「ライスペーパー88」(ハチハチ)
姉妹誌の 「Lj」
は知っていたのに、 「88」
の存在は知りませんでした。
特集は「種を守れ」(31号)、「発酵文化」(32号)で、どれも関心のあるテーマです。
A5サイズの小さな冊子にたくさんの情報が詰まっていて、読みごたえがありました。
「農」をメインテーマとしている内容なのに、
残念ながら、農業が身近な田舎では逆に、
意識的に求めない限り、
「持続可能な生き方」を考える情報を、
ほとんど目にする機会はありません。
季節と一体になった暮らしを自然体でしている人も多い一方で、
農業が身近であるが故に、農薬は身近にあり、
「農薬を使わなければ野菜は育てられない」
と言う農家の声も聞こえてきます。
農家の高齢化、消費者の好み、経済性、TPPへの関心の低さ・・・
部外者が理想論を唱えるだけでは変わらない、複雑な現実を感じます。
でも、ほとんど手をかけないで有機栽培をしている
農家の記事を読んだら、希望がわいてきました。
そして「88」というタイトルから連想される〈いのちの祭り〉…
1988年8月8日に八ヶ岳のキャンプ場で8日間行われた、
日本の野外フェスの元祖、和製ウッドストックとも
評された伝説のイベント。
31号では、いのちの祭りの実行委員だったお二人、
おおえまさのり、喜納昌吉のインタビューもありました。
チェルノブイリ原発事故の衝撃を受けて大きなうねりとなった88年。
きっと、いのちの祭りに参加した人たちはひとりひとりが、
新しくも古い価値観、「地球と共存する生き方」を
日本各地で、たくさんの人に伝えようと種をまいていたんですよね。
この〈いのちの祭り〉の準備段階から開催後までを追った本
を
友人に貸してもらったのですが、残念ながら絶版になっています。
祭りの実行委員だった別の友人のお父さんの著書に、そのころの
経緯が書かれています。
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そういう人たちに私は共感を持ち、
少なからず接点があったのに、
結局は何も知らないまま過ごしていました。
〈いのちの祭り〉は伝説で終わったわけではなく、
あれから12年おきに行われていて、
2000年と2012年もあったそうです。
心に〈いのち〉の種をまいたことを忘れずに育てていきたい。
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