●○なつ。の本棚○●

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2005年03月08日
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カテゴリ: ★★☆な本
島村洋子さんの本を久しぶりに手に取りました。

『コバルト文庫』で本をたくさん出していた作家さんで、当時コバルト文庫といえば少女達にとってなくてはならない、恋のバイブル的な人気があったのです(笑)
最近では「マリア様が見てる」という本で人気が復活しつつあるようで、なんとなく嬉しく思っています♪

私がコバルト文庫を買い始めたのは小学生の高学年。
今でも島村洋子さんの本は大事に持っているのですが、その後刊行されて購入した本も全て数えると、ゆうに30冊を超えると思います。
今読み返しても、特に子供向けということもなく、古臭くもなく、面白い本たちです(^^*


主人公のキリエはある日を境に、不幸のドミノ倒しにあってしまいます。
家族も散り散りになり、ついには夜逃げをすることに。



夜逃げのトラックから飛び降りたキリエは、たった一人で家に立てこもりますが・・・・。


「ビューティフル」は読み終えてみると、実はこれは恋愛小説だったのだなぁと思えるのだけれど、純愛ものではありません。
島村洋子さんの書かれる恋愛小説に共通して言えることなのですが、恋しい、切ない、、、というだけの恋愛ものとは一線を画しているのです。
どん底の生活にあっても輝き続けるキリエのたくましさに、この本の全てが表現されています。
見かけが良いだけでは、美しくはない。
『立派であることは、美しいことなのだ』

キリエのたくましさに是非ふれてみて欲しいと思います♪





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最終更新日  2005年03月09日 11時57分42秒
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