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2013年04月25日
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カテゴリ: その他マンガ
 惣領冬実さんの歴史マンガです。
 主人公のひとりは、タイトル通り、チェーザレ・ボルジア。もうひとり、語り手役ともいえる主人公は、フィレンツェの石工の孫アンジェロ・ダ・カノッサ。たぶん、架空の人物だろうと思います。
 物語は、アンジェロがフィレンツェの元首ロレンツォ・デ・メディチの推薦でピサ校に入学し、チェーザレや、ロレンツォの息子ジョヴァンニと出会うところからはじまります。
 現在10巻まで出ており、9巻までずっとピサ校時代の話。10巻になってようやく、枢機卿となったジョヴァンニとその側近となったアンジェロがピサを離れます。
 ゆったり流れる大河小説のようなテイストの歴史マンガ。コロンブス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの有名人も次々登場します。
 じつは、はじめ、見かけたときに何巻も出ていたのと、歴史解説みたいな堅苦しくて退屈なマンガかもしれないと思ったのとで敬遠していたのですが、9巻まで出ていたとき、1巻を立ち読み自由にしていた書店があり、最初の何ページかを読んで気に入って買い、次々に続きを買って、9巻までほとんど一気読みしました。
 けっして教科書的な堅苦しさはないし、退屈でもない。当時の学校生活、歴史上の事件や政治情勢もいろいろ出てきますが、難しい感じもしませんね。渦中の人物たちが生き生きしているので、立場とか気持ちとかわかりやすいからでしょう。
 待ちかねて買った最新の10巻でとくにおもしろかったのが、ジョヴァンニの卒業試験でのチェーザレの質問とジョヴァンニの答弁。ジョヴァンニは、1巻で登場したときには、アンジェロにちょっと意地悪したりしてあまりいい印象を受けなかったのですが、話が進むにつれて「ちょっと頼りないけど、けっこういい人かも」と印象が変わっていき、10巻で、頼りないわけではないとわかりました。少し気弱なところはあっても、しっかりした自分の考えをもっていて、必要な時にはそれを言える人ですね。
 ちょっと驚いたけど、唐突な感じはしませんでした。それまでの彼の成長もありますが、彼が育ったメディチ家の環境を考えると、この答えは納得がいきますね。


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最終更新日  2013年04月25日 13時54分54秒
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