半北京半日本+αの養生日記

半北京半日本+αの養生日記

2018年02月08日
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カテゴリ: 中国茶
どんなに良い原材料で、安全安心、香りも良く美味しいうえに、効能も高いとわかっていても、評価してもらえないのは残念なことです。

そもそも、小青柑には偽物が多すぎます。
2017年12月19日に発表されたニュースによると、2017年の9割の小青柑は偽物だそうです。ここでいう本物の定義は、「広東省の新会柑であること」です。では、偽物はというと、江西青柑、海南青柑、湖南青柑、福建青柑などで新会柑と偽っているということです。
新会柑に色は、深緑色で白い粉が見えることもあります。この白い粉はカビではなく、精油の結晶のものです。

原料を間違えると美味しくないばかりか、ちゃんとした薬効も期待できません。

ちなみに、海外でも出回っている「小青柑」ですが、誤解されやすいのでちゃんと確かめてみてください。茶葉は何ですか?ぽっ
小青柑には、宮廷プーアル茶、老白茶、紅茶の三種類があります。よく間違えやすいのは、プーアル茶と白茶です。効能も異なりますし、淹れ方も変わってきます。

友人宅に呼ばれ、お茶を楽しんでいた際、たまたま共通の知り合いの茶友が(まんまと)騙されて小青柑の偽物を買わされたという話題になり、実際に実物を見せていただき、確かに小青柑とは似ても似つかない代物でした。しかも、彼は真剣にその偽物がどのくらい貴重で、稀にみるお宝だと主張していたそうで…。
「美味しければいいじゃない」と言ってしまえばそれでおしまいですが、よくよく観察してみると、茶葉はくすんでいるし、柑は明らかに別物なので、反面教材として使うしかなさそうです。


言うだけなら簡単ですが、実際にその値段と品質を正しく判断するのはそう簡単なことではありません。原料の小青柑と茶葉について討論していると、ずっとやってみたかった企画がふと頭に浮かび、「よし、せっかくだから飲み比べしよ!」ということになりました。
私もたまたま小青柑を持ち歩いていたのと、友人もちょうど今年販売予定の小青柑があるので、良い小青柑の飲み比べを実現することができました。
広東省新会の柑産区は五つありますが、実際には天馬村、梅江村、茶坑村の三つです。(東甲、西甲は産量が少ない)

この三つの村のお茶を飲み比べ左から梅江→茶坑→天馬(写真左下)
友人は(値段がもっとも高い)茶坑村が最高の柑だと言い張っていましたが、2017年のもので飲み比べたところ、私には、香りが香水のように強く、少し苦手でした。
しかし、小青柑は3年ごろが最も飲み頃なので、新茶のままで評価してはもったいない。この新茶がどう化けるかを見ていかなければならないのです。
もっともコストパフォーマンスが高いのは、やはり梅江と天馬のものでした。


(写真右下)どちらが本物の新会柑かわかりますか?
新会柑(左)外地柑(右)
今年の新会柑の市場価格ですが、一斤10元で計算すると、一斤の柑皮を原料コストだけでも100元を超えます。そこに上質な茶葉、人件費などのコストを加えていくと、商品の値段が次第に明らかになってきます。つまり、スーパーや小売り店で、一斤100元以下で売られている小青柑があるとしたら?まずは、値段から疑ってみても良いですね。

新会柑はもともと3年物の陳皮が貴重な薬として有名です。肝、胆、脾、胃、肺に入り、詰りや滞りをとり、気の巡りをよくします。健脾胃、咳、痰を去り、今の時期にぴったりの効能です。

烏龍茶の中では孤高の鳳凰単欉ですが、実は私は個人的には体質に合いません。しかし、唯一宋種のものは美味しいと感じます。こういった私の偏見があるため、お茶会にはあまり登場しないのです。

伝統正山小種…。最近の紅茶にも物申したいことあり。
次回また。





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Last updated  2018年02月09日 16時53分06秒
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