三文風信

三文風信

2010.05.18
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


空には宵の明星。
昨日よりも高い位置に、ぼやけた三日月。
薄雲に隠れたいささかの星たち。

先週末から、飛鳥資料館でキトラ古墳の四神の一般公開が始まった。
やっとお目見えした朱雀を待ち望んだ人は多いはず。
これで文字どおり、四神の勢揃いだ。

朱雀の発見は大きかった。
高松塚古墳でさえも、朱雀だけは確認されていない。
場所も近いし、描かれているものも似ている。
キトラが発見されてから、ずっと二つは比較されっぱなし。
わかりやすいのかもしれないけれど、そこに眠っていた人にとってはいい迷惑かも。
安らかに眠り賜へ、高貴な魂よ。

壁画で興味深いのは、獣頭人身十二支像。
昨年資料館でレプリカを見たけれど、なんとも不思議。
古より十二支を数えた先人の知恵はそこしれず。
今日まで続く動物たちの連鎖は、気が遠くなるほど長く続いていたってこと。

考えれば考えるほど、7.8世紀への思いが強くなる。

一般公開は6月13日迄。
うふふ、いい感じでスケジュール合いそう。

今度ゆっくりと、方位を司る神々たちと対話をしにいきましょ。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.05.19 01:05:06コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: