三文風信

三文風信

2010.05.13
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いつもより早めに退社し、スーパーでお買い物をして家路についた。
今日はピカタ作って、あさりのお汁。野菜サラダは朝のうちに大量に作ったから大丈夫。
帰ったらすぐに取り掛かろう。
なーんて思いながら、玄関を開けた。

お母さん、ゴメン、寝てた。
焦った娘の声。
???
今頃、彼女の仕事であるお洗濯物をしまってる?
外はすっかり闇の中。
!!!

何やってんのよぉ!

つい、叱っちゃいました。

だって部活やってきて疲れたんだもの。

だから何よ、文化部でしょ。それにまだ体験入部じゃない!本格的にやっている訳じゃないのに、その程度でそのさまは何よ!

言い訳に、更にブチッ!

もういい、そんな子我が家に入りません、出て行きなさい!

嫌だと泣き叫ぶ娘の学生カバンを外に放り出した。
当然娘が拾いに出る。
出たところでカギをかけた!

あー嫌なお母さんだわ。
わかってるんだけどね。

でも彼女はちょっぴり賢かった。
カギ、持っていたのよね。

でも、またまた繰り返す。
今度は鍵を取り返して。

ドアを叩く音、無視!

そのうち静かになった。
息子がそっと外の様子を伺うけれど、どうもいないみたい。

と、近所の人から電話。
◯◯ちゃんがね、お母さんが怖いから一緒に行ってって言っているんだけど。
許してあげたら?

あの娘はぁっ~!

息子を迎えにやり、しっかりお説教。
さすがの娘もぐうたらを反省。
なかなか激しい親子バトルは、今回はご近所さんを巻き込みながら終わったのでありました。

でもね、
今朝はそんなコトも忘れて、のんきに朝寝坊。
またおにぎり作らなきゃ、時間、間に合わないじゃない!
えへへと笑いながら、マイペースに支度を始めた。

子どもたちが出ていき、私も仕事に行こうとした時、娘の同級生のお母さんに会った。

◯◯ちゃんがね、今朝お手紙持ってきたのよ。
弟がスイミングに行っている間に私が帰ってきたら、鍵がないからお邪魔させて下さい。お願いしますって。
本当に良い子だね。しっかりしているよ。
いつでも来てもらっていいからね!

んとに、外面良いんだから!

でもね、ご近所さんとそんな関係でいられる娘は、私でも大したものだと思ってる。
何かあったら逃げ込める家は何軒もあった方がいいし、我が家にはそれがある。
ありがたいこと。

ここに住んでもうすぐ7年になる。
この子たちにはとても環境が良いところ。
ご近所の皆さんが気にしていてくれる。
感謝、です。
同級生のお母さんが助けてくれる。
これまた感謝、です。

本当に、ありがたいね。











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最終更新日  2010.05.13 21:13:57コメント(0) | コメントを書く


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