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私は、温泉の町に生まれ育ったので、昔から、温泉大好き、お風呂大好きなのです。なので、こう寒くなってくると、どうしても温泉に入りたくなります。
つらつらと、思い出してみると…
昔、私の住んでいた町には温泉が豊富に湧き出ており、どこの家でもお風呂というものはあっても近所の共同湯があってそちらに入りに行ったものです。そこには、外にお湯をためてあるタンクがあり、バケツを持ってお湯を汲みに行ってそのお湯で、洗濯や、食器洗いをしたりしていました。バケツの中のお湯は(汲んだ直後は80度くらいでしょうか)なぜか冷めにくく2時間ぐらいは暖かかったものです。(寒い冬は顔を洗うお湯にも使っていました。)
銭湯と違うところは、番台がないことと、朝6時から夜の10時くらいまで入れて、それぞれの地区で当番があって共同でお金を出し合って管理をしていたということですかね。
今みたいに、家庭の蛇口をひねればお湯が出るようなありがたい暮らしではなかったですが、銭湯ほどの広さのところに込んでいるときは20人以上入浴していて、めちゃくちゃ込んでいましたが、懐かしく心の中まで暖かくなる思い出です。
私は、朝風呂が好きで、よく6時の一番湯に浸かって、目をパッチリ覚ましてから学校に行きましたね。大体入る人の時間帯が決まっていて、いつも入っている人が入っていなかったりすると、どうしたかなぁ~?などと気になったものです。だから、近所づきあいは裸の付き合いで、結構それぞれの家の中のことまで、みんなが良く知っていました。
私の家からお湯までは、2分程しかかかりませんでしたが、冬は風呂上りに洗い髪が家につく間に凍ってツララになって、面白かったですね。でも、それくらい寒かったのですが体は冷えなかったです。やっぱり温泉は温まり方が違うのかな。(ただの普通の単純泉でしたが…)
そういう共同湯が今はどうなっているかというと、いつ行っても殆んど人が入っていませんね。…というのも、各家庭に、お湯をタンクで引き込んでいる家庭が殆んどだからです。そういった共同湯で話されていた、オバちゃんたちの交流の場であった「お湯端会議」も、今はもう、聞かれません。寂しい限りです。



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