猫並生活

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2012.01.13
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カテゴリ: 観劇日記
十一ぴきのネコ

っていうか、今月は歌舞伎ばっかり見ていて、他には能楽堂に1回、ホールの狂言会に1回、そしてコレ。あとは、いつになく仕事の予定が入ってる…去年の春から初夏にかけて中止や延期になった分は年内に消化しちゃったけれど、その影響っていえるかなぁ、やっぱり。

で、日程の制限が多かったので、公演数の少ないお能や狂言を悩み、時間の制約の大きい歌舞伎を決めて、残ったところにコレを入れようって思ってたんです。だから、できれば、16日に観たかった…なのに!16日は休演日。となると、あとは仕事帰りに夜の部か、土日か、歌舞伎の昼の部とのハシゴか、しかない。

ので、仕事帰りの今日を選択したんです。

あとね、たまたまこの日のチケットをこまつ座のサイトでみたら最前列の中央通路脇が空いてたから、つい!

いやー、これ、一番前で見なくていいです(笑)見やすいのは、もしかしたら、中央通路のすぐ後ろの列、15列目の真ん中とかじゃないのかな。違うかな。

私は、すぐ前で北村有起哉くんがおもちゃのピアノを弾いたり、目の前でかぶさるように歌ったりするのを堪能したんだけれども、客席を役者たちが走り回るし、星も出るし、ね、後ろの方がストレスが少ないかも。前には前の楽しみもあったけど。

開演前から客席を歩きまわってるしね、猫たち。



面白いし楽しい…けど、それだけじゃない。もちろん、毒もあるし、ちょっと重いのも事実。何よりハッピーエンドじゃないもんね(爆)

なんていうか…貧しくてツライ生活から抜け出そうって決めて、みんなで苦労しながら頑張ってやっと成功する。成功して幸せになる。ただ、選択肢の少ない環境にいればみんなで目的を一つにできるけど、豊かになると利害が一致しなくなる。だから…と、ちょっと乱暴だけども、こんな感じかな。

船出をイメージすると新大陸を目指すアメリカ人の素たちのようにも見えるし、明治維新後の世界に追い付け追い越せの頃の日本がやがて敗戦を迎えるまでとか、あるいは戦後の日本が高度成長期を経てバブル崩壊やリーマンショックを経験するまでとか、いろんな風にとらえられるような。

ともあれ。

次々の流れる曲はとても上機嫌。記憶に残りやすいメロディってこともあって、まだアタマの中を回っています。井上作品、っていうか、こまつ座のお芝居は、だいたいこんな気分になって帰ってくることが多いので、その辺がいいなって思います。うん。

北村有起哉はたっぷり観たし聞いたし、他に粟根まことは好きな感じ。山内圭哉の役は美味しい…儲け役じゃないのかなぁ、これ。木村靖司って初めて見たんだけど、この人は鳴るほどこの役にピッタリのビジュアル。そしてやっぱりベテランの存在って大事…勝部演之が出てきて、ピースが完成したような安心感があったもんな。

こまつ座、今年、いろんなところでいろんな演目が予定されているけど、彩の国以外は行きたいなぁ…





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Last updated  2012.01.13 23:26:06 コメント(2) | コメントを書く
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