●○なつ。の本棚○●

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2005年02月09日
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カテゴリ: ★★★★★な本
知人に薦められた一冊です。
図書館で初めて手にとったとき、あまりのボロさに呆然としてしまいました(^_^;)
表紙にカバーはなく、ところどころが経年のあまりに破れ・・・
しかも!あちこちに、そりゃもういたるところに、赤鉛筆でラインが・・・(笑)
熱心に読んだ読者さんがいるんだなぁ・・・(でもラインは引いちゃダメだ・・・)と思い、改めてこの本は名著なのかもしれない!という期待が高まりました。

『愛に生きる』の副題として「才能は生まれつきではない」と書いてあります。
そこから察するに育児本なのかな?と思いながら読み、確かに育児について書かれているのだけれど、それだけでもないのです。
大げさかもしれないけれど、生きていくうえでの指針だと思いました。

その副題のとおり、「才能」ってよく聞く言葉だけれど、「才能」なんてものはないんだ。というお話。

だけどそれは違うんだ、という話がわかりやすい言葉で、実体験を交えながら綴ってあるのです。
『育てたように子は育つ』ということだと思います。
読んで字のごとく、当たり前!と思いがちだけれど、『育てたように』ではなく『持って生まれた才能』に期待する親が多いのも事実です。
『育てそこねた苗をみて生まれつきだと考え、そこねられた苗の多いのに気づかず栽培している。』
本当に、そうだなぁ・・・としみじみ感じながら読みました。

育児以外の内容の一例として、
『今できることは今やる。』
後でやろうなどと思っても、後には後でやるべきことがあるに違いないのだから、今やるのがよい。
たくさんの仕事をどんどんやっている人というのは、一つ一つ具体的に必要なことは、一つ一つその場で処理する能力を持っている。
そういう、言ってみれば当たり前ともいえることだけれど、鈴木氏の言葉でわかりやすく説いてあると胸に響く言葉になるのです。

私が生まれる何年も前からたくさんの人に読まれてきた、この一冊。

読んだことがない方は是非、一度手に取って読んでみてほしいと思います。





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最終更新日  2005年02月10日 01時39分08秒
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