丑のゐどころ-Ushi no Idokoro

丑のゐどころ-Ushi no Idokoro

2006.01.13
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カテゴリ: ほーん
大崎善生 H16.


【内容&感想】

19年ぶりに突然かかってきた元恋人からの電話で
主人公に蘇る記憶と現在のできごとの交錯.

「人は,一度巡り合った人と二度と
 別れることはできない.」

という文で始まる.
小説の内容は,この一言に尽きる.


過去の恋人への未練が断ち切れないとか
そういうことかと思った.

そうじゃない.

友達も恋人も親子も,
その人たとえ目の前からいなくなったとしても
その人のことを忘れてしまったように感じても,
過去のできごとは自分の中に
蓄積され,それが現在や未来の自分を創っていく.

「これまでに出会った多くの人たちから
 影響を受け続け,
 そんな人たちと時間の記憶の集合体のようになって


それはとてもよく分かる.
こういうことを意識しているのと
していないので,暮らし方が変わる気がする.

心のひだが1つ増えたような.





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Last updated  2006.01.31 15:35:07
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