　フカッ！
稲葉 　 （笑）
松本 　 フフフフフッ
シュウ 　 深すぎるわ、この国立大学卒業生。
稲葉 　 フハハハハハッ
松本 　 ふふっ
シュウ 　 これ、深いなあ。　自分はこっそり、「しめた」 と思ってるでしょ？　これ。
稲葉 　 イーヒ…（笑）
シュウ 　 いい言葉、出てきたと。
稲葉 　 うん。　いやまあ、ほんとのことだからね。
シュウ 　 サラッと。
稲葉 　 （笑）　　んああ。
シュウ 　 そして７曲目、 「FRICTION -LAP2-」 。