猫貧乏ブログ

Hさんに猫達の事をお願いされた日の夕方近く

それまでいつもHさんにフードを渡しに行く時間位に合わせてご飯を持って行った

猫山田がHさんと知り合って最初の頃は猫山田の姿を見ると脱兎の如く逃げていたSちゃんとHちゃん

最近は見慣れたのか最初の頃よりは逃げなくなっていて
挨拶かの様に自ら姿を見せるようになっていたのに…

Hさんが施設入所になったこの日の夕方は
しばらく待っても姿を見なかった

いつもと違うと感じたのだろう

これからは一日一回しかご飯を持って来れない

最悪一日位来れなくても困らない量を置かねばならず
雨やアリ避け出来る様に準備したりで
1時間以上待ってみたが姿を見せなかった

この日を境に猫達の生活は一変したかもしれないが
猫山田の生活も一変した

一日一回の餌やりを仕事前にせねばならない

仕事帰りは遅いので懐中電灯を持って空き家をウロつくのは怪しすぎるから
仕事に行く時に今までより早く出て行かねばならない

他にも明け方に見に行ってる家があるし
自分のお弁当作りや身支度
猫山田家の猫達の世話もある

通勤時間や始業時間を考えたら
猫山田の起床時間3時半

夜中じゃないか(ᗒᗩᗕ)

起きれるか?などと考えてる暇もなく
翌日から一層早起き生活が始まった

何とか毎日のハードスケジュールを熟し

1か月が過ぎた頃
Hさんの家族に聞きたい事があった

ただ家族の連絡先は知らなかった為
息子さんに後見人から聞いてもらう事にした

その返答の際に「猫は家の猫じゃないから餌はやらなくて良いよと言われたんだけど…」と後見人に言われた

後見人はHさんが猫達の世話を猫山田に依頼した事は知っているが
後見人を巻き込むわけにいかないので
「わかりました考えますね」と返事をして電話を切った

母親に言うと「毎日大変やから行かなくて良いって意味かもしれんよ」と言われたが
直接聞いたわけではないからニュアンスもわからないから真意は不明だが

Hさんが入所してから一番に心配していたのは
あの土地がいつ売りに出されるか解らない事

最近近隣の古い空き家がある土地が
バンバン売られている

Hさんの息子さんは県外で持ち家だから
もう住む人は居ない
土地が売られる可能性は高い

そうなれば一日一回の餌やりも出来なくなる

でもすぐに給餌を中止するわけにはいかないから
続けながら餌場を移動する様に仕向けていくしかない

幸い近所の人の話しで
「何年か前にHさん入院した時にNさんの家に行ってご飯を貰ってたみたい」と聞いていた

NさんとHさんは昔から良く知った仲で
Nさんの家には不妊化手術してる猫しか居なかったが
いつの間にか手術してない猫が混在する様になっていた
Nさんは認知症がある為に猫の頭数聞いても埒が明かず
頭数把握の為に今夏から定期的に訪れていた家だ

これはやるしかない！

Nさんの息子さんに許可を貰い
毎日ご飯を置ける様にした

そしてHさんの家で置いてるフードを少しずつ減らし
足りなければNさんの方に来てもらう

Hさんの方で減らした分
Nさんの方で増やして不足が無い様に置いて
Nさんの家に行けばご飯が貰えるというのを思い出してもらおう

上手くいくかわからないが
Hさんの家が無くなるまでには手を打ちたい

という事で餌場お引越し作戦実行中である

最近問題になっている高齢者とペット問題

Hさんの場合は飼っているというより
野良猫に餌だけあげてるという意識だったから
2匹も外暮らしが当たり前だからまだ良いが
時には家の中に取り残されたままになったり
家の中で飼っていて身内に引き取る人が居なくて
外に追い出され外暮らしを余儀なくされる場合も実際にあり
猫は全く悪くないのに時には邪険にされる存在になったりする

いざとなるとペットどころではないという意見もあるだろうが
家の事や財産の事を身内で話す際にペットの事も話し合ってもらいたい

大好きな人に置き去りにされるペットが居なくなる事を願うばかりだ

🐜蟻が入らないように水を張ってからフードを置かなければ蟻だらけで食えたもんじゃない状態になる

🐈見えづらいが奥でHちゃんが待っていた
お引越し作戦がうまくいけば良いけど…

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