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「ACTION」


駒村 　 今回、新たにアプローチしたとかいうことって、あったりするんですか？
松本 　 どうだったでしょうねえ。 なんかもう、出来上がっちゃうとねえ、けっこう忘れちゃうんだよね、どうだったかなっていうのは。
駒村 　 ちょっと前に出来上がってたんですってね。
松本 　 そうですね。 もうだいたい9月～～、ぐらいには、だいたいもう、形はできてましたねえ。 はい。
駒村 　 うーん。 でも、割と、難産だったというふうに。
松本 　 うん、けっこう難産だったねえ。 もう、こんなことなかったんだけどねえ、っていうぐらい。 今までね。
駒村 　 えー。
松本 　 （息を吸い込んで） 一回、今年のはじめに、ちょっと滞ってしまいましてですねえ。
駒村
松本 　 ええ。 あの、ロサンジェルスで10曲ぐらい、あの、プリプロダクションしたんだけどもぉ。
駒村 　 はい。
松本 　 形に～、なんなくて、ちゃんと。 納得いく形にならなくて。
駒村 　 あ～。
松本 　 で、もう、意気消沈して帰ってきた、のを覚えてますねえ（笑）
駒村 　 へーーー。
松本 　 ええ。
駒村 　 そんなあ。 松本さんでもそんなことがあるんですか？
松本 　 いや、僕にーはそんなことはナイと思ってたんですけどね（笑）
稲葉 　 ふふ
駒村 　 ははー（笑）
松本
駒村 　 いーやー、ちょっと～、驚きでした。 ええ。
松本 　 ええ。
駒村 　 え、じゃあ稲葉さんもぉ、同じ経験、ですよね？
稲葉 　 いや、もちろん一緒に。
松本 　 一緒にやってましたからねえ。
駒村
稲葉 　 いや、全体的に、みんな意気消沈してたんで（笑）　はい。
駒村 　 アハハハハッ　　みんなで意気消沈。
松本 　 そう、おれひとりの問題じゃないじゃん。
稲葉 　 はい。
駒村 　 ああ、みんなで意気消沈しちゃったみたいな。
稲葉 　 ええ。
松本 　 うーん。
駒村 　 あーあ。
稲葉 　 「これーは、まずいな」 っていう雰囲気が漂ってましたね。
松本 　 そうそうそう。
駒村 　 えーー、そうなんですか。
松本 　 うん。
駒村 　 それは、曲であったり詞であったり、いろいろ要素はあると思うんですけど。
稲葉 　 まあ、全部。 もう、仕上がらないっていうか。
松本 　 うーん。
稲葉 　 思ったように。
松本 　 そうそうそうそう。
駒村 　 うーん。 それ、なんか原因は解決したんですか？
松本 　 あのねえ、ま、メロディー…、は、持っていってた。 まあ、10曲あまりあったんだけども、それを持っていって、アメリカで、あの～、実際にドラマーのシェーンだとか。
駒村 　 ええ。
松本 　 向こうのミュージシャンと一緒に、こう、セッションしながらみんなで考えようと思ってたのね。
駒村 　 はい、はい。
松本 　 それがですね、あんまりにもこう～、なんて言うのかな…。 今だと、なんか、やっぱり、下準備をしなさ過ぎたのかな、ちょっと。 メロディーだけで。 もう少しこう、アイデアを持ってったほうがよかったかな…、とは思いますけどね。
駒村 　 あー。
松本 　 それでまあ、実際、思ったような形になんなかったんでぇ、帰ってきて、これ、もう一回きっちりプリプロダクションやり直そうと。
駒村 　 うーん。
松本 　 いうことになって、東京で。 で、その後も、ロサンジェルスと往復するはずだったんだけども、全部とにかく、東京で一回、仕切り直してから、形ができてから、もう一回、向こう行こうよっていう話になって、うん。
駒村 　 へー。 それは結果的には、それが功を奏したっていうことに。
松本 　 そうですね。
駒村 　 なるわけですよね。
松本 　 うん。
駒村 　 あー、そうなんですね。
松本 　 はい。
駒村 　 じゃあ、今までにないアプローチの仕方というか、そういう意味では。
松本 　 んまあ、けっこう紆余曲折ありましたね。 いつももうちょっと、ス…、ストレートにいってるんだけどね、きっちりね。
駒村 　 うーん。
松本 　 うーん。
駒村 　 楽曲の面でということで？
松本 　 時間もかかったしねえ、すごく。
駒村 　 へー。 え、詞の面ではどうでしたか？ 今回は。
稲葉 　 …詞は、そ、そうですねえ。 まあ、毎回、あの、割とすんなりできてるわけじゃないので。
駒村 　 うーん。
稲葉 　 まあ、同じような感じで。 まあ、時間かかりましたけどね。
駒村 　 いつも、曲があって、詞を乗せるんですよね。
稲葉 　 そうです、はい。
駒村 　 ああー、そうかそうか。 なんとなく、紆余曲折を見ながら、詞も考えていかないといけないなーと。
稲葉 　 もう、アレンジしながら詞も書いたりするんですけども、その段階が、やっぱりこう、なかなか、うまいこといかないと、当然詞もできないし、という感じですかね。
駒村 　 ああ。 全部、かわいい子たちだとは思うんですけれども、こう、稲葉さんの中での会心のワードっていうのは、なんかありますか？
稲葉 　 会心のワード。
駒村 　 はい（笑）
稲葉 　 どおー（笑）、ですかねえ。
駒村 　 あったりするでしょうか。
稲葉 　 なんか、曲が多くてですね、というよりも。
駒村 　 はい（笑）　17曲。
稲葉 　 今思い…、ええ。
駒村 　 ええ。
稲葉 　 で、けっこう同時進行とかもいろいろやってて。
駒村 　 あー、そうですか。
稲葉 　 はい。 で～～、その、曲によって、いわゆるこう、なんだろ。 意識がダブってるっていうか、そういうのも、後で、読み返すとあるなーというんで、それはおもしろいなと思ったんですけど、うん。
駒村 　 ああ～。 松本さんはどうですか？ 会心の。
松本 　 …会心の。
駒村 　 ええ。 曲およびワード（笑）
松本 　 うーん、ま、今回は、ほんとにあのー、う……。 スムーズに、行かなかったもののほうが多いんでねえ。
駒村 　 うーん。
松本 　 うーん。 まあ、ど…、うーん。 どうだろうねえ。 もうみんな、こういう形に。 ちゃんと納得いく形に、なってくれてよかったなっていう（笑）
駒村 　 ああ（笑）
松本 　 うーん。
駒村 　 あ、ホッとした感じの方が強いんですか？
松本 　 ホッとしましたね。 これもある程度、その～、自分～がやるべき作業がねえ、あの…、見えたときには、やっぱ、だいぶホッとしましたねえ。
駒村 　 ああ～。
松本 　 うーん。
駒村 　 そうですかー。