ねこっぽ雑記

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2003年10月17日
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15日の夜の部に引き続き今日は昼の部を見てきました。演目は「盟三五大切」(かみかけてさんごたいせつ)と「連獅子」です。

 まずは「盟三五大切」の感想を。この演目を観るのは初めてで、筋書を読んだ感じでは面白そうだったので期待していたのですが、結果として予想以上の見ごたえがありました。これほどの見ごたえを感じるのは久しぶりというほどの見ごたえでした。芸者小万(時蔵)たちに騙された源五兵衛(幸四郎)の心理の描き方がこれでもかというほど深くて、それが見ごたえに通じたんだと思います。よく「鶴屋南北の作品はグロテスクだ」と言われ、「盟三五大切」もまさにそんな作品なのですが、そのグロテスクさも深い思いの裏返しなんだなと感じました。小万たちへの恨みを抱く源五兵衛役の幸四郎さんが不気味な、そしてとてつもなく存在感のある影を帯びていて怖かったです。
 話としてはすごく暗いんだけど深層心理が見えてくるような作品だから本当に面白かったなぁ。また一つ好きな演目が増えました。なんだかもう一度観に行きたい気分です。面白いからもう一度観に行きたいというよりはこの作品を忘れたくないからもう一度観に行きたいという感じがします。

 そしてもう一つは人気演目の「連獅子」。親獅子は團十郎さん、子獅子は松緑さんで、この二人の組み合わせの「連獅子」は初めてだそうです。私は「連獅子」は何度か見ているのですが團十郎さんや松緑さんが踊られるのを見るのは初めて。そしたら今まで見てきた「連獅子」と何かと違うんですよ。長唄が一部カットされていたりだとか間狂言の宗論もダイジェスト版みたいな感じになっていたりだとか。だから「えっ!?~はやらないの!?」ということが何度かあって、正直がっかりしました。それにしても今まで4組の「連獅子」を観てきたんですが、それぞれが違う色を持っているのが面白いです。

 ちなみに。今日歌舞伎座内でNHKの葛西アナウンサーをお見かけました。テレビに映っている時と同じようにニコニコされていたのが印象的でした。
 あと今日は専門学校生らしき団体が観に来ていました。案の定退屈をしてしまった様子。誰かが「19歳が歌舞伎なんて観るもんじゃねえよ」と言っていたのが聞こえました。ある意味名言という気がする……。





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最終更新日  2003年10月19日 14時40分01秒
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