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THE CIRCLE放談　B'z×熊谷達也 ～音楽と小説の邂逅～



石垣 　 さて続いては、ニューアルバム、 「THE CIRCLE」 について。 先ほどもちょっとお話、出ましたけども、伺っていきたいと思います。
3月9日には、シングル、 「愛のバクダン」 、そして4月6日、間もなくです。 ニューアルバム、 「THE CIRCLE」 がリリースになります。
これはもう、デビュー以来初めて、松本さん、稲葉さんの長いソロ活動の後に作られた。
稲葉 　 はい。

石垣 　 アルバムということで。 なんか今回は、先ほどもお話ありましたが、バンド的アプローチでレコーディングが自然に進んでいったと、 いうようなことなんですが。

松本
稲葉 　 うん。

松本 　 でー、今回もなんか…、とにかく2人。 僕ら2人とベース、の徳永くんっていう人と、ドラムのシェーンと4人で、僕が最初持ってきたメロディーを、「じゃあ今日はこれやろう」 って。 まあ、とにかくそのみんなでこう、ジャムセッションやりながら、決めていったら、「このままでいいじゃないの」 っていう。
稲葉 　 うん。
松本 　 感じで、結局最後までもう、それで行っちゃったんですよね。 うん。

石垣 　 なんかそういうふうにスムーズに進んだ、理由みたいなもの、なんか思い浮かびますか？
松本 　 理由ねえ。
石垣 　 ええ。
松本 　 でもB'zって、すごいスムーズだよね、いっつも。
石垣 　 あ。
松本 　 レコーディングしてても、すごく。
稲葉 　 だいたいスムース。
松本

稲葉 　 まあ、その、持ち場持ち場でね、そのお、あのお、煮詰まったり、こう、試行錯誤は多いんですけども。
石垣 　 はい。
稲葉 　 基本的に、あの、集中してパーッとやってっていう。
松本 　 それこそ熊谷さんじゃないけど。
稲葉 　 ええ。 うん。
松本
稲葉 　 よくやめますね（笑）
松本 　 早いの、その判断が。
石垣 　 え～（笑）
熊谷 　 うん、うん。
石垣 　 もうなんかその場の空気で。
松本 　 うん。
石垣 　 判断できちゃうと。
松本 　 うん。
石垣 　 うんうんうんうん。 非常にこう、生音にもこだわって、今回は。

松本 　 うん。 まあ、それはもう4人で、バンドでやっていくっていうことなんだけども、個人個人やっぱり、音色 （ねいろ） にもね、すごく、あの、こだわってやりましたよね。 うん。
石垣 　 音色。

松本 　 もうほんとに、特に楽器、なんかはあ。 あの、楽器されない方は、分かんないじゃないですか、細かいところ。
石垣 　 ええ。
松本 　 もう個人個人で、ほんとに、ドラムのシェーンもベースの徳永くんも僕も、もう、まさに、自分自身で自分の重箱の隅をつつくみたいな（笑）
稲葉 　 うんうん。
石垣 　 うんうんうん。

松本 　 けっこう細かいところまで、気を配ってやってますよね。 ええ。
石垣 　 その辺は、音色といえば、まあ、ボーカルにとっては歌声になるわけですけども。
松本 　 うん。
石垣 　 稲葉さんも。
稲葉 　 ん…ま、そうですね、もう（笑）
石垣 　 （笑）

稲葉 　 曲によってですけど、すごく時間が、こう～、かかったものありますね。 こう、何回もこう、「あーでもない、こーでもない」 ということが。
石垣 　 どの曲ですか？

稲葉 　 たとえば詞なんかだと、その、歌いながら、あの～～、歌いながら書き直しながら、もう（笑）　同時作業みたいなことは、最終的にやるんですけど。
石垣 　 はい。
稲葉 　 で、それでまあ、形が整ったところで、「じゃあ、もう一回気を取り直して、もう一回行ってみよう」、っていう感じでやったりするんですけど。

石垣 　 ふーん。 じゃあもう、あくまでも、最終的に完成するまでは、仮の状態でずっと進んで行って。
松本 　 うん。
稲葉 　 …そうですね、仮だなと、周りも思ってると思うんですけど。
石垣 　 （笑）
熊谷 　 （笑）

稲葉 　 ええ。 だから、完成したなと自分でも思って、しばらくたったら、「あれ？」 っていう～のも今回あって。 そういうのも含めると、ちょっと今回は、時間が、あー、かかったものが多かったかな。

石垣 　 あの、タイトルが 「THE CIRCLE」 と、いうことで、ちょっとこのタイトルのお話も伺っていきたいんですけど、これは。

稲葉 　 曲の方のタイトルですか？
石垣 　 ええ。

稲葉 　 それは、えーとー、まあ、ほんとにもう、そのままなんですけど、太陽の、あの、まん丸い感じ？ をイメージして、その曲に 「THE CIRCLE」 というところ。 タイトルを付けたんですけど、まあそっから、こう発展して、アルバムのタイトルまで、こう～、行ったという、感じなんですけど。
アルバムの場合はそれに、そのお～、まあこう、久しぶりにバンド、でまた、スタジオに入ってやってる時に、こう、まあ、「B'z」 っていうバンドとしての輪廻みたいなのを、ちょっと、感じながらレコーディングしてたんで、それも含めて、じゃあ、 「THE CIRCLE」 、というタイトルに、しました。